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初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!

克全

第203話笑い話

「え~とね、従魔を紹介するのは当然なだけど。話を最初に戻すと、そもそもまだ妊娠してるかどうかも確かめていないんだよね」

「あ、そうでした! 私もその気になって話していましたが、そんな直ぐに妊娠したかどうかは分かりませんよね」

「いや、まあ、その、なんだ。リサーチの魔法をかければ、直ぐに分かるんだよ。オードリーの事が心配だから、毎日リサーチ魔法をかけていいか、それも聞く心算だったんだけど、ちょっと焦っちゃってね」

「うれしいです、ミノル様! ミノル様ほどの方が、私のために慌てて下さるなんて、夢のようでございます」

「そうかい? 俺の本性が見えて、落胆したんじゃないかと心配だったんだけど?」

「いえ、そんなことはありません! 失礼なようですが、可愛いと思っちゃいました」

「そうか、ならいいんだけど。それでまた話を戻して悪いけど、リサーチ魔法をかけていいかな?」

「はい、いえ、むしろお願いします! 私の事はともかく、ミノル様の子供に何かってはいけませんから、直ぐに調べて下さい」

「ありがとう、オードリーの事が心配だから、魔法をかけさせてもらうよ」

「はい、ありがとうございます。嬉しいです!」

「メガリサーチ」

(おいおいおい、メガ級のリサーチ魔法などかけて、いったい何を調べるんだ?)

(いいだろ別に、身体に負担がないのなら、少々強力な魔法を使ったって、文句を言われる事はないだろ)

(それにしても、妊娠を調べるだけでメガ級はやりすぎだ!)

(いいんだよ、少しでもオードリーに病気の兆候があれば、今ここで完治させるんだから)

(人間が変わってしまったようだな?)

(そうか? だが俺の故国では、子供ができて人柄が変わることは結構あるぞ)

(あのなぁ~ミノル、まだ子供ができたかどうかは分からないんだぞ)

(まあそれはそうなんだが・・・・・)

(それにメガ級なんか使うから、検査項目が多すぎて妊娠の有無までなかなか進まないじゃないか)

(うん、そうだね、ごめん。俺がバカでした)

「あの、どうでしたか?」

「ごめんオードリー、ちょっと焦って強力なリサーチ魔法を掛け過ぎた。調べることが多すぎて、なかなか妊娠のとこまで行かないわ」

「まあ、そんなに私を調べてどうするつもりなんですか?」

「いや、少しでも病気の兆候があれば治療しようと思ったんだけど」

(そうは言っても、細胞1つ1つの遺伝子構造まで調べる必要ないな)

(分かったよ、俺が間違っていたよ)

「普通のリサーチ魔法をかけるから、もう1度ごめん」

「そんなに謝られなくていいですよ、むしろ私を心配して下さったこと、うれしいです」

「じゃあもう1度かけるから、リサーチ」

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