45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第146話 ロートレック公爵領の取引先
おっさんふと思ってね、ロートレック公爵領で収穫した農作物はどうやって売ってるんだろうってね。
今までどこかの商人なり商会なりが買い取ってるんじゃないかって、それとも日本みたいに農〇があるのかな?兎に角今まで何かしらのルートがあったと思うんだけど、それとは別におっさんに頼んでるんだよね。
まあ取り敢えず3人に落ち着いてもらってからだね。
意図的に言わなかったのか失念してるのか。
「リュシエンヌ落ち着いた?」
そういいながらおっさん、3人に異世界売買で何故か売ってた本格的なコーヒーがあったので、それを購入して飲んでもらってるんだよね。
「シラカワさまありがとうございます。」
まだあまり大丈夫そうには見えないけどね・・・・。
「このお飲み物は何でしょう?少し苦みがりますが、すごく落ち着きます・・・・」
おっさん、夏の糞暑い日でもホットコーヒーなのよ。アイスもいいんだけどね、やっぱホット!ってね。
「コーヒーっていう飲み物だよ。おっさんの店ならさらにおいしく淹れられるよ。」
「このような飲み物が存在しているのですね、流石はシラカワさまです。」
「私も飲んだ事ないよ!それにこの砂糖を入れるとすごく甘くなっておいしい!」
「これは何かの乳でしょうか?まろやかになりますね。」
三者三様の感想だね。
ちなみにおっさん、牛乳淹れて砂糖入れる派だよ。
「牛乳だよ。牛っている?」
「農作業用に飼育してはおりますが、もしかして牛の乳を飲むのでしょうか?」
あれ?飲まないのかなっていうか、ホルスタイン種だっけ?農耕用のは違う種類だからな・・・・。
「牛の乳を採取するために飼育してる牛がいてね、その乳を飲んでたよ。」
「そのような事があるのですね、知りませんでしたわ。」
「じゃあ何かの乳を飲むとか無いの?」
「動物の乳をでしょうか?聞いた事もありませんわ。」
うーん、おっさん異世界売買で買ってるから気が付かなかったけど、そういう文化がないのか、飲むのに適してないのか、うーんこの辺りも考えないといけないなあ。
あ、折角こういう話してるんだ、聞いとこう。
「まあ乳の話はこれぐらいかでいい?あのさ、おっさん疑問に思ってる事があるんだけどね、ロートレック公爵領での収穫物はどうやって取引してるの?」
「はい、ロートレック公爵領では基本モーヴェ商会が農作物もそうなのですが、他の産物も全て引き受けておりますわ。」
・・・・あー何となく想像つくわー、あんまりよろしくない商会なんじゃない?
ぼったぐられてるとか、騙されてるとか、買い叩かれてるとか。
「モーヴェ商会って?おっさん知らないんだけど?」
トレイナー商会なら知ってるんだけどね。この辺りはロニーさんに聞くかオリアーナに聞いてみようかな?
「あっ!」
リュシエンヌらしくない驚いたような声だね。
「申し訳ございません、シラカワさま。何やら少し私共の思っていることが伝わっておられないと感じていたのですが、得心いたしました。ロートレック公爵領での取引がモーヴェ商会を通じて行っているというのは周知の事実と思っておりましたが、それはあくまでロートレック公爵領に暮らす民の常識ではあっても、シラカワさまのような異国より来られた方には知る由もないという、その事を失念いたしておりましたわ。」
あーやっぱりそういう事ね。でも何で一つの商会が一手に引き受けてるんだ?複数の商会を使えば競争原理が働いてもっと良い取引もできるんじゃないのかな?
「もしかして、モーヴェ商会だけが取引先?」
「シラカワさまの仰りたい事は何となくお察しいたします。ロートレック公爵領ではモーヴェ商会のみが取り引き相手ですわ。」
「なんで一つだけ?」
「何でも昔、祖父がモーヴェ商会にかなりお世話になったとかで、父の代でもその恩の為かモーヴェ商会のみとの取引を続けているようなのです。」
おじいさん、いかんやん、そんな事しちゃあ。モーヴェ商会としては上手い事取りこめたんだろうけどね。
「リュシエンヌとしては、今のこの取引が気に入らない?」
「私は・・・モーヴェ商会にはあまりよい印象はありません。むしろ取引を止めて別の商会にと思っている所です。」
「それがおっさんの所?」
「はい、もちろん、シラカワさまとのみの取引が理想なのですが、シラカワさまお一人ではそれも限界がおありではないでしょうかと思うのです。ここでシラカワさまが懇意にされて・・・・実質トレイナー商会の店のような立場のシラカワさまのお店なので・・・・トレイナー商会に今後の取引を希望したい、というのが私の今の率直な気持ちなのです。」
おっさんがトレイナー商会に頼むのは簡単だけどね、モーヴェ商会…知らないけど…と揉めるんだろうね、これって。
「うーん、難しいね。事はおっさん個人の話ではないよね?商会同士を巻き込んだ大変な事態になりそうだよね。」
「シラカワさまごめんなさい、巻き込んでしまって。ですが、私にはシラカワさまのご厚意にすがるしかないのでございます。」
・・・・巻き込まれ決定かよ!
