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私(わたくし)、ヒュドラになりまして。

オオタ タク

第1話 プロローグ

「そぉ言われましてもね。
 覚えてないんですよ。全く。」

「死んだのかとか。
 転生か召喚か降霊術かとか。」

「絶対に人間だったっと思います。
 …たぶん。」

「いや、記憶が無くても感覚で
 人だったって解りますよ。」

「現に人と会話が成立してるし。
 理性や思考能力あるし。」

「普通さ。あり得ないんでしょ?
 私と意思疎通ができるのって。」

「困るんですよねぇ。
 そうやって決め付けられるのは。」

「アナタが大事にしようとしているだけです。
 ただの推測でしかないんですよ。それ。」

「襲ってないです。
 人命救助しただけだし。
 呼吸や心音は安定してるでしょ。
 先ず確認されては?」

「いや、むしろ失礼を
 受けてるのはむしろ、
 こっちの方なんですけどねぇ。
 ご自分の態度を鏡で見られると、
 多分よく解りますよ(ニッコリ)」

「分かり切ってるってセリフが
 もう解ってないんですよ。
 お宅の妄言に付き合ってるほど
 ヒマじゃないんですよ。こっちは。
 何?気絶してる子に言質でもとったんですか?
 ワー、スゴイデスネ。」

「彼女が起きて事情を聴いてから
 改めて話し合いましょ。
 そこで彼女の口から聞かれた事実はどうだったか、
 教えて下さい。
 大事ですよ?報・連・相は。」

「これ以上に難癖をつけてくるなら、
 こちらも徹底抗戦しますよ。
 よく考えて下さい。
 自分たちの被害を最小限に抑えつつ、
 事態の収束を図るのが
 アナタや部下たちの仕事なんでしょ?
 それでこそ隊を率いる優秀な将の
 決断だと思いますけどね。」

「このままじゃ平行線で終わりが見えないので、
 一旦、お開きとしましょう。
 私にとっても今後を占う問題なんで、
 妥協することはできないです。」

「アナタで対応できる範疇を超えているのであれば
 もっと上の人を連れてきて下さい。」

「理解したか?なら早くいけ。
 いい加減、こっちも我慢の限界ですよ。」

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