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初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!

克全

第225話ダンジョン

(ノーラたちは引き受けてくれそうだな)

(リサーチ魔法で心を覗いたのか、セイ?)

(覗かなくても、酒に興味を惹かれた後の仕草で、ミノルも想像はついたであろう)

(まあね、だけど本当に心を覗いていないんだろうな?)

(その辺は我に任せておけ、聞かない方が皆が喜び幸せになれる事もある)

(ほどほどにしておいてくれよ)

(分かっておるよ)

(それでな、ミノルには別に見てもらいたい物があるんだ)

(俺に見てもらいたい物?)

(ああ、ミノルの記憶の中にあった物が面白そうだったから、試しに作ってみたのだ)

(いったい何を作ったんだ?)

(ダンジョンだ)

(ダンジョン? ダンジョンてあのダンジョンか?)

(ミノルの記憶の中で、友達にもらったゲームをやり続け、学業を疎かにして後悔しているダンジョンだ)

(それは言わなくていいよ!)

(じゃあ地下9階の、石の廊下や部屋で作られたダンジョンなんだな?)

(最初はそうだ)

(最初は?)

(ミノルの記憶の中には、何十何百と言う階層に分かれたダンジョンもあったし、広大な世界が広がるダンジョンもあった。面白いダンジョンなら、池や湖が広がるダンジョンもあったな)

(池や湖が広がる、広大なダンジョンまで作ったのか?)

(現在鋭意製作中だ)

(何のために作ったんだ? 単に面白かったから作ったのか?)

(まあそれが1番ではあるのだが、ここにいる限り、闘技場やジャングル戦の訓練はできる。だが街中や城の中で戦う事になった場合の、市街戦の訓練ができないであろう)

(そうか、冒険者で生きて行く以上、市街戦の訓練もしておいた方がいいな。特にレベルが上がれば、王侯貴族からの護衛依頼もあるだろうしな)

(まああくまでも、面白そうだったと言うのが1番だが、あらゆる場所を想定した訓練ができた方がいい)

(そこまで言うのなら、水上戦や水中戦の訓練もできるのだな?)

(広大な湖を設けた階もあるから、十分訓練可能だ)

(アグネスはともかく、オードリーはダンジョンで訓練させた方がいいのかな?)

(市街戦だけは、訓練しておいた方がいいだろうな)

(そうだな、冒険者村はこれから発展するだろうし、これから授かるであろう子供たちのためにも、オードリーにはある程度の戦闘力を持っていて欲しいな)

(それでな、他にも作りたい環境があるのだが、実感を得るために行ってみないか?)

(作りたい環境?)

(ああ、氷の世界と砂漠の世界だ)

(わざわざ行く必要があるのか?)

(水上や水中は、ミノルと海のモンスターを倒したのが参考になった。分身体が魔海獣や魔魚、モンスターを集めるのにも役立った)

(実体験が大切だと言うのは分かるけど、俺もいかなきゃいけないんだよな)

(将来授かるであろう子供のために、訓練場所を作ると思え)

(分かったよ、行けばいいんだろ行けば)

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