45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第76話 十六夜 その5
何とかガルムを殺すのを思いとどまってもらい、この場で私ができるのはこの男の奴隷になる事と判断し、奴隷にしてもらった。
そう、私が懇願し、この男の所有物に自らなったのだ。
そして、信用してもらうため、ガルムを差し出した。
そう、もう私の身も心もあの人の物。
これがこの人の魅了なのね。信じられない力。
ああ、月女ごめん。私無力だった・・・・。
ただ、このままだとこの人、しらかわさまと言っておられましたが、信用も信頼もしてくれないので、召喚石をこっそり使い、ドラゴンをテイムする事に。勿論、テイムをするのはしらかわさま。そして、このしらかわさまは私のご主人さま。
ずっとご主人さまと言おう。
ご主人さまは知的生物のテイムをした事がなかったようなので私が教える事に。
全く信用してくれてはいなかったけど、こつこつと信用してもらえるようにしなくては。
ドラゴンをテイムした後、ドラゴンは私が任される事となり、ご主人さまはこの先に向かっていった。
この下にまだ何かあるのを知らなかったようなので、教えて差し上げたわ。ただ、まだまだ信用されていないのが分かったので、嘘偽りなく。
途中駄姫が何か言っていたが、適当にあしらい、ご主人さまを見送った。
暫くして、ドラゴンの娘も回復したのでさてどうしようかと思案しておりました所、ご主人さまの気配が突然遠のいた。
どうやらダンジョンを攻略後、私達をこの場に置いたまま魔法陣を使い帰還したようだった。
信用されていないのはわかっておりましたが、自分がテイムしたドラゴンまで置き去りにするとは思っていなかったので驚いた。
流石ご主人さま。異世界人は考えが違いますのね。
フフッと思わず笑みが漏れつつ、ドラゴン娘と共に後を追う事に。
私はドラゴンを説き伏せ、ご主人さまの後をドラゴンに乗りながら必死に追った。
ご主人さまと離れて、月女の事が頭の片隅からほぼ元の場所に戻った私は我に返り、なんとかして月女を取り戻すことができないか考えていた。
ここは手紙を出して、ご主人さまの行き先を教えるしかない。
そう決意したのですが・・・・
誰もいないのを確認し、手紙のやり取りをしていたのですが・・・・まさかこんな夜更けにご主人さまがこんな場所に来るとは思っておらず・・・バレてしまいました。ああ、もうここまでです・・・
ごめん、月女、助けられなかった・・・駄目な姉でごめんね。
しかし、違った。私は精一杯ご主人さまを見つめ、見つめ、見つめた。
やっぱりご主人さまは素敵。こんなに素敵なご主人さまを罠にはめようとしていたなんて私ってば大バカ者だ。
ここはご主人さまに助けを求めよう。
初めて男の人の前で泣いた。
・・・・
・・・
・・
・
私は、どうして全て喋ってしまったのだろう?
そうさせる何かがご主人さまにはあるのだろう。
私がすべてを晒し、しゃべった後、ご主人さまは一緒に泣いてくれた。
こんなに泣けるとは思ってなかった私は、泣き終わった後、不思議とすべてもう解決したかの感じになった。
ご主人さまは、
「あの国は、おっさんを諦めてないんだな。今後も放っておくとこんな事ばかり起こるんだろう。十六夜、君を信用しよう。」
流石はご主人さま。
そして、ここまでのご主人さまの事を、ご主人さまは私に話してくださって、やはりあの国王、私をだましたのね、と。この代償は高くつきますね・・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
何だろう、また巻き込まれた?
