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初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!

克全

第181話将来設計

ローファン王国・ビラン郊外の森の中

「ミノル様、僕たち冒険者になれるでしょうか?」

「努力すれば、必ずなれるよ」

「どんな努力をすればいいのですか?」

「まずは体力が大切だね、体力があれば少々怪我をしても大丈夫だけど、体力がないと直ぐに死んでしまうからね」

「どうすれば体力がつくのでしょうか?」

「一番早いのは走ることだけど、ただ走るだけだともったいないから、荷物運びの仕事をしながら走るといいよ」

「はい分かりました、今日から毎日荷物を運びをします!」

「そうだね、がんばりなさい」

「他にも大切なことはありますか?」

「そうだね、魔獣やモンスターのことを知るのはとても大切だよ」

「どうやって知ればいいのですか?」

「先輩の冒険者に教えてもらうのが1番だけど、見習としてパーティーに入るのが難しいね。パーティーに入るにもある程度の実力が必要だから、普通は冒険者ギルドの学校に入るね」

「でも、もう冒険者ギルドの学校に入ることはできないんですよね?」

「ビランは無理だけど、ほかの街の冒険者ギルドなら、私が紹介してあげるるよ」

「ミノル様が紹介してくださるのですか?!」

「たくさんの国を旅してきたから、それこそ星の数ほどの街を知っているよ。仲のいいギルドマスターもいるから、紹介してあげるよ」

「ありがとうございます! ほかの子供達も紹介していただけるでしょうか?」

「ああ、ちゃんと紹介してあげるよ」

(おいおい、ミノルと仲のよい冒険者ギルドのマスターなんかいたか?)

(嘘も方便だよ、子供を不安にさせる必要もないだろ)

(だが嘘など直ぐにばれてしまうではないか)

(テトラにはセイの分身体がいるし、ナーポリなら話が通じるし、大丈夫だよ)

(また分身体に任せるのか?)

(駄目か?)

(将来自分の子供が産まれた時の練習に、この子達を直接教えてみたらどうだ?)

(う~ん、だけど俺はセイのデュオで規格外だろ、それこそ人間としての成長経験が低すぎて、この子達に教えるのは無理じゃないか?)

(ふむ、確かにその可能性はあるな、だったらナーポリに預けた方がいいだろうな)

(そうか? ああ、そうだな、分身体任せだと、また急速に成長しすぎるな)

(思いだしたか)

(ああ思いだしたよ、成長が早すぎて人を見下す見習いが現れちまったよな)

(人間は子供のうちに、ある程度苦しい経験をさせるべきだ)

(分かったよ、だけど根本的な責任は、俺を化け物にしたセイにあるんだからな!)

(・・・・・すまん)

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