初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第227話密談
「じゃあラーラとイルオンと相談して、何時移動するか決めてくれ」
「今日明日でなくてもいいのですか?」
「それではいくらなんでも身勝手すぎるからね、ここのローテーションや引き継ぎもあるだろうから、無理のない日程を組んでくれていいよ」
「それは有り難い話ですが、もうここの元見習たちは、どこに行っても人間族としたら1流の冒険者です。私たちが教えるのは、冒険者ギルドでの処世術や、街の移動時の常識くらいです」
「そうかい、だったら俺が思っているより早く、移動が可能なのかな?」
「そうですね、3日もあれば、引っ越しの準備は整います。まあ今までの私たちなら、今日を含めても2日で移動準備ができたと思いますが、ここの居心地がよかったので、ついつい家財道具が増えてしまいました。
「移動には大型の従魔を使うから、ベットやタンスも持っていけるぞ」
「へぇ? 大型家具を持っていけるのですか?」
「ああ大丈夫だ」
(リュウに運ばせる心算か?)
(ああ、タダ飯を喰わせる訳にはいかないからな、働かせる機会があれば、遠慮せず扱き使わせてもらうよ)
(まあ後で後悔するなよ)
(何を言っているんだ? 後悔するような事があるのか?)
(ふむ、知っていて言わなければ、後でミノルに恨まらるであろうから、今言っておこう)
(なんだよ、もったいつけるなよ)
(ミノルが主人のようにセイに仕事をさせて、その報酬に餌を与えれば与えるほど、従魔契約が完成していくぞ)
(あ! それは不味い!)
(だがどうする、1度ノーラたちに約束した事を、今から取り消すか?)
(いやそれは駄目だ、約束した以上守らなければならん。セイの力で大型家具を移動させれないか?)
(やってやれない事はないが、原初の人間が怒るかもしれんぞ)
(俺が家具を浮遊させて、飛翔魔法と移動魔法で運ぶ訳にはいかんか?)
(まあミノルは人間だから、少々大きな魔法を使っても怒らす事はないだろう。今までも、ヨタ級魔法を使っても何も言ってこなかったしな)
(おいおいおい、本当はヨタ級魔法は禁止なのか?)
(禁止ではないが、原初の人間の世界で、ヨタ級魔法を使える者など存在した事がないからな)
(そう言う事は先に言え、先に!)
(これからは気をつけよう)
「ミノル様、急に黙られてどうかなさいましたか?」
「いや、今日の晩飯を何にするか迷っていたんだ、何か食べたい物はあるかい?」
「ミノル様の料理なら何でも大歓迎ですが、香ばしくて刺激的な香草をたっぷり使った、唐揚がまた食べたいです」
「あの~私もいいですか?」
「いいぞ、遠慮する事はないぞプリネラ」
「以前バーベキューで食べさせてもらった、香草をたっぷり使ったオークの丸焼きが食べたいんです」
「なるほど、全員一緒に食べれるバーベキューに、たっぷりの香辛料を使ったタレを使えば美味しいな」
「私もそれでいいです、さっき言った唐揚はまたの機会にお願いします」
「レイナたちもそれでいいか?」
「「「はい!」」」
「今日明日でなくてもいいのですか?」
「それではいくらなんでも身勝手すぎるからね、ここのローテーションや引き継ぎもあるだろうから、無理のない日程を組んでくれていいよ」
「それは有り難い話ですが、もうここの元見習たちは、どこに行っても人間族としたら1流の冒険者です。私たちが教えるのは、冒険者ギルドでの処世術や、街の移動時の常識くらいです」
「そうかい、だったら俺が思っているより早く、移動が可能なのかな?」
「そうですね、3日もあれば、引っ越しの準備は整います。まあ今までの私たちなら、今日を含めても2日で移動準備ができたと思いますが、ここの居心地がよかったので、ついつい家財道具が増えてしまいました。
「移動には大型の従魔を使うから、ベットやタンスも持っていけるぞ」
「へぇ? 大型家具を持っていけるのですか?」
「ああ大丈夫だ」
(リュウに運ばせる心算か?)
(ああ、タダ飯を喰わせる訳にはいかないからな、働かせる機会があれば、遠慮せず扱き使わせてもらうよ)
(まあ後で後悔するなよ)
(何を言っているんだ? 後悔するような事があるのか?)
(ふむ、知っていて言わなければ、後でミノルに恨まらるであろうから、今言っておこう)
(なんだよ、もったいつけるなよ)
(ミノルが主人のようにセイに仕事をさせて、その報酬に餌を与えれば与えるほど、従魔契約が完成していくぞ)
(あ! それは不味い!)
(だがどうする、1度ノーラたちに約束した事を、今から取り消すか?)
(いやそれは駄目だ、約束した以上守らなければならん。セイの力で大型家具を移動させれないか?)
(やってやれない事はないが、原初の人間が怒るかもしれんぞ)
(俺が家具を浮遊させて、飛翔魔法と移動魔法で運ぶ訳にはいかんか?)
(まあミノルは人間だから、少々大きな魔法を使っても怒らす事はないだろう。今までも、ヨタ級魔法を使っても何も言ってこなかったしな)
(おいおいおい、本当はヨタ級魔法は禁止なのか?)
(禁止ではないが、原初の人間の世界で、ヨタ級魔法を使える者など存在した事がないからな)
(そう言う事は先に言え、先に!)
(これからは気をつけよう)
「ミノル様、急に黙られてどうかなさいましたか?」
「いや、今日の晩飯を何にするか迷っていたんだ、何か食べたい物はあるかい?」
「ミノル様の料理なら何でも大歓迎ですが、香ばしくて刺激的な香草をたっぷり使った、唐揚がまた食べたいです」
「あの~私もいいですか?」
「いいぞ、遠慮する事はないぞプリネラ」
「以前バーベキューで食べさせてもらった、香草をたっぷり使ったオークの丸焼きが食べたいんです」
「なるほど、全員一緒に食べれるバーベキューに、たっぷりの香辛料を使ったタレを使えば美味しいな」
「私もそれでいいです、さっき言った唐揚はまたの機会にお願いします」
「レイナたちもそれでいいか?」
「「「はい!」」」
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