勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第233話 順平とアーダが駆けていくのを見た女性陣は

結界を張り終わり、少し休もうと思って部屋を出た4人ですが、

順平とアーダが血相を変えて走り去っていく姿を目撃します。

「じゅ・・・・順平さん?」

戻ってたんだ・・・・と思いながら、何をそんなに急ぐのか、
友郁が不思議そうに思っていると?

内元君と揚村さんが腕を組んで通りかかります。
すかさず森江さんが2人の向かう方向へ向かい、2人を遮ります。

「丁度いいわ2人とも、一寸お願いがあるのだけれど。」

嫌そうな顔をしつつ、何事が?と思いながら訪ねる内元君。
「ええと森江さんでしたね?僕に何か用ですか?」

「外が騒ぎになっているのはご存じかしら?」
「ええ・何やらドラゴンが出たとか。そんな危険な魔物相手に僕は無力ですから関係ないですが、それが?」
「その原因かもしれない事案がその部屋で発生しました。今は私達4人が結界で防いでいますが。今から一寸向かう所があるので、結界の装置を監視して下さらないかしら。」

「結界の装置ですか?見てもいいですか?」
「ええ。ただ、結界は4つあり、結界を張っている対象は床なのですが、床には絶対に触れないで下されば問題ないでしょう。お願いできますね?」

「わかりました。まあ余計な事をして話をややこしくするような愚かな行動はしないと約束しますよ。英奈、いいよね?」

「ええ。ウッチーと一緒ならどこでもいいよ♪」

友郁達4人は順平達の後を追って城を出たのだった。

城の外には、人数分のカバンを所持している女子高生2人の姿が。
結界を張る作業には参加しなかった2人だが、もしや外で魔物と対峙しないといけないかもと思い、6人分の装備を持って城の外に出ていたのだった。

「あ!伊知地さんに吉安さん!どうしてここに?」

「話は後で!皆さんこれを!」
吉安さんが走りながら4人に袋を渡します。
「皆さんの装備一式が入ってます!それと順平さん達は向こうへ向かいました!」

伊知地さんが門の方を指さします。

「2人ともありがとう!何かわからないけれど、私達も急いだほうがいいようだな!時間がないから外套だけでも羽織っておいて!」

古手さんは走りながら起用に外套を羽織っていきます。
紐を締めれば膝まで守ってくれる、便利な防具兼上着。

6人が門から外へ出ていきます。

そこで見たのは、小高い丘の上で・・・・スキルで多少遠くても見えるのですが。順平がベッド?の上の誰かを抱えながら、何か見た事のないスキルを使い、一瞬あたり一面まばゆい光に包まれ、暴れていたドラゴンがすべて倒れ、小高い丘の上で、順平が倒れてました。

急ぎ駆けつける6人。
途中アーダさんがいたので、アーダさんを連れて向かいます。
「ザーラが危険で・・・・常山殿が先行し助けに向かったのだが・・・・」
7人は丘に到着します。


          

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