アッフルガルド
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「なにこれ? え? ほんとに122??」「っていうか、ぜんぶがぜんぶ、122?」「バカバカしい。完全にチートだろこんなもん」「あ、でもこれ、すごーい! HP8万? マナ6万? えー、ウソ~、信じらんな~い! チートでもいいから、こっそりこっちにわけてほしーい!」
「あの~、ルルコルルさん?」
「はい?」
「…これってたぶん、チートですよね?」
「チートとは?」
「…えっと、たとえば、不正にサーバーにアクセスしてキャラデータの数値を書き変えるとか、なにか特別な電子ツールでプログラムエラーを誘発して利用するとか」
「おっしゃること、よくわかりません」
「あの~ ちなみにルルコルルさんは、どちらにお住いの方ですか?」
「どこかな? あまり考えたこともなかったけど――」
「おい、こいつ完全にふざけてるだろっ!」
アサシンのガントがいらいらした声で割りこんだ。
「こんなの失格だ、最初から。もういいからこんなくだらない面接はさっさと止めろ」
「あ、ちょっと待ってくださいガントさん。短気はいけません」
「えーと、面接をつづけます。あの、もういちどお尋ねしますが、お住まいはどちらですか?」
「遠い場所です」
「遠いっていっても、いちおう日本は日本、ですよね?」
「にほん? よくわかりません。たぶん違うと思います」
「というと、外国でダイブされている?」
「たぶんそうだと思います」
「アメリカとかですか?」
「あるいはそうかもしれません」
「じゃ、日本人じゃなかったりします?」
「たぶん、ちがうと思います」
「…えっと。そのわりに日本語、お上手ですね?」
「言葉はだいたい全部話せます。それがどこの言葉であっても」
「おい、いい加減にしてくれ。時間のムダだ」
ガントが本気でイライラした声で言った。
「こいつ完全にいかれてる。しかも悪質なチートだ。こんなのは完全にアウトだろう。もう完全に決まりだ。こいつ以外の、おれとこっちの歌姫で」
「わたしも同意見でーす。チートはよくないでーす」
「でもじっさい、ぶっちゃけて言っちゃうと、このさいチートでもいいんです」
「カトルレナ??」
あたしは驚いてふりかえる。
「あの~、ルルコルルさん?」
「はい?」
「…これってたぶん、チートですよね?」
「チートとは?」
「…えっと、たとえば、不正にサーバーにアクセスしてキャラデータの数値を書き変えるとか、なにか特別な電子ツールでプログラムエラーを誘発して利用するとか」
「おっしゃること、よくわかりません」
「あの~ ちなみにルルコルルさんは、どちらにお住いの方ですか?」
「どこかな? あまり考えたこともなかったけど――」
「おい、こいつ完全にふざけてるだろっ!」
アサシンのガントがいらいらした声で割りこんだ。
「こんなの失格だ、最初から。もういいからこんなくだらない面接はさっさと止めろ」
「あ、ちょっと待ってくださいガントさん。短気はいけません」
「えーと、面接をつづけます。あの、もういちどお尋ねしますが、お住まいはどちらですか?」
「遠い場所です」
「遠いっていっても、いちおう日本は日本、ですよね?」
「にほん? よくわかりません。たぶん違うと思います」
「というと、外国でダイブされている?」
「たぶんそうだと思います」
「アメリカとかですか?」
「あるいはそうかもしれません」
「じゃ、日本人じゃなかったりします?」
「たぶん、ちがうと思います」
「…えっと。そのわりに日本語、お上手ですね?」
「言葉はだいたい全部話せます。それがどこの言葉であっても」
「おい、いい加減にしてくれ。時間のムダだ」
ガントが本気でイライラした声で言った。
「こいつ完全にいかれてる。しかも悪質なチートだ。こんなのは完全にアウトだろう。もう完全に決まりだ。こいつ以外の、おれとこっちの歌姫で」
「わたしも同意見でーす。チートはよくないでーす」
「でもじっさい、ぶっちゃけて言っちゃうと、このさいチートでもいいんです」
「カトルレナ??」
あたしは驚いてふりかえる。
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