45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第223話 風のウェンディ
「奴らは何が目的なんだ?インダルチャンス王国か?確か戦争を終結し終えてから8年か9年経つな。ガーベージが退位し、戦争終結も意味をなさなくなったか?」
「恐らくそんな所でしょうな。今回はインダルチャンス王国の国情が悪く、ドサクサでここまで勝利したようだが、我が国に一歩でも押し入ろうものなら、吾輩の剣で壊滅させてやるわ!」
・・・・見た事ないけど、将軍なんだろうな?この国の軍事面の中心人物?
「まあそういきり立つな。まだあちらさんの目的がどこにあるかはっきりわからんし、アフェールまで来るか分からんが・・・・ちょっと仕掛けるか?アフェールとインダルチャンス王国の国境の壁を少し奥に移動させて、向こうの意図しないアフェールへの侵略で、こっちの国境に侵入した時点で襲い掛かるとかな。」
・・・・そんなに簡単に国境の壁なんてできないと思うんだけど・・・・
「父さん、どうやって壁を動かすんだい?シラカワにやってもらうのかい?」
「それは考えてる。セアリアス帝国内で一番の土魔術の使い手はシラカワだ。そして、ゲートやら色々便利なアイテム持ちでもあるしな。いざとなれば己の武力で何とかするだろうし。やってくれるよな、シラカワ。」
・・・・おっさん戦争は嫌いだよ・・・・
「はっきり言って戦争は避けたいんだけど、それは駄目なんだろう?後方支援ならまあやってもいいけど、おっさん戦争は全くの素人、知識すらないからどこまで役に立つかは分からないよ。それに、確かに剣術スキルは有用だけど、乱戦になればおっさんあっさり死ぬよ?だから、前線に行くのだけはご免被る・・・というか無理だ、無駄死にする。行くにしてもゲート設置とか、戦闘にならないようなのしか駄目だな。しかもゲート設置するにしても、危険を伴うしな。」
「シラカワ、お前に危険な目には合わさないと約束はできんが・・・・わざわざ危険と予めわかってる場所には行かせはしないよ。ただ、想定外に向こうさんがいて襲ってきた場合は仕方ないが・・・今回は我が娘、息子のS級冒険者も護衛についてくれるし・・・・つーか、そのシラカワ、その美女なんだ?見ない顔だが・・・いや、どこかで見た気が・・・・ああ!お前、風のウェンディか?」
・・・・そんな二つ名があったんか?確かに動きは早かったけど、ウェンディ。
「色々あって今はシラカワさんの所にいます。エルヴィーラと、この・・・けだものとはかなり久しぶりに会ったばかりです。ちょっとけだもの、じろじろ見るな!あ、失礼しました。シラカワさんの護衛なら私が受け持ちますよ?」
「おいおいシラカワ、風のウェンディといえば男嫌いで有名なのに、何でお前の所にいるんだ?見た目はここの誰よりもいいんだがな・・・あのきつい性格がなー!それを、どうやって攻略したんだ!」
「どうにもこうにも、ウェンディ嬢は、我が領内に働きに来てて、たまたま色んな事があって、勝負を受ける事になって、打ち負かし、その時の約束で・・・・おっさんの妻になる事になってるんだけど?」
「まだ妻になるとは決まってないわよ!こんな場所で勝手に話を大きくするな!」
「おうおう、痴話げんかならよそでやってくれ・・・ってマジか!このじゃじゃ馬を手なずけるとは恐るべし!シラカワ!だが・・・・S級冒険者が3人傍に居れば危険もないだろう?色々頼むよ、シラカワ。お、そうだ、ウェンディ、お前インダルチャンス王国から来たんじゃないのか?最近向こうはどうだったんだ?」
「あっちはもう無茶苦茶だったよ。国内は内紛状態だし、さっさと見切りをつけてこっちに向かう連中は後を絶たないし、かくいう私も向こうに嫌気がさしてこっちに来たんだけどさ。だけど・・・まさかシュラハト連邦が戦争をぶり返すとは気が付かなかったよ。恐らく全員。そんなそぶりもなかったし。」
この後、おっさんとはあまり関係なさそうな話が続いて、暫くしてから解散になったよ。
「恐らくそんな所でしょうな。今回はインダルチャンス王国の国情が悪く、ドサクサでここまで勝利したようだが、我が国に一歩でも押し入ろうものなら、吾輩の剣で壊滅させてやるわ!」
・・・・見た事ないけど、将軍なんだろうな?この国の軍事面の中心人物?
