精霊貴族に転生~精霊の力を使って最強を目指します~

ReiNiaras

第三話 ライルとの勝負

次の試験は身体能力を測る試験だった


反復横跳び、垂直飛び、砲丸投げ、短距離走など様々な種目があった
俺はどれでも手を抜かず真面目に全力を出した




そして剣術の試験では


「それでは今から騎士団との一騎打ちを行ってもらう」
そういわれて何人かずつ呼ばれていく


もちろん騎士団相手に勝てるとは鼻から思っていないらしくいかに自分の実力を出し切れるかということらしい


中には騎士相手にいいところまで打ち合っているものもいた




そして
「ルイト・フォン・ニアラス」
俺の番がきた


そして騎士の前に行きいざ始めようとすると


「まて」


静止の声がかかった
そちらのほうを見てみるとライルだった




俺は何でライルがここにいるんだろうと思っていると


「ねぇルイト、僕が騎士団長ってこと忘れてない?」
そういわれた


そうだった
ライルは騎士団長だった
つい最近はいろいろあって忘れてた


俺が「あっ」って顔をしていたのだろう
ライルが大きくため息をついて


「はぁ、ルイト君は…


まあいいや
ルイト君の相手は僕がするよ」


そういった
俺は辞退したかったがライルがもう試験用の刃をつぶした剣を持ってきたので断れなくなった




すると審判が来て試合が始まる


「始め」




すると俺もライルもまずは様子見だ
しかし、いつまでも様子見ではいけないので一気に身体強化で距離をつめる


「はぁ!」
俺は一撃目でライルの姿勢を崩すべく上からまっすぐに降り下ろす




「キーン」


甲高い音とともに剣がはじかれる




剣の性能は同じはずなので今のは純粋に力量だけで防がれた
そして目的であった体勢を崩すこともできていない




逆に受け流されたことで俺の体勢が崩される
流石に底をライルが見逃してくれるはずもなく


「キーン」


三連発の突きを放ってくる
俺は最初の二発をバックステップでよけると最後の一発を剣で受け止める
ここで剣同士がはじかれずにお互いに剣に体重をかける




俺は身体強化をさらに足に重ね掛けしけりを放つ
ライルはよけようとするが剣に体重をかけていたため重心がぶれけりがヒットする


身体強化によってライルは飛ばされる
しかし、とっさに身体強化を背中にかけたらしくライルは立ち上がった
これで振り出しに戻った



「精霊貴族に転生~精霊の力を使って最強を目指します~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代アクション」の人気作品

コメント

コメントを書く