45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
第37話 ルーファス・トレイナー
ルーファス・トレイナー
7歳になったばかりのこの青年、父がトレイナー商会のトップであり、長男である彼は将来、誰もがトレイナー商会を継ぐものと思っていた。
そんなある日、セアリアス帝国皇帝オーレリアンより、隣国であるインダルチャンス王国へ支援物資を届けるよう命令が商業都市アフェールの商館へ発せられた。
トレイナー商会にも割り振られ、ロニー・トレイナーは自分の息子と、弟を派遣する決定を下した。
本当は本人が行きたかったのだが、妻が産後の状態が思わしくなく、残る事にしたためだ。
支援物資はたくさんあり、収納カバンを用いる事となった。
そして、そのカバンは長男であるルーファスに託す事に。
隣国とは友好的な立場であり、危険は少ないと判断したのだが・・・・
息子は帰ってこなかった。弟も。
支援物資を阻止せんがためインダルチャンス王国と戦争状態にあったデジール国が襲ったためだ。
護衛の兵士は奮戦したらしいが、多勢に無勢、あっという間に壊滅状態に。
トレイナー家の跡取りもその場で惨殺されてしまった。
その後、生まれて間もない年の離れた次男のカーティス・トレイナーは、母親の具合がずっと悪かった事もあり、嫁入り目前であった娘のオリアーナが面倒を見る事に。
弟の面倒と店の手伝い、家事全般。あまりにも多忙で一番大事な時期に婚期を逃してしまった。
そして現在、ロニー・トレイナーの妻ユーフェミアはすっかり元気になり、店の切り盛りを娘と共に事実上行っており、最近では息子のカーティスもしっかりしてきており、ようやくトレイナー商会の跡取りとして周りからも認められつつある。
そして、ロニーの今現在の最大の悩み事は、一家の為に婚期を逃してしまった娘の事である。
本人、明るくしっかりしてはいるが、やはりパートナーがいないのは寂しいらしく、時々枕を濡らしていると妻からこっそり教えられていた。
そうしているうちに出会ったのが”シラカワ”という人物だった。
どこにでもいそうな雰囲気のおっさん。だが、接してみると不思議な魅力があった。
取り込まれてしまうというか信じてしまうというか。まさに魅了された感じだ。
商人の直感として、この人だ!と感じる・・・・うん、この人なら娘を、行き遅れでも大事にしてくれそうな、そんな気配があった。
・・・・
・・・
・・
・
おっさん、泣いちゃったよ。息子を亡くすって、ショックだよなあ。おっさんの息子はまだ誕生日迎えてないけど、死んでしまうなんて想像できないし、死んじゃったらおっさんの心も死んでしまいそう。
(ロニー氏はおっさんに対する思い以外はおっさんに説明)
こうして、娘の嫁ぎ先がようやく決まった。
・・・・?決まってないよ?そんな話決まってないからね?貰っちゃったら妻に怒られちゃうよ、おっさん小心者だし。
・・・・
・・・
・・
・
「ちょっとカバンをどうするかは保留で、他の物を見てほしいんだけど、いいかな?」
ああ、そんなカバンを見ないでよ、心が折れそう。
「あ、ああ、すまないね。で、他には何か?」
お、切り替えが早いね。流石は豪商だ。
「これなんだけどね。」
こう言っておっさん、革袋入り胡椒、石鹸とシャンプー&リンス・・・小さな瓶に詰め替え済み、瓶入りウイスキー、女性もののブラ&ショーツ(パッと見オリアーナ嬢に合いそうなサイズ綿100%のやつ)、爪切りを出してみた。勿論、出何処がわからないようにラベルはすべて剥がしてね。
おうおう、トレイナー商会の面々、驚いてるぞ!
高品質とか、見た事がないとか・・・・オリアーナ嬢、服の上から合わしてみるのはやめてえ・・・・ドキッとするよ。
オリアーナ嬢が早速試着に行ったので、その間に他の商品の値段を聞くと、概ね以前に商館で買い取ってもらった値段と同じで、今回初めて見せる爪切りは、金貨10枚と驚きの値段が付いちゃったよ。
こんなに精度のあるものは見た事がなく、刃物同士の接触部分の技術が恐ろしく高いもので、この値段でも安いかも、と。
何だかんだでおっさん、オリアーナ嬢に呼ばれたので行ってみると、何かガウンを羽織っており、どう?と言われまじまじと見たらいきなりガウンを脱ぎ、なんと!さっき渡した下着しか着ていなかった!なんてこった!