「まあそういきり立つな。まだあちらさんの目的がどこにあるかはっきりわからんし、アフェールまで来るか分からんが・・・・ちょっと仕掛けるか?アフェールとインダルチャンス王国の国境の壁を少し奥に移動させて、向こうの意図しないアフェールへの侵略で、こっちの国境に侵入した時点で襲い掛かるとかな。」
・・・・そんなに簡単に国境の壁なんてできないと思うんだけど・・・・
「父さん、どうやって壁を動かすんだい?シラカワにやってもらうのかい?」
「それは考えてる。セアリアス帝国内で一番の土魔術の使い手はシラカワだ。そして、ゲートやら色々便利なアイテム持ちでもあるしな。いざとなれば己の武力で何とかするだろうし。やってくれるよな、シラカワ。」
・・・・おっさん戦争は嫌いだよ・・・・
「はっきり言って戦争は避けたいんだけど、それは駄目なんだろう?後方支援ならまあやってもいいけど、おっさん戦争は全くの素人、知識すらないからどこまで役に立つかは分からないよ。それに、確かに剣術スキルは有用だけど、乱戦になればおっさんあっさり死ぬよ?だから、前線に行くのだけはご免被る・・・というか無理だ、無駄死にする。行くにしてもゲート設置とか、戦闘にならないようなのしか駄目だな。しかもゲート設置するにしても、危険を伴うしな。」
「シラカワ、お前に危険な目には合わさないと約束はできんが・・・・わざわざ危険と予めわかってる場所には行かせはしないよ。ただ、想定外に向こうさんがいて襲ってきた場合は仕方ないが・・・今回は我が娘、息子のS級冒険者も護衛についてくれるし・・・・つーか、そのシラカワ、その美女なんだ?見ない顔だが・・・いや、どこかで見た気が・・・・ああ!お前、風のウェンディか?」
・・・・そんな二つ名があったんか?確かに動きは早かったけど、ウェンディ。
「色々あって今はシラカワさんの所にいます。エルヴィーラと、この・・・けだものとはかなり久しぶりに会ったばかりです。ちょっとけだもの、じろじろ見るな!あ、失礼しました。シラカワさんの護衛なら私が受け持ちますよ?」
「おいおいシラカワ、風のウェンディといえば男嫌いで有名なのに、何でお前の所にいるんだ?見た目はここの誰よりもいいんだがな・・・あのきつい性格がなー!それを、どうやって攻略したんだ!」
「どうにもこうにも、ウェンディ嬢は、我が領内に働きに来てて、たまたま色んな事があって、勝負を受ける事になって、打ち負かし、その時の約束で・・・・おっさんの妻になる事になってるんだけど?」
「まだ妻になるとは決まってないわよ!こんな場所で勝手に話を大きくするな!」
「おうおう、痴話げんかならよそでやってくれ・・・ってマジか!このじゃじゃ馬を手なずけるとは恐るべし!シラカワ!だが・・・・S級冒険者が3人傍に居れば危険もないだろう?色々頼むよ、シラカワ。お、そうだ、ウェンディ、お前インダルチャンス王国から来たんじゃないのか?最近向こうはどうだったんだ?」
「あっちはもう無茶苦茶だったよ。国内は内紛状態だし、さっさと見切りをつけてこっちに向かう連中は後を絶たないし、かくいう私も向こうに嫌気がさしてこっちに来たんだけどさ。だけど・・・まさかシュラハト連邦が戦争をぶり返すとは気が付かなかったよ。恐らく全員。そんなそぶりもなかったし。」
この後、おっさんとはあまり関係なさそうな話が続いて、暫くしてから解散になったよ。
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