初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第147話八面六臂
ローファン王国・ビラン冒険者ギルド
「ミノル様! よくぞお戻りくださいました!」
「元気していたかい?」
「はい、オードリーは元気にさせて頂いておりました!」
「そうか、それはよかった。それでジャイアント・レッドベアーの在庫はどうなっている?」
「あ! もう在庫が無くなりました、ギルドマスターも次の獲物を心待ちにしておられます」
「そうか、だったら5頭くらいは買い取ってもらえるかな?」
「4頭なら確実ですし、5頭も大丈夫だと思います。ただ6頭となると、微妙だと思われます」
「そうか、4頭でも5頭でも構わないから、食肉部分は俺に帰すと言う条件で、買い取り交渉を始めてくれ」
「承りました! それは大丈夫だと思うのですが、問題はお酒の事なんですか」
「在庫が少ないのか?」
「いえ、それどころか全部売り切れてしまいました!」
「ふぇ? あの量が全部売り切れたのか?!」
「はい、街の外からも、多くの貴族や金持ちが買い取りの使者を送ってきましたので、争奪戦になってしまいました。
「そうか、だったら前回の倍くらい卸しておくべきか?」
「そうして頂ければ助かります」
俺とセイは、朝食を食べた後でリュウに乗って、ローファン王国・ビランにまで移動した。朝食まで望むリュウには、それ相応の対価を支払わせなければいけなかったからだ。それにビランの状況も気になっていたから、丁度いいタイミングだったとも言える。
委託販売の酒類に関しては、オードリーの監視のもとでギルド職員が毎日検品してくれている。それくらい厳しくしなければ、盗難や横流しが横行してしまうくらい、俺の卸す酒類は大人気になっていた。
俺が狩って来たジャイアント・レッドベアーの販売と、俺が卸す酒類の委託販売をする事により、冒険者ギルドの年商は10倍以上になったようだ。それどころか内部留保金は30倍以上になり、少々ジャイアント・レッドベアーの在庫を抱えてもビクともしない経営状態なのだが、問題は保管だった。
ジャイアント・レッドベアーだけを在庫にするわけにもいかず、急にアイテムボックス持ちを雇用するこは不可能で、魔法袋を手に入れる事も出来ない状態だった。
俺は心から信頼するテューレ殿に、5頭のジャイアント・レッドベアーを預け、オードリーの監視のもとで酒類を卸した。
2つの仕事が終わってから、セイにリュウを呼び出してもらい、アムラ王国の見習村に様子を見に行くことにした。セイの分身体とダルダーロ一家が見てくれているので、放置してもいいとは思うのだが、少しは顔を見せておかないと、無責任過ぎる気がしてしまうのだ。
アムラ王国・見習村
「久し振りだな」
「お師匠様! よくぞお戻りくださいました!」
「移動の途中でちょっと寄っただけなんだが、何か問題は起こっていないか?」
「それなんですが、御神木様がレベリングを中止されたんです」
「それは俺からも言っていただろう」
「はい、お師匠様からもお聞きしてはいたんですが、今まであまりに簡単にレベルを上げることが出来ていたので、中には戸惑う者も出てしまっております」
「だがなイルオン、俺と縁のない者は、皆自身の力で必死に生きており、レベリングなど出来ないのだぞ」
「はい、重々承知しております」
「特別待遇を当然の事と考え、特別待遇が無くなった事に不平不満を言うような者は、後々世の中に害をなすと考え、師匠の責任として殺してしまうが、殺される覚悟はあるのか?」
俺の言葉を聞いて、イルオンの後ろに控えていた班員たちが、ギョッとして身をすくめていた。もしかしたら、言葉には出さなくても、イルオン直卒の見習も心に不平不満を持っていたのかもしれない。
「お師匠様、それほどの覚悟でおられたのですか?」
「俺がゴーランを処断した事は見知っているだろう?」
「はい」
「俺は他人にだけ厳しい下劣な人間ではないぞ、身内の不正にも厳格に対処する。いや、身内である以上、領主様やギルドの処分など待たずに、この手で滅殺してくれる!」
「よく聞いておけお前達、お師匠様の支援を当たり前と考え、驕り高ぶるような者は処罰される。我々は特別だから支援して頂けた訳では無い、可愛そうな存在だったから支援して頂けたのだ。今はもう、ビラン冒険者ギルドでも上位のレベルを誇っているのだ、これ以上のレベリングを望むのは、不遜以外の何物でもないと心得ろ!」
