45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第85話 おっさん一行、空の旅を船で満喫する

空なのに船の旅?



そう、おっさん、どうやってドラゴンのカトリーンに運んでもらうか考えて、適当な台車に椅子くっつけたんだけど、重みに台車が耐えられず、壊れてね。

仕方ないのでとりあえず何か探したら、異世界売買で船見つけてね。

ヤ▼ハのS〇310という船でね。かっこよいし10人乗れるしね。

今回のが使い終われば海とかでも使えると思い、奮発しちゃったんだよね。

金貨2000枚・・・・まあ、沢山金あるから、景気良く。

で、早速カトリーンに持てるか試してもらったら、問題なく持てるんだとか。

よくこんなのと戦って勝てたな、おっさん。



さて、と。おっさん一行は優雅なクルージングとしゃれこみ、ラウンジでくつろいじゃったよ。

トイレもついちゃっててね。

カトリーンに申し訳なかったよ。

しかも、3000キロ近くあるから車より重いのに、どんなけ力持ちなんだよ、ドラゴンって。

後でカトリーンには何かしてあげよう。



午前中にはインダルチャンス王国に到着し、そのまま王都へ向かってね。

あーそういえばあの城の名前とか都市の名前とか忘れっちゃったよ。というかおっさん知らない?逃げるので必死で名前に注意しなかったかも。



で、夕方、城まであと少しという処で降ろしてもらう事に。

何度か降ろしてもらったんだけど、湖とかにね、降ろしてもらったんだよね。

それにしても、船にほとんど傷がついていないけど、どうやってつかんでるんだ?

流石に疲れるのか、カトリーンは人の姿になっておっさんに甘えてくるんだよね。

いや、人になった瞬間裸だからさ、ちょっとおっさんには刺激が・・・って今更なんだけどね。

「妾は恐ろしく疲れたのじゃ。主よ、抱きしめておくれ。」

「無理するなよ、カトリーン。帰ったら何かしてやるから、それまで我慢してくれよな。」

「本当に何かしてくれるのかえ?」

「おっさんにできる事なら。」

「では、望みは一つ、子種をおくれ!」

「お前もかよ!」

「何を言うか!強い者の子種を求めるのはドラゴンとして至極まっとうな話じゃぞ!」

「そんなものなの?」

「旦那さま、ドラゴンとはそのような種族なのです。強さがすべて。だがらカトリーンは旦那さまに従っているのです。」

「十六夜はドラゴンに詳しいのかい?」

「少なくとも旦那さまよりは詳しいと存じます。」

そうか・・・と思いながら適当にカトリーンを抱きしめてやると、嬉しそうに”大好きなのじゃ・・・”とか言いながらうとうとしてるな、カトリーンは。



ここからは徒歩で行く事にしたので、船は収納カバンの中に。

すんなり入る船を見ながら、一体どうなってんだこれ、っといつもながら思うんだよね。



しばらく歩くと街道に出たので、街道沿いに進む事に。

まさかおっさんの顔を知ってるやつがこの辺りにいるとは思えなかったけど、一応商人の姿で移動してたんさ。

で、暗くなる前に城下町に到着。

早速宿を取って、泊まる事に。

宿ではファートとサージュに何故か増えてた光魔術について色々教えてもらったよ。



そして、本日は明日に集中したいからとハッスル禁止にしてさっさと寝ちゃったよ、おっさん。

何やらちょっかい出されちゃってたけど、ムシムシ。



・・・・

・・・

・・





朝になったので、食事をしてから宿を出たよ。

夜に作戦開始!としてもよかったんだけど、明るい方がね、色々と・・・察してね・・・効果があるから、明るくなってからにしたんだよね。



さあ、2度目の悪夢と行きましょうか、何とか国王(男の名前なので、さくっと忘れてしまったおっさん)!

さあさあ、(悪)夢の再来だよ!

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