推定Dカップ?の素晴らしくかたちの良いお胸ときれいな肌、そしてくびれたウェストと、魅力的なヒップ。あかん、おっさん理性が持たない・・・・
こんなの見られたらまずいので、急いでガウンを羽織ってもらい、下着はサイズが合うなら着たまま着替えて戻ってきてほしいと告げ、おっさん逃げちゃったよ。
いかん、あんな美女のスタイル抜群の下着姿。理性が吹っ飛ぶ寸前・・・・
7歳になったばかりのこの青年、父がトレイナー商会のトップであり、長男である彼は将来、誰もがトレイナー商会を継ぐものと思っていた。
そんなある日、セアリアス帝国皇帝オーレリアンより、隣国であるインダルチャンス王国へ支援物資を届けるよう命令が商業都市アフェールの商館へ発せられた。
トレイナー商会にも割り振られ、ロニー・トレイナーは自分の息子と、弟を派遣する決定を下した。
本当は本人が行きたかったのだが、妻が産後の状態が思わしくなく、残る事にしたためだ。
支援物資はたくさんあり、収納カバンを用いる事となった。
そして、そのカバンは長男であるルーファスに託す事に。
隣国とは友好的な立場であり、危険は少ないと判断したのだが・・・・
息子は帰ってこなかった。弟も。
支援物資を阻止せんがためインダルチャンス王国と戦争状態にあったデジール国が襲ったためだ。
護衛の兵士は奮戦したらしいが、多勢に無勢、あっという間に壊滅状態に。
トレイナー家の跡取りもその場で惨殺されてしまった。
その後、生まれて間もない年の離れた次男のカーティス・トレイナーは、母親の具合がずっと悪かった事もあり、嫁入り目前であった娘のオリアーナが面倒を見る事に。
弟の面倒と店の手伝い、家事全般。あまりにも多忙で一番大事な時期に婚期を逃してしまった。
そして現在、ロニー・トレイナーの妻ユーフェミアはすっかり元気になり、店の切り盛りを娘と共に事実上行っており、最近では息子のカーティスもしっかりしてきており、ようやくトレイナー商会の跡取りとして周りからも認められつつある。
そして、ロニーの今現在の最大の悩み事は、一家の為に婚期を逃してしまった娘の事である。
本人、明るくしっかりしてはいるが、やはりパートナーがいないのは寂しいらしく、時々枕を濡らしていると妻からこっそり教えられていた。
そうしているうちに出会ったのが”シラカワ”という人物だった。
どこにでもいそうな雰囲気のおっさん。だが、接してみると不思議な魅力があった。
取り込まれてしまうというか信じてしまうというか。まさに魅了された感じだ。
商人の直感として、この人だ!と感じる・・・・うん、この人なら娘を、行き遅れでも大事にしてくれそうな、そんな気配があった。
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おっさん、泣いちゃったよ。息子を亡くすって、ショックだよなあ。おっさんの息子はまだ誕生日迎えてないけど、死んでしまうなんて想像できないし、死んじゃったらおっさんの心も死んでしまいそう。
(ロニー氏はおっさんに対する思い以外はおっさんに説明)
こうして、娘の嫁ぎ先がようやく決まった。
・・・・?決まってないよ?そんな話決まってないからね?貰っちゃったら妻に怒られちゃうよ、おっさん小心者だし。
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「ちょっとカバンをどうするかは保留で、他の物を見てほしいんだけど、いいかな?」
ああ、そんなカバンを見ないでよ、心が折れそう。
「あ、ああ、すまないね。で、他には何か?」
お、切り替えが早いね。流石は豪商だ。
「これなんだけどね。」
こう言っておっさん、革袋入り胡椒、石鹸とシャンプー&リンス・・・小さな瓶に詰め替え済み、瓶入りウイスキー、女性もののブラ&ショーツ(パッと見オリアーナ嬢に合いそうなサイズ綿100%のやつ)、爪切りを出してみた。勿論、出何処がわからないようにラベルはすべて剥がしてね。
おうおう、トレイナー商会の面々、驚いてるぞ!
高品質とか、見た事がないとか・・・・オリアーナ嬢、服の上から合わしてみるのはやめてえ・・・・ドキッとするよ。
オリアーナ嬢が早速試着に行ったので、その間に他の商品の値段を聞くと、概ね以前に商館で買い取ってもらった値段と同じで、今回初めて見せる爪切りは、金貨10枚と驚きの値段が付いちゃったよ。
こんなに精度のあるものは見た事がなく、刃物同士の接触部分の技術が恐ろしく高いもので、この値段でも安いかも、と。
何だかんだでおっさん、オリアーナ嬢に呼ばれたので行ってみると、何かガウンを羽織っており、どう?と言われまじまじと見たらいきなりガウンを脱ぎ、なんと!さっき渡した下着しか着ていなかった!なんてこった!
推定Dカップ?の素晴らしくかたちの良いお胸ときれいな肌、そしてくびれたウェストと、魅力的なヒップ。あかん、おっさん理性が持たない・・・・
こんなの見られたらまずいので、急いでガウンを羽織ってもらい、下着はサイズが合うなら着たまま着替えて戻ってきてほしいと告げ、おっさん逃げちゃったよ。
いかん、あんな美女のスタイル抜群の下着姿。理性が吹っ飛ぶ寸前・・・・
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