45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第135話 おっさん、オリアーナと店の相談をする

おっさん、気が付いたら昼だったよ。

あれ?どうしてたっけ?

まあいいか・・・・そうだ、エルヴィーラだ。

今度から気を付けよう・・・・

以前は二人っきりじゃなかったからね、きっとエルヴィーラ遠慮してたんだろう。

昨日はずっと2人きりだったからね・・・・



おっさん、遅めの昼食を取った後、お店に行く事に。

メーネアちゃんと香苗ちゃんは身重だからね、自宅にいるんだよね。

オリアーナも店の事任せてるから、基本店だし。

大塚さんもね、救出した2人と、今は身重の2人も見てもらってて、自宅にいるんだよね。



あ、そういえば、15歳の少年2人はもう既に旅立っていてね、おっさん旅立ち前に、収納カバンをプレゼントしたんだよね。

既に剣2本と鎧・・・鎧は拾い物か・・・渡してるし、十分だよね?

それと、ゲートをね、各々に渡しといたんだよね。

緊急脱出用にシラカワ領に設置してるのが一つと、各々自由に設置できるように2組ずつね。

緊急脱出しちゃったら、向こうにゲートの片割れが残っちゃうけど、もう一方の方でゲートの管理できるから、どちらかをオフにしちゃえば使えないんだよね。だから下手に放置して招かれざる客が来ないような対策もしてあるしね。



シラカワ領には、ゲート部屋を設けてるんだよね。

沢山のゲートを設置して、どれがどこの行き先かきちんと明記しててね。

まあいずれはこういうのは各地に設ける事になるんだろうけどね。

屋根がないと野ざらしだし、ゲートの先が土砂降りとかだったらシャレにならないしね。



そうそう、アルフォンシーナと娘のアメリータは教会へ行ってるんだよね。

シラカワ領にも教会を設置したいからって準備してるんだよね。



ファートとサージュは、なんだかんだで一度エルフの里に向かうらしくってね、何やら秘薬がどうのこうのって言って、それを取りに行くらしくって、十六夜と月女、紅渚を連れて行っちゃったよ。

勿論、ゲート渡しといたんだよね。

そのエルフの里にもおっさんちょっと行ってみたい気がしてね。

それに帰りが楽だろうしね。



残ってくれたのはカトリーンで、おっさんの護衛をしてくれるって言って始終おっさんの所にいてくれてるよ。

「妾は飛ぶのだけが取柄ではないぞよ?」

とか言ってね。



そしておっさんが戻ってからはオリアーナとカトリーンとエルヴィーラが代わる代わる夜に寝所に来ちゃってね。

スキル”絶倫”がなければおっさん干からびてたよ。



そして朝になると、大塚さんが

「おはよう ございます ゆうべは おたのしみでしたね。」

と言うんだよ。

その通りだけど、何だよそのどっかで聞いたような挨拶は?





昼前に、帝都にいたロニーさんが顔を出してくれてね。

どうやら職人のシラカワ領への移民についてなんだけどね。

何やら使用人や侍女たちの噂がもう職人たちにも広まってるらしく、希望者が多数に上るらしくてね。

皇帝がどうするか頭を悩ませてるらしいんだよね。

尤も、店を構えてる職人は今まで通りに残るんだけど、徒弟たちはそうじゃなくってね。

特に独り立ちできる腕の持ち主はこぞってシラカワ領への移民を希望していて、腕に自信のある連中は既に徒党を組んでシラカワ領へ向かってるらしくってね。

そして、貴族に仕えていた侍女達や、貴族の館に勤めていた使用人達。

待遇のいい貴族の場合はそうでもないんだけど、扱いの酷い貴族の所は軒並みシラカワ領への再就職?の希望が出ていてね。

なまじ貴族の問題になるから、これが特に頭を悩ませてるらしくってね。

おっさん的には、待遇が悪いのが問題じゃね?となるんだけど、

今まで扱いの悪かった侍女や使用人たちの待遇、境遇は酷いか低いのが当たり前でね、おっさんの扱いが特別らしくってね・・・・。

そんなの知らんがな・・・・

トラブル臭がプンプンしてるな。

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