初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第226話ボッタクリ
「ミノル、ノーラたちが相談を終えたようだぞ」
「ありがとう白虎」
「ミノル様、先程の教育係の依頼をお受けしたいと思いますが、報酬はどれくらいになるんですか?」
「そうだな、ノーラたちほどの冒険者に教育を頼むんだ、それなりの報酬にしないといけないな」
「できれば、ミノル様が売っていると言う、酒が買えるくらいの報酬は欲しいです」
「では1時間教えてくれたら、大銀貨1枚と言う事でどうだ?」
物凄く大雑把な感覚だけど、大銀貨1枚で日本円の1万円程度だ思うから、1日8時間教えるとして、日当8万円くらいにはなるだろう。
「それでミノル様の酒は買えるのですか?」
「あ~と、いくらで売っていたっけ?」
(1番安い酒で小金貨8枚で、1番高い酒で小金貨45枚だ)
(そんな高い値段にしてたか!?)
(ボッタクリだな)
(そんな言葉は覚えなくていい、セイ)
「売値を忘れられたのですか?」
「思いだした、1番安い酒で小金貨8枚で、高い酒なら小金貨45枚だった」
「小金貨45枚!」
ノーラたちが随分驚いているが、確かに高すぎたか。
「まあ相手が金持ちのドワーフ族や貴族だったから、少々高額でも飛ぶように売れたんだ」
「少々ではありませんよ、いくらなんでも小金貨45枚は高すぎます」
「そう言われてもな、その値段でも飛ぶように売れているんだよ」
「そんな値段では、私たちにはとても買えませんよ」
「ノーラたちに行ってもらう冒険者村は、高額で売れるモンスターが沢山いるから、自分たちの実力と比較して、休みの日に狩りに行ってもいいのではないか」
(おいおいおい、ノーラたちの実力では、ジャイアント・レッドベアーを狩るのは無理だぞ)
(他には金になる獲物はいなかったか?)
(小金貨がザクザク稼げるような獲物は、どこにでも転がってはおらんよ、全部命を天秤(てんびん)に賭けた狩りになる)
「私たちでも稼げる狩場なのですか?」
「う~ん、レベルが200を超える歴戦のドワーフ族をリーダーに、レベル100前後のメンバーがチームを組んでいる冒険者たちが多いな」
「そんな所では、とてもではありませんが、満足な狩りができるとは思えません。それにそんなに強い冒険者がいるのなら、私たちが教育係になる必要などないではありませんか」
「ドワーフ族は偏屈な奴が多いから、人間族の子供に基礎を教えるなんて無理なんだよ」
「それで私たちを選ばれたんですね」
「そうだけど、駄目かい?」
「正直ここに残って狩りをする方が、金を稼げますし自由も謳歌(おうか)できます」
「だったら報酬を上げよう、1時間小金貨1枚でどうだい?」
「それならミノル様の売っている酒も買えますけど、本当にいいんですか?」
「そのかわりと言っては何だが、子供たちの安全には気をつけてもらうぞ」
「その点はお任せ下さい!」
「ありがとう白虎」
「ミノル様、先程の教育係の依頼をお受けしたいと思いますが、報酬はどれくらいになるんですか?」
「そうだな、ノーラたちほどの冒険者に教育を頼むんだ、それなりの報酬にしないといけないな」
「できれば、ミノル様が売っていると言う、酒が買えるくらいの報酬は欲しいです」
「では1時間教えてくれたら、大銀貨1枚と言う事でどうだ?」
物凄く大雑把な感覚だけど、大銀貨1枚で日本円の1万円程度だ思うから、1日8時間教えるとして、日当8万円くらいにはなるだろう。
「それでミノル様の酒は買えるのですか?」
「あ~と、いくらで売っていたっけ?」
(1番安い酒で小金貨8枚で、1番高い酒で小金貨45枚だ)
(そんな高い値段にしてたか!?)
(ボッタクリだな)
(そんな言葉は覚えなくていい、セイ)
「売値を忘れられたのですか?」
「思いだした、1番安い酒で小金貨8枚で、高い酒なら小金貨45枚だった」
「小金貨45枚!」
ノーラたちが随分驚いているが、確かに高すぎたか。
「まあ相手が金持ちのドワーフ族や貴族だったから、少々高額でも飛ぶように売れたんだ」
「少々ではありませんよ、いくらなんでも小金貨45枚は高すぎます」
「そう言われてもな、その値段でも飛ぶように売れているんだよ」
「そんな値段では、私たちにはとても買えませんよ」
「ノーラたちに行ってもらう冒険者村は、高額で売れるモンスターが沢山いるから、自分たちの実力と比較して、休みの日に狩りに行ってもいいのではないか」
(おいおいおい、ノーラたちの実力では、ジャイアント・レッドベアーを狩るのは無理だぞ)
(他には金になる獲物はいなかったか?)
(小金貨がザクザク稼げるような獲物は、どこにでも転がってはおらんよ、全部命を天秤(てんびん)に賭けた狩りになる)
「私たちでも稼げる狩場なのですか?」
「う~ん、レベルが200を超える歴戦のドワーフ族をリーダーに、レベル100前後のメンバーがチームを組んでいる冒険者たちが多いな」
「そんな所では、とてもではありませんが、満足な狩りができるとは思えません。それにそんなに強い冒険者がいるのなら、私たちが教育係になる必要などないではありませんか」
「ドワーフ族は偏屈な奴が多いから、人間族の子供に基礎を教えるなんて無理なんだよ」
「それで私たちを選ばれたんですね」
「そうだけど、駄目かい?」
「正直ここに残って狩りをする方が、金を稼げますし自由も謳歌(おうか)できます」
「だったら報酬を上げよう、1時間小金貨1枚でどうだい?」
「それならミノル様の売っている酒も買えますけど、本当にいいんですか?」
「そのかわりと言っては何だが、子供たちの安全には気をつけてもらうぞ」
「その点はお任せ下さい!」
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