前世水乙女の公爵令嬢は婚約破棄を宣言されました。
第23話
王太子直轄領は、王太子側近の大半が裏切り、騎士と徒士を指揮して城を襲撃した。
だが城には王太子を護る騎士と徒士がいた。
その者達は、シャーロットが与える不思議な水の御陰で、精霊の怒りに罰せられることなく、渇きを癒すことが出来ていた。
だから、叛乱軍とも対等に戦うことが出来た。
だが、叛乱軍の方が圧倒的に数が多かった。
目の前で精霊の怒りを見た事で、先祖代々伝えられてきた伝説に対する畏怖と恐怖が、ようやく心の奥底から湧きあがっていたのだ。
だがこれが寿命を縮める事になった。
王太子の護衛を次々と討ち果たし、王太子の私室にまで押し寄せた時に、シャーロットが現れて立ちふさがったのだ。
「傾城。
討ち果たしてくれる」
「ふふふふ。
君側の奸として、今迄散々殿下を誑かしておいて、今更私を罵るの」
「黙れ。
お前をオアシスに捧げ、精霊様に怒りを鎮めて頂くのだ」
「ほほほほほ。
まことに愚か。
精霊ごとき、私が何時でも干殺してくれる」
「なんだと?
うぎゃぁぁぁ」
話すのが飽きたシャーロットが、いきなり相対していた元側近を喰い殺した。
急にシャーロットの口が裂け、フルアーマープレートごと、胸から上を喰い千切ったのだ。
人の口がこれほど大きく開くのか、信じられないくらい大きく広がり、歯がサメのようにトカゲのように鋭く並んでいた。
その後は、一方的な虐殺だった。
シャーロットの片手が巨大なトカゲのようになる。
片手を振るうだけで、フルアーマープレートが紙のように切り裂かれるのだ。
そしてバリバリと食べてしまうのだ。
一体その身体のどこに、これほど多くの人間を食べられるのかと思われたのだが、百人を喰い殺した頃に、ようやく喰い殺すのを止めた。
一撃で殺さないように手加減をして、半殺しにして捕獲したのだ。
「もっと食べたいけれど、愛しい子供達の食事も確保しなければいけないわ。
新鮮な方が美味しいけれど、今迄のように、ろくに肉の付いていない奴隷よりは、少々古くなっても、こいつらの方が美味しいかしら?」
そうつぶやいたシャーロットは、喰い殺さずに捕縛した側近・騎士・徒士を真剣に品定めしだした。
「王太子を殺すわけにはいけないけれど、あの種は弱すぎるわね。
ここまで来たら、何も弱い種で我慢する必要はないわね。
同類の雄が見つからないから人間で我慢したけど、出来るだけ強い種が欲しいわ」
そうつぶやいたシャーロットは、ろくに訓練などしておらず、脂肪の塊のような側近に眼をとめた。
「脂身が多い方が、子供達には食べ易いかしら。
それとも、筋肉の多い方が子供達は喜ぶかしら。
ねえ、お前達はどう思う」
そうつぶやいたシャーロットは、目の前で肥った側近と身体を鍛えた徒士の頭を、信じられないくらい大きく開いた口で人かじりに飲み込んだ。
「さあ。
死にたくなかったら、味見をしてどちらが美味しいか答えなさい。
食べない者は、私が頭から丸かじりにするよ!」
シャーロットの脅しに屈した側近・騎士・徒士は、シャーロットが食べ残した人肉を生で口にするのだった。
だが城には王太子を護る騎士と徒士がいた。
その者達は、シャーロットが与える不思議な水の御陰で、精霊の怒りに罰せられることなく、渇きを癒すことが出来ていた。
だから、叛乱軍とも対等に戦うことが出来た。
だが、叛乱軍の方が圧倒的に数が多かった。
目の前で精霊の怒りを見た事で、先祖代々伝えられてきた伝説に対する畏怖と恐怖が、ようやく心の奥底から湧きあがっていたのだ。
だがこれが寿命を縮める事になった。
王太子の護衛を次々と討ち果たし、王太子の私室にまで押し寄せた時に、シャーロットが現れて立ちふさがったのだ。
「傾城。
討ち果たしてくれる」
「ふふふふ。
君側の奸として、今迄散々殿下を誑かしておいて、今更私を罵るの」
「黙れ。
お前をオアシスに捧げ、精霊様に怒りを鎮めて頂くのだ」
「ほほほほほ。
まことに愚か。
精霊ごとき、私が何時でも干殺してくれる」
「なんだと?
うぎゃぁぁぁ」
話すのが飽きたシャーロットが、いきなり相対していた元側近を喰い殺した。
急にシャーロットの口が裂け、フルアーマープレートごと、胸から上を喰い千切ったのだ。
人の口がこれほど大きく開くのか、信じられないくらい大きく広がり、歯がサメのようにトカゲのように鋭く並んでいた。
その後は、一方的な虐殺だった。
シャーロットの片手が巨大なトカゲのようになる。
片手を振るうだけで、フルアーマープレートが紙のように切り裂かれるのだ。
そしてバリバリと食べてしまうのだ。
一体その身体のどこに、これほど多くの人間を食べられるのかと思われたのだが、百人を喰い殺した頃に、ようやく喰い殺すのを止めた。
一撃で殺さないように手加減をして、半殺しにして捕獲したのだ。
「もっと食べたいけれど、愛しい子供達の食事も確保しなければいけないわ。
新鮮な方が美味しいけれど、今迄のように、ろくに肉の付いていない奴隷よりは、少々古くなっても、こいつらの方が美味しいかしら?」
そうつぶやいたシャーロットは、喰い殺さずに捕縛した側近・騎士・徒士を真剣に品定めしだした。
「王太子を殺すわけにはいけないけれど、あの種は弱すぎるわね。
ここまで来たら、何も弱い種で我慢する必要はないわね。
同類の雄が見つからないから人間で我慢したけど、出来るだけ強い種が欲しいわ」
そうつぶやいたシャーロットは、ろくに訓練などしておらず、脂肪の塊のような側近に眼をとめた。
「脂身が多い方が、子供達には食べ易いかしら。
それとも、筋肉の多い方が子供達は喜ぶかしら。
ねえ、お前達はどう思う」
そうつぶやいたシャーロットは、目の前で肥った側近と身体を鍛えた徒士の頭を、信じられないくらい大きく開いた口で人かじりに飲み込んだ。
「さあ。
死にたくなかったら、味見をしてどちらが美味しいか答えなさい。
食べない者は、私が頭から丸かじりにするよ!」
シャーロットの脅しに屈した側近・騎士・徒士は、シャーロットが食べ残した人肉を生で口にするのだった。
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