勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第299話 インフラ整備

この城塞都市・・・・でいいのかな?
いまいち理解ができません。

色々言い方があると思うけど、僕の中では城塞都市なんだよね。
それ以外の言い方となると城郭都市?何だかぴんと来なくて。

そして今後住民の流入が多くなると、避けて通れないのがインフラ整備。
既に上下水道は網羅されつつあるようなので、いいのですが、後は道・・・・かな?

馬車が十分対向できる大きさの道を・・・・え?元々ある?

ガスや電気はこの世界では魔法で補っているようなので、街灯などを魔石で補う・・・・え?もう既にやっている?

ずいぶん手回しが良いようで。

因みに各家庭の台所には、魔石をエネルギーとして使うコンロかな?があって、それで料理をするようです。

暖を取るのも魔石を用いた暖房器具。

逆に難しいのが冷房関連。

魔法で涼を得るには相当魔力が必要らしく、現実的ではないとか。

ただ、以前並行世界で僕は魔道具を作製していて。
まあ扇風機ですね。

風で涼を得る。
魔石があれば動くので、羽さえきちんとできればいいだけなので、さほど難しくはなかったんです。

ヘルトラウダに見せると、
「早速職人に作らせます。売れますよ?」

今までなかったのでしょうか?
誰でも思いつくと思うのですがどうなのでしょう?

それと王都では、爪切りと耳かきが爆発的に売れているようです。
日本からやって来た誰かの持ち物にあったので、複製してたんです。
もはや時間が経ちすぎて誰の所有だったか覚えてませんが、普段から持ち歩いてたの?
以前一度だけ電車の中で爪を切っている人を見た事あるけれど、切った爪はどうするの?と思った記憶があります。たぶん床にそのまま捨ててたんじゃないかな?


まあ色々あるけれど、今僕は妻達と、家臣団の代表と話し合いをしています。
領主の館をどうするか、です。

もう既に僕の中では決まっているのですが、家臣団から猛反対されています。

以前並行世界で暮らしていた住居、ここに住むつもりなのですが、家臣団からは、
「公爵たるもの、もっと威厳のある建物に住む必要があります!」

僕は今後妻達と暮らすのに、ここ以外は色々・・・・特に子供・・・・今後産まれてくるであろう子供を、並行世界で生まれた子供をもう一度産んでもらう・・・・いえ、妻達が産みたいと言っているので、同じ条件にしないと同じ子供は産まれないのではとの考えから僕も頑として譲れません。

ですがここでアーダが救済案を示してくれました。

「旦那様・その並行世界での中には我とザーラ、ヘルトラウダは含まれてはおらぬようだ。そうであれば、折角ゲートもあるのじゃ、ここは我らが新たな館に住み、才村殿以下の方々はその旦那様が希望している住居に住めばよいのではなかろうか?行き来はゲートがあれば問題なかろうし。我らも一緒に暮らすわけにはいかぬのであろう?」

アーダ達が一緒に暮らせば、召喚から5年後から子供が・・・・というのに少なからず影響がありそう。

「そうだね。その方向で考えようか?」

どうやら僕は領主としての館と、並行世界で暮らしていた住居、この2つを行き来しながらの生活をする事になりそうです。

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