このまま放っておくとまた襲われるんだろうな、とか考え、この際だからここでもう2度とおっさん達がインダルチャンス王国に狙われないようにする必要があるなと、考えちゃったよ。
折角店を作っても襲われてはどうしようもないし、ここは元を絶たないとね。
おっさんは、あの国王にくぎを刺し、十六夜の妹を救出しようと決意をしちゃったよ。あ、後は、おっさん達と共にきた人達がどうなったのかも確認しとこうと思ってね。
本当に殺されたのか、生き残ってる人がいるのか。
いつまでも放置していたら寝覚めが悪いからね。
そう、私が懇願し、この男の所有物に自らなったのだ。
そして、信用してもらうため、ガルムを差し出した。
そう、もう私の身も心もあの人の物。
これがこの人の魅了なのね。信じられない力。
ああ、月女ごめん。私無力だった・・・・。
ただ、このままだとこの人、しらかわさまと言っておられましたが、信用も信頼もしてくれないので、召喚石をこっそり使い、ドラゴンをテイムする事に。勿論、テイムをするのはしらかわさま。そして、このしらかわさまは私のご主人さま。
ずっとご主人さまと言おう。
ご主人さまは知的生物のテイムをした事がなかったようなので私が教える事に。
全く信用してくれてはいなかったけど、こつこつと信用してもらえるようにしなくては。
ドラゴンをテイムした後、ドラゴンは私が任される事となり、ご主人さまはこの先に向かっていった。
この下にまだ何かあるのを知らなかったようなので、教えて差し上げたわ。ただ、まだまだ信用されていないのが分かったので、嘘偽りなく。
途中駄姫が何か言っていたが、適当にあしらい、ご主人さまを見送った。
暫くして、ドラゴンの娘も回復したのでさてどうしようかと思案しておりました所、ご主人さまの気配が突然遠のいた。
どうやらダンジョンを攻略後、私達をこの場に置いたまま魔法陣を使い帰還したようだった。
信用されていないのはわかっておりましたが、自分がテイムしたドラゴンまで置き去りにするとは思っていなかったので驚いた。
流石ご主人さま。異世界人は考えが違いますのね。
フフッと思わず笑みが漏れつつ、ドラゴン娘と共に後を追う事に。
私はドラゴンを説き伏せ、ご主人さまの後をドラゴンに乗りながら必死に追った。
ご主人さまと離れて、月女の事が頭の片隅からほぼ元の場所に戻った私は我に返り、なんとかして月女を取り戻すことができないか考えていた。
ここは手紙を出して、ご主人さまの行き先を教えるしかない。
そう決意したのですが・・・・
誰もいないのを確認し、手紙のやり取りをしていたのですが・・・・まさかこんな夜更けにご主人さまがこんな場所に来るとは思っておらず・・・バレてしまいました。ああ、もうここまでです・・・
ごめん、月女、助けられなかった・・・駄目な姉でごめんね。
しかし、違った。私は精一杯ご主人さまを見つめ、見つめ、見つめた。
やっぱりご主人さまは素敵。こんなに素敵なご主人さまを罠にはめようとしていたなんて私ってば大バカ者だ。
ここはご主人さまに助けを求めよう。
初めて男の人の前で泣いた。
・・・・
・・・
・・
・
私は、どうして全て喋ってしまったのだろう?
そうさせる何かがご主人さまにはあるのだろう。
私がすべてを晒し、しゃべった後、ご主人さまは一緒に泣いてくれた。
こんなに泣けるとは思ってなかった私は、泣き終わった後、不思議とすべてもう解決したかの感じになった。
ご主人さまは、
「あの国は、おっさんを諦めてないんだな。今後も放っておくとこんな事ばかり起こるんだろう。十六夜、君を信用しよう。」
流石はご主人さま。
そして、ここまでのご主人さまの事を、ご主人さまは私に話してくださって、やはりあの国王、私をだましたのね、と。この代償は高くつきますね・・・・
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何だろう、また巻き込まれた?
このまま放っておくとまた襲われるんだろうな、とか考え、この際だからここでもう2度とおっさん達がインダルチャンス王国に狙われないようにする必要があるなと、考えちゃったよ。
折角店を作っても襲われてはどうしようもないし、ここは元を絶たないとね。
おっさんは、あの国王にくぎを刺し、十六夜の妹を救出しようと決意をしちゃったよ。あ、後は、おっさん達と共にきた人達がどうなったのかも確認しとこうと思ってね。
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