初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第218話香草薬草の調合
「さて、これくらい狩ったら十分だよ、帰って唐揚を揚げよう」
(おいミノル、これっぽっちでは満足できんぞ)
(また遠見で見てたのか、リュウ)
(城壁造りみたいなチマチマしたことをやってても面白くないから、ミノルたちが狩りをする様子を見ていたのだ)
(分かった分かった、だがリュウには、俺の故国料理を食べさせてやる約束をしていたろ?)
(ふむ、それはまた明日食べるから、今日は唐揚を腹一杯食べさせろ)
(ミノル、唐揚の元になる唐揚粉は、ミノルの故国の品物なんだから、唐揚でもリュウとの約束を守った事になるのではないのか?)
(そうか、そうだな、だったら今回の唐揚で約束を守った事になるな)
(おいおいおい、それは話が違うだろ!)
(分かっているよ、そんな詐欺(さぎ)のような真似(まね)はせんよ)
(そうか、それなら安心だが、だが量はどうするのだ?)
(量が足りないのなら、リュウが適当な魔獣やモンスターを狩ってくれればいいだろ。まあ城壁を作ってくれているから、少しはサービスしてやってもいいけどな)
(本当か? うむ、よい心掛けだ!)
(おいおいおい、リュウは甘やかさない方がいいぞ、図に乗るからな)
(横から水を差すのではない、セイ)
「ミノル様、帰られないのですか?」
俺がリュウの念話の相手をしていたら、その間を疑問に思ったのだろう、オードリーが話しかけてきた。
「ああちょっと考え事をしていたんだ、さあ、帰ろうか」
「ミノル、香草と薬草を集めて、この世界の材料で唐揚粉を作ろうではないか」
「集めるミャ、唐揚粉を作るミャ」
「そうだな、この世界の材料を使った唐揚粉を作くれたら、1人いなっても風魔法を使って、自分で唐揚げを作ることができるな」
「セイ様、からあげことは何なのでしょうか?」
「ミノルが作る美味し料理の材料の事だ、この世界では食べることができない、刺激的な美味しさだがら、楽しみにしておれ」
「まあ! ミノル様が作られるこの世の物とは思えない料理ですか! とても楽しみです」
「おいおいお、そんな簡単に約束していいのか?」
「大丈夫だ、リサーチ魔法を使えば調べられると分かった」
「そうなのか? リサーチ魔法をどう使ったんだ?」
「最初に唐揚粉をリサーチして、そこに含まれる材料を調べる」
「ああそれは分かるが、それだけでは代用になる薬草や香草は分からないだろう」
「我とミノルのレベルなら、ヨタ級のリサーチ魔法を使って、同じ味にするために必要な材料と配分を調べる事ができるのだ」
「もう魔法を試してみて、できる事を確認したんだな、セイ?」
「ああ、ちゃんと試したぞ」
「セイくらいだろうな、唐揚粉を再現するためだけに、ヨタ級の魔法を使う者は」
「何か悪いか?」
「いいや悪くはないよ、じゃあさっさと集めようか!」
(おいミノル、これっぽっちでは満足できんぞ)
(また遠見で見てたのか、リュウ)
(城壁造りみたいなチマチマしたことをやってても面白くないから、ミノルたちが狩りをする様子を見ていたのだ)
(分かった分かった、だがリュウには、俺の故国料理を食べさせてやる約束をしていたろ?)
(ふむ、それはまた明日食べるから、今日は唐揚を腹一杯食べさせろ)
(ミノル、唐揚の元になる唐揚粉は、ミノルの故国の品物なんだから、唐揚でもリュウとの約束を守った事になるのではないのか?)
(そうか、そうだな、だったら今回の唐揚で約束を守った事になるな)
(おいおいおい、それは話が違うだろ!)
(分かっているよ、そんな詐欺(さぎ)のような真似(まね)はせんよ)
(そうか、それなら安心だが、だが量はどうするのだ?)
(量が足りないのなら、リュウが適当な魔獣やモンスターを狩ってくれればいいだろ。まあ城壁を作ってくれているから、少しはサービスしてやってもいいけどな)
(本当か? うむ、よい心掛けだ!)
(おいおいおい、リュウは甘やかさない方がいいぞ、図に乗るからな)
(横から水を差すのではない、セイ)
「ミノル様、帰られないのですか?」
俺がリュウの念話の相手をしていたら、その間を疑問に思ったのだろう、オードリーが話しかけてきた。
「ああちょっと考え事をしていたんだ、さあ、帰ろうか」
「ミノル、香草と薬草を集めて、この世界の材料で唐揚粉を作ろうではないか」
「集めるミャ、唐揚粉を作るミャ」
「そうだな、この世界の材料を使った唐揚粉を作くれたら、1人いなっても風魔法を使って、自分で唐揚げを作ることができるな」
「セイ様、からあげことは何なのでしょうか?」
「ミノルが作る美味し料理の材料の事だ、この世界では食べることができない、刺激的な美味しさだがら、楽しみにしておれ」
「まあ! ミノル様が作られるこの世の物とは思えない料理ですか! とても楽しみです」
「おいおいお、そんな簡単に約束していいのか?」
「大丈夫だ、リサーチ魔法を使えば調べられると分かった」
「そうなのか? リサーチ魔法をどう使ったんだ?」
「最初に唐揚粉をリサーチして、そこに含まれる材料を調べる」
「ああそれは分かるが、それだけでは代用になる薬草や香草は分からないだろう」
「我とミノルのレベルなら、ヨタ級のリサーチ魔法を使って、同じ味にするために必要な材料と配分を調べる事ができるのだ」
「もう魔法を試してみて、できる事を確認したんだな、セイ?」
「ああ、ちゃんと試したぞ」
「セイくらいだろうな、唐揚粉を再現するためだけに、ヨタ級の魔法を使う者は」
「何か悪いか?」
「いいや悪くはないよ、じゃあさっさと集めようか!」
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