まだどうするか決めてないよ・・・・
でも、ご厚意って・・・・
「引き受ける断るの以前に、モーヴェ商会の事をもっと知りたいんだけど?」
兎に角情報収集だな。
今までどこかの商人なり商会なりが買い取ってるんじゃないかって、それとも日本みたいに農〇があるのかな?兎に角今まで何かしらのルートがあったと思うんだけど、それとは別におっさんに頼んでるんだよね。
まあ取り敢えず3人に落ち着いてもらってからだね。
意図的に言わなかったのか失念してるのか。
「リュシエンヌ落ち着いた?」
そういいながらおっさん、3人に異世界売買で何故か売ってた本格的なコーヒーがあったので、それを購入して飲んでもらってるんだよね。
「シラカワさまありがとうございます。」
まだあまり大丈夫そうには見えないけどね・・・・。
「このお飲み物は何でしょう?少し苦みがりますが、すごく落ち着きます・・・・」
おっさん、夏の糞暑い日でもホットコーヒーなのよ。アイスもいいんだけどね、やっぱホット!ってね。
「コーヒーっていう飲み物だよ。おっさんの店ならさらにおいしく淹れられるよ。」
「このような飲み物が存在しているのですね、流石はシラカワさまです。」
「私も飲んだ事ないよ!それにこの砂糖を入れるとすごく甘くなっておいしい!」
「これは何かの乳でしょうか?まろやかになりますね。」
三者三様の感想だね。
ちなみにおっさん、牛乳淹れて砂糖入れる派だよ。
「牛乳だよ。牛っている?」
「農作業用に飼育してはおりますが、もしかして牛の乳を飲むのでしょうか?」
あれ?飲まないのかなっていうか、ホルスタイン種だっけ?農耕用のは違う種類だからな・・・・。
「牛の乳を採取するために飼育してる牛がいてね、その乳を飲んでたよ。」
「そのような事があるのですね、知りませんでしたわ。」
「じゃあ何かの乳を飲むとか無いの?」
「動物の乳をでしょうか?聞いた事もありませんわ。」
うーん、おっさん異世界売買で買ってるから気が付かなかったけど、そういう文化がないのか、飲むのに適してないのか、うーんこの辺りも考えないといけないなあ。
あ、折角こういう話してるんだ、聞いとこう。
「まあ乳の話はこれぐらいかでいい?あのさ、おっさん疑問に思ってる事があるんだけどね、ロートレック公爵領での収穫物はどうやって取引してるの?」
「はい、ロートレック公爵領では基本モーヴェ商会が農作物もそうなのですが、他の産物も全て引き受けておりますわ。」
・・・・あー何となく想像つくわー、あんまりよろしくない商会なんじゃない?
ぼったぐられてるとか、騙されてるとか、買い叩かれてるとか。
「モーヴェ商会って?おっさん知らないんだけど?」
トレイナー商会なら知ってるんだけどね。この辺りはロニーさんに聞くかオリアーナに聞いてみようかな?
「あっ!」
リュシエンヌらしくない驚いたような声だね。
「申し訳ございません、シラカワさま。何やら少し私共の思っていることが伝わっておられないと感じていたのですが、得心いたしました。ロートレック公爵領での取引がモーヴェ商会を通じて行っているというのは周知の事実と思っておりましたが、それはあくまでロートレック公爵領に暮らす民の常識ではあっても、シラカワさまのような異国より来られた方には知る由もないという、その事を失念いたしておりましたわ。」
あーやっぱりそういう事ね。でも何で一つの商会が一手に引き受けてるんだ?複数の商会を使えば競争原理が働いてもっと良い取引もできるんじゃないのかな?
「もしかして、モーヴェ商会だけが取引先?」
「シラカワさまの仰りたい事は何となくお察しいたします。ロートレック公爵領ではモーヴェ商会のみが取り引き相手ですわ。」
「なんで一つだけ?」
「何でも昔、祖父がモーヴェ商会にかなりお世話になったとかで、父の代でもその恩の為かモーヴェ商会のみとの取引を続けているようなのです。」
おじいさん、いかんやん、そんな事しちゃあ。モーヴェ商会としては上手い事取りこめたんだろうけどね。
「リュシエンヌとしては、今のこの取引が気に入らない?」
「私は・・・モーヴェ商会にはあまりよい印象はありません。むしろ取引を止めて別の商会にと思っている所です。」
「それがおっさんの所?」
「はい、もちろん、シラカワさまとのみの取引が理想なのですが、シラカワさまお一人ではそれも限界がおありではないでしょうかと思うのです。ここでシラカワさまが懇意にされて・・・・実質トレイナー商会の店のような立場のシラカワさまのお店なので・・・・トレイナー商会に今後の取引を希望したい、というのが私の今の率直な気持ちなのです。」
おっさんがトレイナー商会に頼むのは簡単だけどね、モーヴェ商会…知らないけど…と揉めるんだろうね、これって。
「うーん、難しいね。事はおっさん個人の話ではないよね?商会同士を巻き込んだ大変な事態になりそうだよね。」
「シラカワさまごめんなさい、巻き込んでしまって。ですが、私にはシラカワさまのご厚意にすがるしかないのでございます。」
・・・・巻き込まれ決定かよ!
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