「「「「「はい!」」」」」
「それで他に報告することはあるのか?」
「はい、見習にも参加させれないような幼い者が増え、この村で78人を養う形になっております」
「養えないのか?」
「いえ、御神木様が食料を提供してくださってますし、ダルダーロ殿とラーラ殿が指揮してくださる実戦訓練で、十二分の獲物を狩る事が出来ています」
「見習に参加できるような新人は、冒険者ギルドから押し付けられていないのか?」
「押し付けられたかどうかは別にして、5人の見習いを受け入れております」
「班編成はどうやったのだ」
「御神木様に判断を仰ぎ、6人編成だった班に1人づつ加えてレベリングさせました」
「そう言う時はレベリングさせてくれるのだな?」
「はい、そのう・・・・・」
「何か言い難そうだな」
「はい、その機会を利用して自分のレベリングをしようとした班員が、御神木様から罰を受けました」
「どのような罰を受けたのだ?」
「雷撃魔法を受けて身体のあちこちが焼け焦げるような状態でした」
「それだけですんだのか?」
「いえ、10レベル下げる魔法をかけられました」
「それくらいは当然だな」
「お師匠様もそう思われるのですか?」
「当然の事だ、御神木様を欺き、レベルを上げる不正をしようとしたのだから、神罰は当然レベルに関する事になる。10レベルくらいで済ませて下さる、御神木様はお優しい。俺ならレベルを1まで落とし、この村から追放していたな」
「そうなのでございますか?!」
「俺の設立した村の者が悪行を働けば、当然それは俺の責任でもある。地の果てまで追いかけて行って、処断するのが俺の責務だよ」
「この身に誓って、お師匠様の評判を落とすような事はさせません!」
「これからも御神木様に相談して、この村を運営してくれ」
「はい、お任せ下さい」
俺は見習村に残っていた、班員や見習い未満の子供達に言葉をかけて回った。特に怯えている子供は、優しく抱きしめてあげた。口減らしの為に、家族から追い出された子供などは、見習村に入っても心から安心出来ていなかったのだろう。
俺が抱きしめて優しく背中をさすってあげると、嗚咽を漏らして泣きだすくらいだった。そんな子には、村に残っていた班員の中で、心根の優しそうな子を選んでお世話をするように指示した。
それらを済ませた俺は、後の事はセイと一心同体の御神木に任せ、急いで次の現場・イータリ国ナーポリに行くことにした。ダルダーロ殿とラーラ殿には特に会わなくても、御神木から伝言を伝えてもらえばいい。彼らは経験豊富な大人だから、俺が忙しくしていたら色々察してくれるだろう。
移動はもちろんリュウを呼び出して乗せてもらった。
「新見習パーティー編成」
1班:8人「イルオン」
2班:7人「ケイン」
3班:7人「ジェミニ」
4班:7人「ベルク」
5班:7人「ローザ」
6班:7人「アベル」
7班:8人「ミール」
合計:48人
見習い未満の新人:78人
イータリ国ナーポリの朝市
「親父さん、今日の相場はどうなっています?」
「暴落とは言わないが、全体的に昨日の1/2にまで値を下げている」
「そうか、だったら酒漬けダイオウイカの値段も下げた方がいいですね」
「確かに昨日ほどの飛ぶような勢いで売れてはいないが、それなりには売れているぞ?」
「港の相場は、ダイオウイカ騒動前まで下がってくれるのが理想だから、そうなるように酒漬ダイオウイカの値段を下げていきます」
「分かった、だが原価を切る訳にはいかないのだろう?」
「そうですね、加工のために人件費がかかっていますし、酒類の代金もかなりの金額ですから」
「重量当たり、普通のイカの2倍が最低価格か?」
「そうですね、極安のセルヴォワーズ使った物で2倍、安価なエールとワインを使った物で3倍、それなりのホップやワインを使った物で4倍ですね」
「分かった、その心算で売り出そう」
親父さんと話をした後で、海岸線の干場に行って今日の分のダイオウイカを1000匹渡した。そろそろ干場と干台が限界に来ている。セイと白虎に任せている分は、それこそ無制限に干場も干台も増やすことが出来るが、人間世界でそれはできない。
今1番期待しているのは、安価に作れるダイオウイカスルメだ!
