45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第184話 色々考えていてくれてるんだなあ
異世界に召喚されて、実際に戻ってきてない人が多数いる中でのおっさんの行動。
精神的に不安定になってるってどうやら妻は気が付いてくれててね。
”息子が産まれてからご無沙汰しちゃってるもんね”
とか、
”こうちゃんが生きててくれるだけでいいんだよ?”
とか、
”あまり無理しすぎないでね”
って言ってくれるんだよ。
内心、夫が他の女性を抱いて、しかも妊娠させちゃってるんだから、怒って当然なんだけど、そこを我慢してくれてるんだよ、この特殊な状況があってね。
ごめんね。おっさん弱かったよ。
いずれ香苗ちゃんとは、もし戻れたらどうするか相談しないとね。
日本にいる限りおっさんとは結婚できないし。
向こうの親御さんも怒るだろうな・・・・。
そう思ってたら、ふいにカトリーンが声をかけてきた。
「主よ、どうしたのじゃ?何やら思い詰めておる様じゃが?」
「ああ、カトリーン、すまないね、色々思う所があってさ・・・・」
「向こうにおる”正妻”殿の事かえ?」
「ああ、まあそうなんだけどさ、こっちと向こうの世界の価値観の違いというか、日本じゃ一夫多妻制とかは考えられないからさ。」
「何じゃその事か。もし”正妻”殿と話す機会があれば皆ひたすら主を擁護し、”正妻”殿には誠心誠意話をし、頭を下げる事になるはずじゃ!」
「うーん、エルヴィーラとか皇帝の娘だけど、頭を下げるかな?」
「その事なら心配無用じゃ。主が意識を失しておる間に、皆でよくよく話し合ったからの。」
「知らんかった・・・・」
「特に香苗殿は主と同郷ゆえ状況が理解できておるのであろう。本来は私はご主人さまに抱かれてはいけなかった、日本に戻ればご主人さまの迷惑にもなるし、悩み事にもなる。ただ、あの状況で私はご主人さまに抱かれずにはいれなかったの、ごめんね、と言うておったぞ。」
・・・・やはり香苗ちゃんも精神的に不安だったんだな。
よくあるもんね、こういった特殊な状況で結ばれる男女って。
「そしてな、妾もそうなのじゃが、何故か主に引きつけられるものがあってのう。香苗殿も言っておったが、日本では不倫?はよくない事だし、私も理解しているし不倫はしたくないけど、ご主人さまには何故かそういった考えを無視してでも抱かれたくなる何かよく分からない気持ちが強くなったの。とな。他の女子もそうじゃ。無論、強くて身分もあって魅力もあれば引手あまたなんじゃがな。しかしながら、妾もどうして主にここまで惹かれてしもうたのか今一よくわからんのじゃ。もしかして所持しておるスキルのせいかのう?」
「よくわからないけど、魅了?使った覚えはないんだけどね。」
「魅了のスキルとは違うのう。魅了のスキルはきちんと使用する意思がないと発動せんものじゃからな。」
・・・・ここでおっさんがかなり気になっていた事実が発覚。
おっさんがこんなにモテモテになったのは魅了のせいじゃなかったんだね。ちょっと安心。
じゃあ、何が原因でこうなったのかってのがはっきりしないよね。
ただ、一部怪しい薬でおっさんの意思とは無関係で事が起こった事案があるけど。
「まあ、主も思う所はあるじゃろうが、しかも主と妾らはまだでおうて2年と経っておらんからのう、正妻殿ほどの信頼関係はなかろうが、それでも妾らを信頼してほしいものじゃな。」
・・・・カトリーン、は聡いな。
こういう気配りのできる女性、おっさん魅力を感じるんだよね。
そして、日本と異世界の常識の違いに未だに慣れないなあ。
こうして話していると、大塚さんがやってきてね。
「白河さん、オリアーナさんが産気づいてきたよ。そろそろ来てあげて。」
そう、オリアーナが出産間近なんだよ。
そして似た時期にエルヴィーラも、その後もう少し離れてロートレック公爵の娘3人が出産予定なんだよね。
日本にいる息子と娘は自分に兄弟、が姉妹が沢山できると知ったらどんな気持ちになるだろう・・・・。
そんな事を考えながら書斎にいたおっさん達は館の中にある病院?に向かったよ。
精神的に不安定になってるってどうやら妻は気が付いてくれててね。
”息子が産まれてからご無沙汰しちゃってるもんね”
とか、
”こうちゃんが生きててくれるだけでいいんだよ?”
