45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第165話 おっさん、粗相をした人たちへのお詫びをする

おっさんね、今回の襲撃者達にスキルを使い、奴隷にしたんだけど、おっさん的には単なる捕虜みたいな、捕まえただけなんだけど、犯罪者を奴隷にしたのだから、この襲撃者は既におっさんの物らしい・・・・
いや、人だからね、人!
カトリーンなんかは
「主よ、主よりテイムを受けた妾じゃから言うがのう、テイムも奴隷もそれを所有しておるのは主なのじゃ。つまり、テイム、奴隷化に成功した時点でもう人ではなくなり、主の所有物。妾の場合、主が飼い主になったという事なのじゃ!」

エー何それ怖い・・・・人を所有するとか、人化するドラゴン・・・・・いや、ドラゴン化する人?を飼うとか、その感覚が分からん・・・・
「なあ、カトリーン、飼うというのはペットだよな?普通ペットとはエッチしないと思うんだけど?」
「何を言うておる、それはドラゴンの姿の時じゃ!もう人の姿の時は主の妻ぞ!」
・・・・絶対矛盾してただろ、カトリーン。
それを強引に否定しやがったな。
まあ、かなりおっさんの事を色々・・・・オリアーナと同じぐらいサポートしてくれてるからなあ。
「まあカトリーンよ、色々感謝しているよ。」
「おお!主より褒めてもろうたのは初めてじゃのう!妾は嬉しいぞ!さあ、この気持ちを顕すのはここでは無理じゃ!いざ!ベッドへ!!」
・・・・へっ?何でこうなる?ちょ!カトリーン力強い!引きずらないで・・・・

数時間後、艶々としたカトリーンと、げっそりとしたシラカワ辺境伯の目撃情報がそこかしこであったそうな・・・・

・・・・
・・・
・・


脱線しちゃったね。
そう、今回の襲撃者はもうおっさんのもの。呪いも解呪できたから、洗いざらい喋ってもらって、今はおとなしくおっさんの指示を待ってるんだよ。どうするかね・・・・。

さて、帝都なんだけどね、予めロニーさんが今回の下剤入り作物の購買者を密かに全員確認させててね。
かなりの人数をモーヴェ商会の付近に、そして、店員として潜入させていて。そのおかげで誰が購入していったかすべて把握してたんだよ。
何でかって?やっぱり無関係の人を巻き込むのは気が引けるからね。
かといって、その購入した物は下剤入りですよって言っても怪しさ満点、何で知ってるのって事になるからね。だから申し訳ないけど、食べてもらう事に。
ただね、飲食店の人が店で提供しないように、店で食べさせたら誰が食べたか分からなくなるからね。
わざわざロニーさんが購入した倍の金額で買い取り、別のおっさんが用意していた良品と取り換えてもらったんだよ。
胡散臭そうにしてたけど、どう見ても損をしないから皆喜んで交換してくれたよ。

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