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復讐の刃ーー独りになった少年が、世界を血の海に変えるまでーー

ノベルバユーザー520245

【第一話】日本国①

時は戦国時代。

世界に数多と存在する国々が、互いの領土を巡って日々戦争を繰り返していた時代。

『日本国』も、その中の一つだった。

剣でも銃でもなく『刀』を主軸にして戦う彼らは、戦場では鬼のような強さを誇った。

人口も領土もそれほど多い国ではないが、個人技だけでなく集団としての戦略も卓越していた彼らは、他の国々からは正しく畏怖の対象だった。

日本国はいくつかの部族の集まりで、国の中にも様々な文化や権力、領土があったが、関係性は概ね良好で、どの部族もそれぞれの持ち味を生かした戦術を持っている。

歩兵戦術が得意な侍の部族や、作戦や戦略を立てるのが上手い部族、暗殺や陽動が得意な忍者の部族など、日本国は文化が統一されてない代わりに、組み合わせ次第でありとあらゆる戦法を可能にしていた。

だが、

日本国の本当の強さの原点はそこではない。

いかに多種多様な戦法を可能にする部族が集まっていようと、それらが1つにまとまっていないと、結局戦力としては機能しないからだ。

日本国の強さ、それは偏に、部族同士の強靭な仲間意識にあった。

彼らは常に日本国のために戦っていて、それがどんな状況でも一切覆らないーー。

個の利益ではなく、あくまでも集団ーー国としての誇りこそを大事にするーー。

そのある意味宗教じみた集団意識こそが、日本国の持つ最強の武器だった。

とはいえ、

各部族の長たちをまとめるリーダー的存在も勿論必要だ。

日本国ではある部族がその日本国を代表するリーダー的存在に収まっていたが、その部族こそが、他のどの部族よりも一際強い仲間意識を持っていた。

その部族の名は『三谷一族』。

元々は忍者一族で、戦場では死神と揶揄される彼らだが、彼らこそが、日本国随一の団結力を誇っていた。

とにかく仲が良いのだ。

誰しもが全員、一族のことを思いやり、
誰しもが全員、一族皆の顔と名前を覚えている。

喧嘩の一つすら珍しく、設立されてから何百年も経つ今でも、三谷一族はこれまでにたったの1人ですら裏切り者を出したことが無かった。

また、三谷一族は、仲間の死を決して許さない部族でもあった。

仲間に対する強い思いやりの裏側には、仲間以外の人間に対する強い敵対心が隠れている。

殺したのが誰であろうと、例え戦争の中での出来事だとしても、仲間を殺した奴は絶対に許さない。

対称者の家族も関係者も彼女も友達も同罪だ。

殺せる人間は全て殺し尽くしてしまう。

だからこそ、

三谷は世界中から忌み嫌われ、恐れられていた。

三谷に手を出したが最後。

残るは殲滅。

逃げられない。

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