45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第94話 おっさん、オリアーナとゲートについて考える
翌日朝の早い時間、オリアーナを見かけたので、おっさんの工房に来てもらったよ。
で、ゲートを見せて、意見を聞いたんだけどね。
「ご主人さま、いっその事ギルドカード使ってゲート動かせれない?」
「オリアーナ、どうしてカード?」
「あたいが思うに、これってすごく便利なんだけど、絶対悪用する奴が出てくると思うんだよね。」
「うんうん。」
「ゲート利用するのにギルドカート使えば、誰が何時どのゲート使ったかわかるしね、悪用しても捕まりやすいでしょ?」
流石はオリアーナ、商人なだけあって、目線が違うよ。
「じゃあついでに表示プレートくっつけて、表示プレートにカードかざして、使うようにしようか。」
こうして改良双方向ゲートは完成した。
おっさん、これの応用で、ゲートを複数用意して、カードで行き先を選べるのも作ってみたんだけどね・・・・できたし、使えるんだけどね・・・・思いっきり失敗しちゃったよ。
何故って、一度に使用する魔石の量が半端じゃなく、精神力の場合、一度使えばもう身動きできなくなるほど消耗してね。ありていに言えば燃費が悪すぎて、たぶん双方向ゲートの100倍のエネルギー消費なんだよね。
これは暫くお蔵入りで、後々改良してみよう。
「これ売れるかな?」
「ご主人さま、売るのは考えたほうが良いとあたいは思うよ。」
「えー折角できたのに売らないの?」
「ううん、違うの。これは、どこか特定の場所に設置して、利用者はその場所に赴くようにするの。そうすると、設置場所は人の集まる場所になるだろうし、管理も必要になるし、それなら管理は国がしちゃったほうが良いのかなって思うのね。」
「ほうほう。」
「で、ここからが本題なんだけど!」
「えっ!さらに何があるの?」
「ゲートを使うのに、使用料を払ってもらったらと思うんだよね。国にも収入になるし。」
「いいねえ!」
「それでね、ここが肝心なのだけれど、ご主人さまはゲートを国に売って終わりではあんまりなものだと思うから、1割とか2割とかね、料金のうちの一部をご主人さまが貰うのよ!」
「えーなんか著作権料みたいな感じだなあ。」
「著作権料?」
「ああ、向こうにあったんだよ。最初に作った人にその権利があってね、後からその権利を使いたい人はその人にいくらか使用料を払うってね。」
「へー、便利な制度が向こうにはあるんだね!じゃあ、ゲートを国に渡しちゃって、その使用料の一部をご主人さまが受け取れば・・・・凄い!あたい、自分で言っといてなんだけど、物凄くお金になりそうな予感がするよ!しかもね、表示プレート使えば、どれだけ使ったかも分かっちゃうし、誤魔化しがきかないし!」
おおお!何か凄い事になっちゃってるぞ!これって相当儲かるよな?
今まで誰も使わなかったんだろうか?
「なあオリアーナ、今までこんなゲートってなかったの?」
「ゲートはあったのはあったんだけどね、移動距離が短かったのよね。その割に凄い金額かかっちゃうし。結局誰も使わなかったわね。でも、今回のは、絶対普及するわ!商人の勘がそう言ってるのよ!!」
何かオリアーナ、熱く語ってるよ!
さしあたってはこの街と皇帝のいる城付近に設置して試してみる感じかな。実際どの距離まで使えるとかはこれから試してみないといけないしね。
「今日は色々忙しいから、改良は夜にやってみるよ。また明日の朝、来てくれない?」
「勿論よ!朝と言わず夜も一緒に色々頑張っちゃうよ!」
いやあ、色々頑張っちゃったら、改良できないんじゃない?ほどほどにね。
          
で、ゲートを見せて、意見を聞いたんだけどね。
「ご主人さま、いっその事ギルドカード使ってゲート動かせれない?」
「オリアーナ、どうしてカード?」
「あたいが思うに、これってすごく便利なんだけど、絶対悪用する奴が出てくると思うんだよね。」
「うんうん。」
「ゲート利用するのにギルドカート使えば、誰が何時どのゲート使ったかわかるしね、悪用しても捕まりやすいでしょ?」
流石はオリアーナ、商人なだけあって、目線が違うよ。
「じゃあついでに表示プレートくっつけて、表示プレートにカードかざして、使うようにしようか。」
こうして改良双方向ゲートは完成した。
おっさん、これの応用で、ゲートを複数用意して、カードで行き先を選べるのも作ってみたんだけどね・・・・できたし、使えるんだけどね・・・・思いっきり失敗しちゃったよ。
何故って、一度に使用する魔石の量が半端じゃなく、精神力の場合、一度使えばもう身動きできなくなるほど消耗してね。ありていに言えば燃費が悪すぎて、たぶん双方向ゲートの100倍のエネルギー消費なんだよね。
これは暫くお蔵入りで、後々改良してみよう。
「これ売れるかな?」
「ご主人さま、売るのは考えたほうが良いとあたいは思うよ。」
「えー折角できたのに売らないの?」
「ううん、違うの。これは、どこか特定の場所に設置して、利用者はその場所に赴くようにするの。そうすると、設置場所は人の集まる場所になるだろうし、管理も必要になるし、それなら管理は国がしちゃったほうが良いのかなって思うのね。」
「ほうほう。」
「で、ここからが本題なんだけど!」
「えっ!さらに何があるの?」
「ゲートを使うのに、使用料を払ってもらったらと思うんだよね。国にも収入になるし。」
「いいねえ!」
「それでね、ここが肝心なのだけれど、ご主人さまはゲートを国に売って終わりではあんまりなものだと思うから、1割とか2割とかね、料金のうちの一部をご主人さまが貰うのよ!」
「えーなんか著作権料みたいな感じだなあ。」
「著作権料?」
「ああ、向こうにあったんだよ。最初に作った人にその権利があってね、後からその権利を使いたい人はその人にいくらか使用料を払うってね。」
「へー、便利な制度が向こうにはあるんだね!じゃあ、ゲートを国に渡しちゃって、その使用料の一部をご主人さまが受け取れば・・・・凄い!あたい、自分で言っといてなんだけど、物凄くお金になりそうな予感がするよ!しかもね、表示プレート使えば、どれだけ使ったかも分かっちゃうし、誤魔化しがきかないし!」
おおお!何か凄い事になっちゃってるぞ!これって相当儲かるよな?
今まで誰も使わなかったんだろうか?
「なあオリアーナ、今までこんなゲートってなかったの?」
「ゲートはあったのはあったんだけどね、移動距離が短かったのよね。その割に凄い金額かかっちゃうし。結局誰も使わなかったわね。でも、今回のは、絶対普及するわ!商人の勘がそう言ってるのよ!!」
何かオリアーナ、熱く語ってるよ!
さしあたってはこの街と皇帝のいる城付近に設置して試してみる感じかな。実際どの距離まで使えるとかはこれから試してみないといけないしね。
「今日は色々忙しいから、改良は夜にやってみるよ。また明日の朝、来てくれない?」
「勿論よ!朝と言わず夜も一緒に色々頑張っちゃうよ!」
いやあ、色々頑張っちゃったら、改良できないんじゃない?ほどほどにね。
          
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