アッフルガルド
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やばい! また撃ってきた!
ドオンンッ… ドオオオンン……
けど、今度は大きく外れた。どうやらあの魔法、こっちが動いてれば命中精度は高くない。だけどあまりの打撃に谷がえぐれて地形がかわる。バラバラと岩がふってくる。ゲームだから当たってもそんなに痛くはないんだけど―― だけどこの臨場感。。恐怖感がものすごい。
「だけどなにあれ? なんでいきなり襲撃とか??」
はげしい岩の雨の中、あたしはアルウルにむかって叫んだ。
「逆恨みってこと? パーティ選考に落ちちゃったからムカついて?」
「知らねーよ! けどあれ、あいつらまともじゃないぞあれ」
「なに、まともじゃないって?」
「フィールドの風景オブジェクトを破壊改変とか、そこまでのエフェクトある魔法ってないだろ、このゲーム」
「けど、今あれ、実際えぐれたじゃん」
「だから言ってんだよ! まともじゃないって!」
いきなりまた地面が揺れた。緑色の光エフェクトが広がっていく。
緑の光が―― どんどん外にむかって広がって――
「皆さま、先を急いでください。ここはわたくしが支えます」
「ダグ??」
そう。ダグだ。化けガラスのフォルムをまとった悪魔さん。アタマの上、五メートルくらいの髙さに静止して、なにか集中して力を使ってる。そこから出てくる緑の光。
バシュッ バシュッ
敵が撃ってきた魔法弾が、緑の光の壁にあたって四散する。
「間違いありません。サクルタスです。とうとう本気で来ましたね」
ネコリスのフォルムのヨルドが、あたしの肩にかけのぼってささやいた。
「あれってでも、どうなってるの??」
「どうなってるとは? 質問の意味がわかりませんが?」
ネコリスが首をまわして、つぶらな瞳をこっちに向けた。
「あのヒトたち、最初から全部演技だったってこと? 天使たちが、こっそりあたしたちを騙すために?」
ドオンンッ… ドオオオンン……
けど、今度は大きく外れた。どうやらあの魔法、こっちが動いてれば命中精度は高くない。だけどあまりの打撃に谷がえぐれて地形がかわる。バラバラと岩がふってくる。ゲームだから当たってもそんなに痛くはないんだけど―― だけどこの臨場感。。恐怖感がものすごい。
「だけどなにあれ? なんでいきなり襲撃とか??」
はげしい岩の雨の中、あたしはアルウルにむかって叫んだ。
「逆恨みってこと? パーティ選考に落ちちゃったからムカついて?」
「知らねーよ! けどあれ、あいつらまともじゃないぞあれ」
「なに、まともじゃないって?」
「フィールドの風景オブジェクトを破壊改変とか、そこまでのエフェクトある魔法ってないだろ、このゲーム」
「けど、今あれ、実際えぐれたじゃん」
「だから言ってんだよ! まともじゃないって!」
いきなりまた地面が揺れた。緑色の光エフェクトが広がっていく。
緑の光が―― どんどん外にむかって広がって――
「皆さま、先を急いでください。ここはわたくしが支えます」
「ダグ??」
そう。ダグだ。化けガラスのフォルムをまとった悪魔さん。アタマの上、五メートルくらいの髙さに静止して、なにか集中して力を使ってる。そこから出てくる緑の光。
バシュッ バシュッ
敵が撃ってきた魔法弾が、緑の光の壁にあたって四散する。
「間違いありません。サクルタスです。とうとう本気で来ましたね」
ネコリスのフォルムのヨルドが、あたしの肩にかけのぼってささやいた。
「あれってでも、どうなってるの??」
「どうなってるとは? 質問の意味がわかりませんが?」
ネコリスが首をまわして、つぶらな瞳をこっちに向けた。
「あのヒトたち、最初から全部演技だったってこと? 天使たちが、こっそりあたしたちを騙すために?」
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