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初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!

克全

第201話オードリー

ビラン近郊の正規キャンプ地

「オードリー、戻ったよ」

「ミノル様、冒険者村の候補地はどうでしたか?」

「問題ないよ、テューレ殿も納得してくれたよ」

「そうですか、それはよかったです。でもどうされたのですか? 子供たちの訓練を見てやるのではないのですか?」

「うん、まあ、そうなんだが、ちょっと問題がおきてね」

「問題ですか? 冒険者村の候補地は大丈夫と言う事ですし、子供たちに何か問題でもあったのですか?」

「いや、そうではないんだ。子供たちは自分たちで訓練できるようになっているから、子供たちの事は何も心配ないんだ」

「そうですか、ミノル様がいつも子供の事を気にかけておられますから、てっきり子供たちに何かあったのかと思いました。だったらドワーフ族が、酒の事で問題でも起こしたのでしょうか?」

「いや、それも大丈夫だ。ドワーフ族も大人しくしてくれているし、酒の事での争い事もない。いたって平和に飲み食いしてくれているよ」

「だったら何なのでしょうか?」

「いや、まあ、その、なんだ」

(ミノル、しっかりせんか!)

(分かっているよ)

(本当に分かっているのか? ミノルは父親になるかもしれないのだぞ? そこ覚悟を決めて、オードリーと生殖したのであろう?!)

(覚悟はしたよ、したけど、それは人間として人間の子供を育てる覚悟なんだよ。クォーターユグドラシル何て言う、超強力な子供を育てる覚悟じゃないんだよ)

(ミノル、よく考えてみろ。確かにクォーターユグドラシルは強力な種族になるかもしれんが、あくまでもミノルの半分の力しか受け継がないんだぞ?)

(ああ、そうか、そうだな)

(いいかげん冷静になれ!)

「ミノル様、黙ってしまわれて、どうされたのですか? 私が何かお気に障ることを言ったのでしょうか?」

「いやそうじゃないんだ! オードリーには何の問題もないんだ。俺にいろいろ問題がある事が分かったんだ」

「ミノル様に問題が起こったのですか?! 私ごときには何もできませんが、お話を聞くくらいならできます! どうぞお話ください」

「ああ、ありがとう! オードリーにも関係がある事だったから、正直話しにくかったんだ」

「私にも関係することなんですか?」

「ああ、俺たちの間にできる子供に関することなんだ」

「私たちの子供ですか? だったら直ぐにお話ください! 何があってもミノル様の子を産み育てる覚悟です。何もかもお話ください!」

「ああ、実はさっき分かったばかりなんだが、俺って人間じゃないそうなんだ!」

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