塩もみせずに、ただ干しただけのダイオウイカだが、それだけに安価に作ることが出来る。問題は干す日数と、安価に塩分を増やす方法だ。乾いたダイオウイカに何度も海水をかけて、ダイオウイカスルメの表面に塩の結晶を作り出せば、塩魚の代わりに売れるかも知れないのだ。
新たな方法を指導した後で、再度リュウを呼び出して、今日2度目のビラン冒険者ギルド訪問を行った。オードリーに交渉内容を確認すると、何と10頭のジャイアント・レッドベアーを買い取ってくれると言う話だったので、テューレ殿にもう5頭、合計10頭のジャイアント・レッドベアーを預けた。そして解体出来てる分だけ、食肉部分を受け取ってナーポリに戻ることにした。
後に聞いた話では、アイテムボックス不足のビラン冒険者ギルドは、苦肉の策をとったそうだ。貸しがあったり取引関係にある商人から、アイテムボックス持ちを臨時で派遣してもらったり、魔法袋を貸与してもらう事にしたようだ。そうやって、俺から10頭のノーマル級ジャイアント・レッドベアー買い取った。
「ノーマル級ジャイアント・レッドベアー売価(食肉は売主の物)
20トン:10頭×5600万=5億6000万
「ミノル様! よくぞお戻りくださいました!」
「元気していたかい?」
「はい、オードリーは元気にさせて頂いておりました!」
「そうか、それはよかった。それでジャイアント・レッドベアーの在庫はどうなっている?」
「あ! もう在庫が無くなりました、ギルドマスターも次の獲物を心待ちにしておられます」
「そうか、だったら5頭くらいは買い取ってもらえるかな?」
「4頭なら確実ですし、5頭も大丈夫だと思います。ただ6頭となると、微妙だと思われます」
「そうか、4頭でも5頭でも構わないから、食肉部分は俺に帰すと言う条件で、買い取り交渉を始めてくれ」
「承りました! それは大丈夫だと思うのですが、問題はお酒の事なんですか」
「在庫が少ないのか?」
「いえ、それどころか全部売り切れてしまいました!」
「ふぇ? あの量が全部売り切れたのか?!」
「はい、街の外からも、多くの貴族や金持ちが買い取りの使者を送ってきましたので、争奪戦になってしまいました。
「そうか、だったら前回の倍くらい卸しておくべきか?」
「そうして頂ければ助かります」
俺とセイは、朝食を食べた後でリュウに乗って、ローファン王国・ビランにまで移動した。朝食まで望むリュウには、それ相応の対価を支払わせなければいけなかったからだ。それにビランの状況も気になっていたから、丁度いいタイミングだったとも言える。
委託販売の酒類に関しては、オードリーの監視のもとでギルド職員が毎日検品してくれている。それくらい厳しくしなければ、盗難や横流しが横行してしまうくらい、俺の卸す酒類は大人気になっていた。
俺が狩って来たジャイアント・レッドベアーの販売と、俺が卸す酒類の委託販売をする事により、冒険者ギルドの年商は10倍以上になったようだ。それどころか内部留保金は30倍以上になり、少々ジャイアント・レッドベアーの在庫を抱えてもビクともしない経営状態なのだが、問題は保管だった。
ジャイアント・レッドベアーだけを在庫にするわけにもいかず、急にアイテムボックス持ちを雇用するこは不可能で、魔法袋を手に入れる事も出来ない状態だった。
俺は心から信頼するテューレ殿に、5頭のジャイアント・レッドベアーを預け、オードリーの監視のもとで酒類を卸した。
2つの仕事が終わってから、セイにリュウを呼び出してもらい、アムラ王国の見習村に様子を見に行くことにした。セイの分身体とダルダーロ一家が見てくれているので、放置してもいいとは思うのだが、少しは顔を見せておかないと、無責任過ぎる気がしてしまうのだ。
アムラ王国・見習村
「久し振りだな」
「お師匠様! よくぞお戻りくださいました!」
「移動の途中でちょっと寄っただけなんだが、何か問題は起こっていないか?」
