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初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!

克全

第222話訓練

「ミノル、ここでアグネスやオードリーの訓練をしていったらどうだ?」

「2人の訓練?」

「分身体が丁度(ちょうど)いい魔獣やモンスターを集めているし、絶対怪我しないように支援してくれる。ここならば何の心配もせずに、思いっきりレベル上げができるのではないか」

「訓練したいミャ!」

「私にも訓練させてください」

「私が訓練するミャ!」

「ミノル様の足手まといにならないように、少しでも強くなりたいのです、どうか訓練させてください!」

「私が先に訓練するミャ!」

「大丈夫だアグネス、何人でも同時に訓練できる」

「分ったみゃ、一緒に訓練してやるみゃ」

「セイはそう言うが、アグネスはともかく今のオードリーでは、支援魔法くらいしか使えないだろう」

「ミノル様、セイ様が誰でも丁度いい訓練できると言われているのですから、私のような能力の人間でも訓練できるのではないのですか?」

「それはそうなんだけどね、う~ん」

「ミノル、アグネスを助けた当初にも言ったが、過保護すぎるのはいかんぞ」

「分ったよ、アグネスもオードリーも、セイの分身体の指示通りに動くんだよ」

「分ったみゃ」

「分りました、セイ様もぶんしんたいさまの指示通りにいたします」

アグネスとオードリーの2人は、見習いたちが最初訓練していたように、自分たちの能力に合わせた魔獣やモンスターを出してもらい、全力を尽くして戦った。

アグネスは平均的な見習いどころか、イルオンをも遥(はる)かにしのぐ実力になっていた。だからデイノスクスやアナコンダにメガラニアの群れを出してもらい、広範囲魔法を駆使して大量殺戮を繰り返し、効率よく狩りをしていた。

一方オードリーは、まだ攻撃魔法を習得しておらず、しかも戦士としての実力もない。だから動きの遅い魔蟲を1匹ずつ出してもらい、眠りの魔法や麻痺の魔法を使い、動けなくしたところをサバイバルナイフで殺すようにした。

まだ筋力もついておらず、ろくな戦闘訓練もしていないオードリーは、レベルアップするか実戦慣れするしか、戦闘力を上げる方法がなかった。

アグネスはレベルが高い事で、1番効率のいいモンスターを大量殺戮しても、レベルアップに時間が掛かってしまう。

一方オードリーは、あまりにレベルが低く実戦闘力も低いため、効率的なモンスターや魔獣が存在せず、魔蟲をちまちま殺すしかなかった。

コンバットナイフ:全長30cm前後・刃渡り15cm前後の刃物
サバイバルナイフ:片刃がノコギリになったコンバットナイフ
ダガー     :両刃のコンバットナイフ

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