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【連載版】断罪の不死者〜転生した俺は最愛との約束を果たす為旅をする〜

ノベルバユーザー519900

vs 百階層

 迷宮に篭り始めてから二年が経過した。


 俺は、大きく成長した。


 右手に宿る『悪魔紋』は、『五枚羽』から『七枚羽』に進化した。そして身長は、175センチくらいまで伸び、短かかった銀色の髪は今では、肩あたりまで伸びている。
 その見た目は、さながら某有名ナンバリングタイトルのゲームのラスボスみたいだ。あと黒い服と刀があれば完璧な気がする。ただ、リリム曰く髪が伸びた所為と元から鋭い目付きもあり、クール系女子にも見えるとのことだった。


 そして成長したのは何も見た目だけじゃない。ステータスも成長した。


 これが今の俺のステータスだ。


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 アルス (人族) Lv95


  【体力】 9500(+4650)


  【魔力】 8500(+3650)


  【技能】 《不老不死》 《?????》 《飛剣》《空絶》《ヘイトアップ》《空歩》《瞬歩》《弱点突破》《観察眼》


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 レベルは45上がり95になった。それに伴い【体力】と【魔力】も共に上昇し、プラス補正が付くようになった。そして新しい技能も取得した。


 《空絶》は、斬撃を配置する事が出来る【技能】。
 《瞬歩》は、50メートル以内だったら一歩だけで移動できる【技能】。
 《弱点突破》は、相手の弱点に対する攻撃の威力が上がる【技能】。
 《観察眼》は、自分が敵と認識した相手のステータスを一部、覗く事が出来る【技能】。




 もちろん、成長したのは俺だけじゃない。俺の『悪魔紋』が『七枚羽』に進化した事により、リリムも『中位悪魔』から『上位悪魔』に進化した。
 リリム曰く、俺のステータスの【体力】と【魔力】の横にプラス補正があるのはどうやら『上位悪魔』に進化した特典らしく、リリムのステータスの半分が俺に補正されたらしい。


 因みにこれが今のリリムのステータスだ。




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 リリム (上位悪魔) Lv94


  【体力】 9300


  【魔力】 7300


  【技能】 《血液操作》《血の契約》 《物理耐性Lv10》 《魔力耐性Lv8》《鉄塊》




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 リリムもまた新たな【技能】を取得していた。


 まず《血の契約》は、《血液操作》の上位互換らしく、召喚者である俺の血も操れる【技能】らしい。ただし操れるのは、出血し空気に触れた血のみらしい。
 まぁ、それでもかなり優秀な【技能】だと思う。
 そして《鉄塊》は、身体を鉄のように硬くする事が出来る【技能】らしい。これと《第一階位魔術》『フィジカルブースト』を組み合わせれば、とんでもなく身体が強化されるんじゃないかと思った。


 リリムの一番大きな変化は、ステータスの成長ではない。進化した事により姿が変わった事だ。『中位悪魔』だった頃は、子供の姿をしていたのに、『上位悪魔』になってからは、身長が俺と変わらないくらいまでになり、全くと言っていいほどなかった胸も今では大きなお山さんだ。出る所は出ていて、引っ込んでいる所は引っ込んでいるという、モデルも顔負けのスレンダーな姿になった。


 ――正直に言おう。かなりエロいです!気にならなかった悪魔らしい露出の多い格好も進化した所為で今では、きわどい胸元、お腹、両腕、両脚の太腿など、全てが艶めかしく感じて、目のやりどころに困る。
 このままでは、リリムのその格好が気になりすぎて、迷宮攻略に集中できない。リリム曰く、姿を自由に変えられるという事で、地上に戻ってまともな服を着て貰うまでは、進化前の子供の姿に戻ってもらった。








 ♢♢♢♢♢♢








 二年の修行を終えた俺たちは、九十階層を後にし、現在、最後のボスを倒すべく、再び百階層に来ている。


 実を言うと此処へは、何度も足を運んでいた。というのも、百階層のボスから放たれる殺気に耐えられるくらいレベルを上げるのが目標だったが、実際どのくらいまで上げれば殺気に耐えられるのか分からず、此処へ足を運んでは、扉を少し開き、放たれる殺気に耐えられるかどうかを確認していた。そしてレベルが90代になったところでようやく、耐えられるようになったって訳だ。


 「……」
 「どうしたのだ?主人よ」


 思えばおかしな話だ。俺がティアに『不老不死』を望んだのは、死にたくない。死ぬのが怖いという思いがあったからだ。なのに今はこうして自ら死地に足を運んでいるのだから。


 「……いや、なんでもない……じゃあ、開けるぞ……」
 「……うむ」


 意を決して扉に手を掛けボス部屋に足を踏み入れた。


 最後のボス部屋は、今までのボス部屋とは違い、ふた回りほど狭く、地面や壁、天井などの全てが土と石で出来た、シンプルな造りになっていた。
 そして目の前にいるのは、恐らくこの迷宮最後の砦――。百階層のボスが待ち受けていた。


 それは、人の姿をした漆黒の鎧を皆纏った存在だった。その漆黒の鎧には、血管のような紅い線がドクンドクンと脈を打ってているかのように、身体全体にはい巡っていてなんとも不気味だと感じた。しかし、それに反する様に漆黒の騎士の佇まいは、まるで騎士の王かの様だった。


 取り敢えず《観察眼》で漆黒の騎士のステータスを覗いてみた。


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 カオスネグロ(魔物) Lv150


  【体力】 15693


  【魔力】 13582




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 「はは、結構レベル上げたと思ってたけど、まだこんなにレベル差があるのかよ……これはあの時殺気に耐えられなかったのも納得だな」
 「主人よ、まさか怖気付いたのか?」
 「実を言うとちょっとな……まぁ、でも大丈夫だ俺たちは負けない」


 二年前は、カオスネグロから放たれる圧倒的な殺気に耐えられず、戦わずして逃げてしまった。しかし今は、こうして奴の前に立っている。だからこれは、初戦であり再戦でもある。故に宣言しよう――。


 「さぁ、決着コンティニューといこうか!」
















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 〜ディーティアの観察日記〜 その……もう、数えるのがめんどくさくなりました。


 なんなんですか!?リリムちゃんのあの姿は!?あの保護欲そそるあの子はどこに行ったのですか!?『上位悪魔』に進化した途端に全くと言っていいほどなかったお胸さんもあんなにたわわに成長して……まさか私のよりも大きいのでは?……い、いえ、それはあり得ません!えぇ、あり得ませんとも。なにせ私は女神なのですから!そこいらの女性より劣る事なんてあり得ません!………………………………………………………………………………………たぶん。


 そ、それよりもようやく迷宮最後の砦に挑む時が来たようですね。これはヨルムンガンド戦よりも熱い戦いになるかもしれません。ならば、早急に食べ物と飲み物の用意をしなければなりませんね。
 何がいいのでしょう?……やはりこういう時は、ポップコーンとかですかね。


 

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