45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第40話 予期せぬ出来事
ここで予期せぬ出来事が。
ここの敷地もなかなか広く、通りにも面しているので店を構えてもそこそこ人通りがあるし、しかも奥に続いているので住むのにもよさそう。どこかの商人の持ち物だったんだけど、別の土地に店を建て直したのでいらなくなったんだとか。
で、何気に書斎らしい場所に入った時、カバンの中のスマホのバイブが鳴り始めたんさ。
何だろうって思ってスマホを見てみたら、メールの新着がすごい量で入ってきてて。
おっさん慌てちゃったよ。
異世界に来てからメールの受信とかできないし、発信もできないし。
ちょっと見てみると
こーちゃん、今こーちゃんの会社から電話があって出勤してきていないって連絡があったんだけど、大丈夫?まさか交通事故とかにあってないよね?
心配なので無事なら連絡ほしいです。
・・・・妻からのメール!しかも異世界に飛ばされた日のやん。
暫く読むと
こーちゃん、あの集団で行方不明になっていた電車に乗っていたのかな?時間的にはその電車みたいなんだけど。無事ならメールほしいです。
・・・・・・・・
こーちゃんがいなくなって今日で1週間、世間ではこーちゃん達が神隠しにあったって連日報道してます。どうか無事でいてほしいです。
・・・・・・・・
ぱぱ!おかあちゃんのすまほつかってめーるしてます ぱぱにあいたいです
娘のメールなん?
・・・・・・・・
行方不明者は全部で25人に上るみたいで、突然電車の中から忽然と消えたと聞きました。
消えた人たちは誰も戻ってきていません。
こーちゃんが無事にどこかで暮らしていると信じて待っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”あ゛ーーーーーーーーーー”
「だ、だんなさま?どうされました?」
「ちょちょちょっと、顔が真っ青だよ?あたい気が付かなかったけどこの家、何か気に入らない事あった?」
「白河、さん?」
「あ゛ーーーーーーーー!あ!香苗ちゃん!」
「は、はい!白河さん、どうしたんですか?」
「こ、これを見て!日付も!」
「メールって見てもいいんですか? え!これって!」
「うん、おっさん達がここに来てから今までメールが届かなかったけど、今さっきいきなり届いたんだよ!」
「それってどういう事ですか?」
「帰れるかもしれないよ!香苗ちゃん、日本に」
「ほ、本当ですか!」
「まだわからないけど、可能性が出てきたよ!」
・・・・
・・・
・・
・
まあ、現実はそう甘くはなかったね。結果はこの時は帰れなかったよ。帰る手段もわからなかったしね。ただ、今まで日本に帰る手掛かりがなかったのに何故かメールが届いた。届いたって事は何かしらの繋がりがあるんじゃないかと。
おっさん興奮してしまって気が付いたらベッドの上で寝ていたよ。
「この物件に決めたよ!いいよね?オリアーナ嬢、今すぐ譲って!」
「え、えええ!そりゃあ今すぐ住めないことも無いんだけど、掃除とかしてないよ。」
「その割にはきれいじゃない。おっさんここにするよ!」
「わ、わかったわ。この物件は販売って事になるけど、いいのかな?」
「ちなみにおいくら?」
「シラカワさまには色々迷惑かけちゃったからね、本来は金貨3000枚するんだけど、値段はごめんなさいだけどまけれないからさ、その代わり色々サービス付けるよ!」
「サービスって何?」
「今すぐ住めるように必要な品物をすぐに手配しちゃうよ!それとあたいもサービスでつけちゃうよ!」
「いやいや、あんたはいらんよ!」
「ひどい!こんないい女貰っていかないの?」
「間に合ってます!」
「いえいえ、そこは負けれません!」
「いやいや、負けれませんて何の勝ち負け?」
「あ、あの旦那さま?もう決められたのでしょうか?」
「あ、うん、メーネアちゃん、すまないがここはおっさんのわがままを通らせてほしいんだよ。」
「あ、いえ、オリアーナ・トレイナーさんの事です。」
「?どういう事」
「妻をたくさん持つのは男の甲斐性ですわ!男として妻をたくさん娶る力量は見せてほしい所ですわ。」
「えーこの世界は男は妻を複数持つものなん?」
「勿論だよ!あたいの父様はここには母様とだけ暮らしてるけど、各地のトレイナー商会の責任者は全員父様の奥さんだよ!」
「げ!これが世界の常識なん!」
こうして、あたい、オリアーナ・トレイナーはシラカワ様と一緒に暮らす事になったんだよね。
いやいや、一緒に暮らす事になってないからね、勝手に決めないでよね!おっさんにそんな甲斐性ないよ!
