45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第181話 どうやら日本からは簡単にゲートの穴が広げられる?

うーん、ゲートを使って日本に行こうとすると大きな問題が・・・・

①物理的に通れる大きさじゃない・・・・

②無理に通ろうとすると致命的な大怪我を負う

③精神力がどういう訳か恐ろしい勢いで減っていく・・・しかも本人認識できてない・・・・



本当は試したい事があるけど、これはやっちゃいけないんだよね。

本当はね、日本からゲートを使ってこっちに来てもらう・・・と。

おっさんの仮説だけど、たぶん無事にこちらに着くんじゃないかと。

もし何らかの違和感があればその違いを知りたいし。

ただね・・・・取り返しのつかない事態になっちゃ大変だからね。

もうおっさん何度この誘惑に負けそうになったか。



そしてさらに1月が経ち、おっさんもう一度試す事にしたんだよ。

もし物理的に通っても、怪我と精神力の枯渇と言う問題が残ってるけど。



今回は夜叉の3人とアルフォンシーナ・アメリータ・カトリーンに来てもらってね。

まあこれだけ来てもらっても気休めなんだけどね、もう一度チャレンジをする事に。

おっさんまた収納カバンにいくつかポーションを入れて、ゲートに腕を突っ込んで妻に手渡ししてね。

念の為すぐにポーション使えるようにしてもらおうかと。

そして今度は向こうと繋がるゲートでおっさん、大きな物体と共に移動してみてね。

ここまでは上手くいったんだけど、おっさんはおろか物体も向こうにいけない。

そして今度はとがった物体を見えない壁に突き刺したんだけど、これも駄目。

おっさん駄目元だったから、あー駄目かって思ってたんだけどね、ここで息子が段ボールで遊んでたみたいでね、人が入れるほどの大きさの奴、それを引っ張って遊んでいたのかその段ボールをゲートに近付けてきてね、妻がちょうど反対側にいたもんだから気が付かなかったらしいんだけど、その段ボールで作ったドア付き?の家・・・屋根はないけどね(笑)

それがやすやすとおっさんの所に来ちゃってね。

驚いてるおっさんをよそになんとその段ボールハウス?の中に息子が入ってきて、そしてよりにもよってゲート側の段ボールハウス?の出入り口から這って現れたんだよ。

気が付いた娘が追いかけてきちゃって、息子を引きずって出そうとしたんだけどね、結果的に娘もこっちにきちゃってね。

しかたないのでおっさん、息子を抱きしめて、無理やり段ボールハウス?に押し込んで外に出してね。

娘も息子を追いかけるようにして無事外に出たんだけどね・・・・

気が付いたらおっさん、外に出れたんだよ!

あれ?何ともない?

おっさん失念してたけど、もしかして日本側からなら双方向の異世界と通じるゲート、物理的に大きな穴をあけられる?

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