王都屋敷お披露目

次の日俺は宰相からもらった地図をもとに自分が屋敷を建てる予定の場所に向かった


そして実際に行ってみると


「……」


（これ絶対好立地だよな）


そこは帝城まで徒歩で8分


ニアラス伯爵家の屋敷からはおよそ徒歩で15分ほどのところだ




しかも広さは普通のニアラス伯爵家よりは小さいが
普通の侯爵家より確実に広い


「うーんどうしようか」
俺はどのような家を作るか悩んでいた


そこで父さんから前教えてもらっていた貴族の屋敷の意味を思い出した


「いいかルイト貴族の屋敷っていうのは見栄えも大事だが何かあった時に城のような役割を果たす


魔物や侵入者など敵を守るための砦なんだだからうちにも脱出用の地下通路なんかもあるんだぞ


今の貴族たちは何か勘違いしているがほんとはそういう目的だったんだ」




そうだ防犯を高めないとね
「あ、でも見栄えも大切だからうーんどれを使うにしても見栄えが悪いなぁ
あ、そうだ」


俺はノフィを頼ってみた


（ねえノフィゴーレムって作れる？）


「うん作れるよ」


「じゃあこうこうでこんういやつを作って欲しいな」


「うーんじゃあこうこうこうってのはどう？」


こうして俺はノフィと共に自分の屋敷を作っていった
そして


「「できた～」」
1週間後屋敷が完成した






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
sideライルとセオドリア


今日はライルが直々に護衛だ
普通はあり得ないのだが何かあったのだろうか


「ライルが護衛なんて珍しいね
何かあったのかい」
僕は思い切って聞いてみた


するとライルが笑いながら
「あの噂知ってる？
陛下がルイトに下賜した土地にもう屋敷ができ始めてるって」


それを聞いてセオドリアはおどろいていた
「いや流石にそれはないじゃないかいいくらルイトが優秀でもまだ4日だよ」
僕がそういうと


「それが本当なんだよ


僕も実際に見に行ったけどもう8割ぐらいできていたよ
しかも誰も工事していない感じだったね」


するとセオドリアは何かに気づいて
「まさかルイト自身が建てているのか




はぁいったいどんな屋敷ができているのか…


よしアルバートさんに連絡して屋敷ができたら読んでもらおう」


するとライルも
「うんそうだね
いや～楽しみが増えたよ」
そう言ってまた2人は仕事に戻った