ここの敷地もなかなか広く、通りにも面しているので店を構えてもそこそこ人通りがあるし、しかも奥に続いているので住むのにもよさそう。どこかの商人の持ち物だったんだけど、別の土地に店を建て直したのでいらなくなったんだとか。
で、何気に書斎らしい場所に入った時、カバンの中のスマホのバイブが鳴り始めたんさ。
何だろうって思ってスマホを見てみたら、メールの新着がすごい量で入ってきてて。
おっさん慌てちゃったよ。
異世界に来てからメールの受信とかできないし、発信もできないし。
ちょっと見てみると
こーちゃん、今こーちゃんの会社から電話があって出勤してきていないって連絡があったんだけど、大丈夫?まさか交通事故とかにあってないよね?
心配なので無事なら連絡ほしいです。
・・・・妻からのメール!しかも異世界に飛ばされた日のやん。
暫く読むと
こーちゃん、あの集団で行方不明になっていた電車に乗っていたのかな?時間的にはその電車みたいなんだけど。無事ならメールほしいです。
・・・・・・・・
こーちゃんがいなくなって今日で1週間、世間ではこーちゃん達が神隠しにあったって連日報道してます。どうか無事でいてほしいです。
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ぱぱ!おかあちゃんのすまほつかってめーるしてます ぱぱにあいたいです
娘のメールなん?
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行方不明者は全部で25人に上るみたいで、突然電車の中から忽然と消えたと聞きました。
消えた人たちは誰も戻ってきていません。
こーちゃんが無事にどこかで暮らしていると信じて待っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”あ゛ーーーーーーーーーー”
「だ、だんなさま?どうされました?」
「ちょちょちょっと、顔が真っ青だよ?あたい気が付かなかったけどこの家、何か気に入らない事あった?」
「白河、さん?」
「あ゛ーーーーーーーー!あ!香苗ちゃん!」
「は、はい!白河さん、どうしたんですか?」
「こ、これを見て!日付も!」
「メールって見てもいいんですか? え!これって!」
「うん、おっさん達がここに来てから今までメールが届かなかったけど、今さっきいきなり届いたんだよ!」
「それってどういう事ですか?」
「帰れるかもしれないよ!香苗ちゃん、日本に」
「ほ、本当ですか!」
「まだわからないけど、可能性が出てきたよ!」
・・・・
・・・
・・
・
まあ、現実はそう甘くはなかったね。結果はこの時は帰れなかったよ。帰る手段もわからなかったしね。ただ、今まで日本に帰る手掛かりがなかったのに何故かメールが届いた。届いたって事は何かしらの繋がりがあるんじゃないかと。
おっさん興奮してしまって気が付いたらベッドの上で寝ていたよ。
「この物件に決めたよ!いいよね?オリアーナ嬢、今すぐ譲って!」
「え、えええ!そりゃあ今すぐ住めないことも無いんだけど、掃除とかしてないよ。」
「その割にはきれいじゃない。おっさんここにするよ!」
「わ、わかったわ。この物件は販売って事になるけど、いいのかな?」
「ちなみにおいくら?」
「シラカワさまには色々迷惑かけちゃったからね、本来は金貨3000枚するんだけど、値段はごめんなさいだけどまけれないからさ、その代わり色々サービス付けるよ!」
「サービスって何?」
「今すぐ住めるように必要な品物をすぐに手配しちゃうよ!それとあたいもサービスでつけちゃうよ!」
「いやいや、あんたはいらんよ!」
「ひどい!こんないい女貰っていかないの?」
「間に合ってます!」
「いえいえ、そこは負けれません!」
「いやいや、負けれませんて何の勝ち負け?」
「あ、あの旦那さま?もう決められたのでしょうか?」
「あ、うん、メーネアちゃん、すまないがここはおっさんのわがままを通らせてほしいんだよ。」
「あ、いえ、オリアーナ・トレイナーさんの事です。」
「?どういう事」
「妻をたくさん持つのは男の甲斐性ですわ!男として妻をたくさん娶る力量は見せてほしい所ですわ。」
「えーこの世界は男は妻を複数持つものなん?」
「勿論だよ!あたいの父様はここには母様とだけ暮らしてるけど、各地のトレイナー商会の責任者は全員父様の奥さんだよ!」
「げ!これが世界の常識なん!」
こうして、あたい、オリアーナ・トレイナーはシラカワ様と一緒に暮らす事になったんだよね。
いやいや、一緒に暮らす事になってないからね、勝手に決めないでよね!おっさんにそんな甲斐性ないよ!
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