とか、
”あまり無理しすぎないでね”
って言ってくれるんだよ。
内心、夫が他の女性を抱いて、しかも妊娠させちゃってるんだから、怒って当然なんだけど、そこを我慢してくれてるんだよ、この特殊な状況があってね。
ごめんね。おっさん弱かったよ。
いずれ香苗ちゃんとは、もし戻れたらどうするか相談しないとね。
日本にいる限りおっさんとは結婚できないし。
向こうの親御さんも怒るだろうな・・・・。
そう思ってたら、ふいにカトリーンが声をかけてきた。
「主よ、どうしたのじゃ?何やら思い詰めておる様じゃが?」
「ああ、カトリーン、すまないね、色々思う所があってさ・・・・」
「向こうにおる”正妻”殿の事かえ?」
「ああ、まあそうなんだけどさ、こっちと向こうの世界の価値観の違いというか、日本じゃ一夫多妻制とかは考えられないからさ。」
「何じゃその事か。もし”正妻”殿と話す機会があれば皆ひたすら主を擁護し、”正妻”殿には誠心誠意話をし、頭を下げる事になるはずじゃ!」
「うーん、エルヴィーラとか皇帝の娘だけど、頭を下げるかな?」
「その事なら心配無用じゃ。主が意識を失しておる間に、皆でよくよく話し合ったからの。」
「知らんかった・・・・」
「特に香苗殿は主と同郷ゆえ状況が理解できておるのであろう。本来は私はご主人さまに抱かれてはいけなかった、日本に戻ればご主人さまの迷惑にもなるし、悩み事にもなる。ただ、あの状況で私はご主人さまに抱かれずにはいれなかったの、ごめんね、と言うておったぞ。」
・・・・やはり香苗ちゃんも精神的に不安だったんだな。
よくあるもんね、こういった特殊な状況で結ばれる男女って。
「そしてな、妾もそうなのじゃが、何故か主に引きつけられるものがあってのう。香苗殿も言っておったが、日本では不倫?はよくない事だし、私も理解しているし不倫はしたくないけど、ご主人さまには何故かそういった考えを無視してでも抱かれたくなる何かよく分からない気持ちが強くなったの。とな。他の女子もそうじゃ。無論、強くて身分もあって魅力もあれば引手あまたなんじゃがな。しかしながら、妾もどうして主にここまで惹かれてしもうたのか今一よくわからんのじゃ。もしかして所持しておるスキルのせいかのう?」
「よくわからないけど、魅了?使った覚えはないんだけどね。」
「魅了のスキルとは違うのう。魅了のスキルはきちんと使用する意思がないと発動せんものじゃからな。」
・・・・ここでおっさんがかなり気になっていた事実が発覚。
おっさんがこんなにモテモテになったのは魅了のせいじゃなかったんだね。ちょっと安心。
じゃあ、何が原因でこうなったのかってのがはっきりしないよね。
ただ、一部怪しい薬でおっさんの意思とは無関係で事が起こった事案があるけど。
「まあ、主も思う所はあるじゃろうが、しかも主と妾らはまだでおうて2年と経っておらんからのう、正妻殿ほどの信頼関係はなかろうが、それでも妾らを信頼してほしいものじゃな。」
・・・・カトリーン、は聡いな。
こういう気配りのできる女性、おっさん魅力を感じるんだよね。
そして、日本と異世界の常識の違いに未だに慣れないなあ。
こうして話していると、大塚さんがやってきてね。
「白河さん、オリアーナさんが産気づいてきたよ。そろそろ来てあげて。」
そう、オリアーナが出産間近なんだよ。
そして似た時期にエルヴィーラも、その後もう少し離れてロートレック公爵の娘3人が出産予定なんだよね。
日本にいる息子と娘は自分に兄弟、が姉妹が沢山できると知ったらどんな気持ちになるだろう・・・・。
そんな事を考えながら書斎にいたおっさん達は館の中にある病院?に向かったよ。
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