45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第194話 商館で嫌な噂が・・・・

中にはもっと違うのをと言ってくる婦人がいてね、金に糸目はつけないみたいで、300万円以上の元手で金貨10000枚とかで売れる時もあるんだよ。驚きのぼったくり価格なんだけどね。
もう宝石だけでいいんじゃないかって思うんだけどね。
おっさんがいなくなった時を考えると宝石だけでは即潰れちゃうからね。

最近では金細工のアイテムも売るようにしてるんだよね。
シラカワ領で産出した金を使って。まあ、こちらも資源が枯渇するまでの限定だけどね。
ただ恐らくおっさんが生きてる間に枯渇はしないだろうって話でね。
なら心配は後の代の領主に考えてもらおう・・・・

そうそう、作業場で従事してくれてた奴隷は全員解放したんだよ。
ただ、是非そのまま雇ってほしいって事だったから、そのままいてもらってるんだよ。
そして常に雇ってほしいってシラカワ領や店に来るみたいだけどね、流石にもう雇用は間に合っていてね。ただ、今後シラカワ領に新たな街ができる可能性は大きいから、希望者には研修してもらっていてね。
なんていうか、誰も断らないんだよ。
そして、どんどんこういった人が来るから住む場所も枯渇しちゃって。
もうおっさん最近は土魔術フル稼働で住居作りまくってるんだよ。
そして、常に精神力の枯渇に悩まされてね。
毎回ポーションを使うんだけど、このポーションの出何処は、マクシム・バララーエフ男爵の所だったりするんだよね。
バララーエフ男爵はおっさんにポーション売り込む傍ら、娘を押し込んできてね。
結果的にはおっさんの部下?のカルダー男爵の所に嫁いだけど、関係は良好になってね。
おっさんポーション作ってもいいんだけど、なかなか面倒だし、作るのは控えてるんだよね。
持ちつ持たれつの関係も大事だし?

そしておっさんたまに情報収集に商館を訪ねるんだけど、そこで居合わせた商人から良からぬ噂を聞いちゃったんだよね。

かつておっさんを召喚し、スキルを強奪しようとたくらんでたインダルチャンス王国に関してなんだけど・・・・
まあ半分おっさんのせいもあるけど、今はメーネアの弟が暫定的に統治してるはずなんだけど、これが上手くいってなく、内紛になりそうって話でね。
あんな国ほっとけばいいって思っちゃったりするけど、国に住んでいる国民には関係ない話でね。
多くの人民の命が危険にさらされるかもしれなくって、おっさんちょっと心配なんだよね。
この事態を招いたのは国王を含めた愚か者の所為なんだけど、それに国民が巻き込まれるとなると話は違ってね。
暫くは情報を収集しないといけないかなあ、と。

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