勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
第159話 ゴンザレスの末路
「な・・・・なんで・・・・いてえよ・・・・」
「おいゴンザレスどうした?」
周りも僕と相手・・・ゴンザレスの様子がおかしい事に気が付いたのか、既に人だかりが・・・・
「トビー・・・・俺の手、どうなった?」
「あ?って・・・・わ・・・・ゴンザレス、折れてるぞ?」
「う・・・・」
そして女マッチョが・・・・
「ゴンザレスやめときな!相手が悪い・・・・すまないね君。悪いけど・・・・見逃してやってくれないか?」
「ビーチェ何言ってやがる・・・・見ろこの手を!あいつのせいで!」
「あんたがこの人の連れに色目をつけ、難癖付けて女をお持ち帰りしようとして・・・・連れを投げ飛ばし、あまつさえ顔を殴ったんだよ?しかしまあ・・・・あんたもあほだねえ・・・・相手の実力を確かめもしないでさ。」
やっとなのか、ギルドの職員が僕らの方に来て・・・・
「ギルドでもめ事はご法度だ。あんたもちょっと来てもらおうか!」
・・・・何で僕が?僕は投げ飛ばされ、殴られた被害者なんだけど?手の甲切ってるし?
「はあ?僕は一方的に絡まれ、投げ飛ばされ、顔を殴られた被害者ですよ?なのに何で僕が何処かへ行かないといけないの?ほら、手を怪我してますよね?」
「はあ?あんたがゴンザレスをこんな目に合わせたんだろう?」
何を見ていたのかこの・・・・職員?
「・・・・それ本気で言ってる?」
あ・・・・駄目だ・・・・なんかこう・・・・どす黒い気持ちが湧き出してくる・・・・
僕の様子がおかしい事に気が付いたのか、友郁が・・・・
「駄目順平さん!ここに留まってたら駄目!あっちへ行こう?」
僕は友郁に腕を取られギルドを後にします・・・・
あ・・・・宿の事とか聞きそびれちゃった・・・・
すると誰かが追いかけてきた・・・・
「あ?まだ何か?」
さっきのマッチョな女性・・・・ビーチェと呼ばれてた?
「君、さっきも言ったけど、すまない。」
「あんたが謝る事でもないだろう?」
「いや・・・・君は何もしなかったが・・・・本気になればあの建物ごと吹き飛ばすのは造作ないだろう?」
「知ってるなら何故最初から止めないのですか?」
「いやあ・・・・あいつゴンザレスって言うんだけどさあ、酒癖が悪くって、酒を飲むとああなってしまってさ、そっちの連れみたいな別嬪さんを見てしまうとさ・・・・いつもあんな感じで・・・・連れがいようが居まいが・・・・まあ、たまには痛い目にあってほしくってさ。」
「そんな事に僕は巻き込まれたのですか?正直手の甲が痛いですよ・・・・」
「あ・・・・まだ血が出てる・・・・回復魔法使うよ?」
あ・・・・ここでは・・・・と思ったけど、友郁はさっさと僕の手の甲を回復・・・・
あ・・・・傷口も見事に消えたね。
「!!君の連れは回復魔法の使い手なのかい?!」
いや・・・・こんなの簡単でしょ?
「おいゴンザレスどうした?」
周りも僕と相手・・・ゴンザレスの様子がおかしい事に気が付いたのか、既に人だかりが・・・・
「トビー・・・・俺の手、どうなった?」
「あ?って・・・・わ・・・・ゴンザレス、折れてるぞ?」
「う・・・・」
そして女マッチョが・・・・
「ゴンザレスやめときな!相手が悪い・・・・すまないね君。悪いけど・・・・見逃してやってくれないか?」
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「あんたがこの人の連れに色目をつけ、難癖付けて女をお持ち帰りしようとして・・・・連れを投げ飛ばし、あまつさえ顔を殴ったんだよ?しかしまあ・・・・あんたもあほだねえ・・・・相手の実力を確かめもしないでさ。」
やっとなのか、ギルドの職員が僕らの方に来て・・・・
「ギルドでもめ事はご法度だ。あんたもちょっと来てもらおうか!」
・・・・何で僕が?僕は投げ飛ばされ、殴られた被害者なんだけど?手の甲切ってるし?
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あ・・・・駄目だ・・・・なんかこう・・・・どす黒い気持ちが湧き出してくる・・・・
僕の様子がおかしい事に気が付いたのか、友郁が・・・・
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僕は友郁に腕を取られギルドを後にします・・・・
あ・・・・宿の事とか聞きそびれちゃった・・・・
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「あ?まだ何か?」
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「いやあ・・・・あいつゴンザレスって言うんだけどさあ、酒癖が悪くって、酒を飲むとああなってしまってさ、そっちの連れみたいな別嬪さんを見てしまうとさ・・・・いつもあんな感じで・・・・連れがいようが居まいが・・・・まあ、たまには痛い目にあってほしくってさ。」
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