勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしい

第48話 とりあえず保留で

「全く考えてなかったんだけど、因みにこのギルドで活躍しているパーティ、どのようなパーティ名の名前があるのでしょうか?」

「え?そうですね・・・・”赤い来訪者”とか、”灼熱の予言”とか、”掟の魔眼”とかでしょうか?」
・・・・どう突っ込めば?ちょっと理解に苦しむ・・・・
正直痛い!中二病・・・・いや、厨二病だったでしょうか?
こんなのを名乗れば、黒歴史一直線みたいな?

「ええと、大体さっき言われていたようなのが一般的なのでしょうか?」

「そうですね、二つの言葉を組み合わせるパーティ名が多いですよ。」

「・・・・ちょっと考えさせて下さい・・・・」

僕は転移者6名で相談を。
「今のきいた?」

「ええ・・・・ちょっとどうかと思います・・・・」

才村さんもそう感じるよね?

「赤い何とかって、赤い彗星とか?ちょっと・・・・」
「それは違うと思うよ内元君・・・・」

「あの、そのパーティ名は今決める必要がありますか?」
「ええと、特に今すぐ決める必要はないですね。決めないまま活動している方もお見えですし。」

・・・・じゃあ別にいらないんじゃない?

「ですが、こちらで把握するうえで、できればパーティ名は決めていただいた方がいいのですよ。」

・・・・そう簡単にはいかないようですね。

「とにかく今は決められません。じっくり考えます。」
「わかりました。では仮のネームでよろしいですか?」
「なんでしょう、仮?」

「ええ、暫定的に名前を付けたいと・・・・」
「あまり変なのは・・・・」
「大丈夫です。まあ、今の皆様方そのもので・・・・”良識ある転移者”でいいですか?」

・・・・うわ・・・・微妙・・・・
「ちなみにこの侍女さん方の場合、”王宮侍女”となりますね。」
そのまんま・・・・

「はあ・・・・絶対変えますから。まあ今はそれで・・・・」

「・・・・はい、了承いたしました。変更があればギルドで承りますので。」

この後は特に手続きもなく、話し合いは終わった・・・・
聞き忘れはないよね?
ある?まあ後で才村さんと確認です。

・・・・
・・・
・・


再び食堂

「一応これで仲間?になったようだけど、みんなはこの後、どうする?」
「あの、どうすると言われても、何をどうするのですか?」
「ああ、すまない内元君。いや、いくらなんでもこのままここでブラブラって訳にもいかないですから、もっと情報を仕入れたり、スキルを学んだり、お金を稼いだり、あとは戦闘の訓練かな?」

「あ、僕戦闘したくないので、パスで。僕は色んな道具を作ってみます。」

内元君がいちぬけしました。
しかも話し合いからも抜けて、早速道具を作り始めてます。

「勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く