「それなんですが、御神木様がレベリングを中止されたんです」
「それは俺からも言っていただろう」
「はい、お師匠様からもお聞きしてはいたんですが、今まであまりに簡単にレベルを上げることが出来ていたので、中には戸惑う者も出てしまっております」
「だがなイルオン、俺と縁のない者は、皆自身の力で必死に生きており、レベリングなど出来ないのだぞ」
「はい、重々承知しております」
「特別待遇を当然の事と考え、特別待遇が無くなった事に不平不満を言うような者は、後々世の中に害をなすと考え、師匠の責任として殺してしまうが、殺される覚悟はあるのか?」
俺の言葉を聞いて、イルオンの後ろに控えていた班員たちが、ギョッとして身をすくめていた。もしかしたら、言葉には出さなくても、イルオン直卒の見習も心に不平不満を持っていたのかもしれない。
「お師匠様、それほどの覚悟でおられたのですか?」
「俺がゴーランを処断した事は見知っているだろう?」
「はい」
「俺は他人にだけ厳しい下劣な人間ではないぞ、身内の不正にも厳格に対処する。いや、身内である以上、領主様やギルドの処分など待たずに、この手で滅殺してくれる!」
「よく聞いておけお前達、お師匠様の支援を当たり前と考え、驕り高ぶるような者は処罰される。我々は特別だから支援して頂けた訳では無い、可愛そうな存在だったから支援して頂けたのだ。今はもう、ビラン冒険者ギルドでも上位のレベルを誇っているのだ、これ以上のレベリングを望むのは、不遜以外の何物でもないと心得ろ!」
「「「「「はい!」」」」」
「それで他に報告することはあるのか?」
「はい、見習にも参加させれないような幼い者が増え、この村で78人を養う形になっております」
「養えないのか?」
「いえ、御神木様が食料を提供してくださってますし、ダルダーロ殿とラーラ殿が指揮してくださる実戦訓練で、十二分の獲物を狩る事が出来ています」
「見習に参加できるような新人は、冒険者ギルドから押し付けられていないのか?」
「押し付けられたかどうかは別にして、5人の見習いを受け入れております」
「班編成はどうやったのだ」
「御神木様に判断を仰ぎ、6人編成だった班に1人づつ加えてレベリングさせました」
「そう言う時はレベリングさせてくれるのだな?」
「はい、そのう・・・・・」
「何か言い難そうだな」
「はい、その機会を利用して自分のレベリングをしようとした班員が、御神木様から罰を受けました」
「どのような罰を受けたのだ?」
「雷撃魔法を受けて身体のあちこちが焼け焦げるような状態でした」
「それだけですんだのか?」
「いえ、10レベル下げる魔法をかけられました」
「それくらいは当然だな」
「お師匠様もそう思われるのですか?」
「当然の事だ、御神木様を欺き、レベルを上げる不正をしようとしたのだから、神罰は当然レベルに関する事になる。10レベルくらいで済ませて下さる、御神木様はお優しい。俺ならレベルを1まで落とし、この村から追放していたな」
「そうなのでございますか?!」
「俺の設立した村の者が悪行を働けば、当然それは俺の責任でもある。地の果てまで追いかけて行って、処断するのが俺の責務だよ」
「この身に誓って、お師匠様の評判を落とすような事はさせません!」
「これからも御神木様に相談して、この村を運営してくれ」
「はい、お任せ下さい」
俺は見習村に残っていた、班員や見習い未満の子供達に言葉をかけて回った。特に怯えている子供は、優しく抱きしめてあげた。口減らしの為に、家族から追い出された子供などは、見習村に入っても心から安心出来ていなかったのだろう。
俺が抱きしめて優しく背中をさすってあげると、嗚咽を漏らして泣きだすくらいだった。そんな子には、村に残っていた班員の中で、心根の優しそうな子を選んでお世話をするように指示した。
それらを済ませた俺は、後の事はセイと一心同体の御神木に任せ、急いで次の現場・イータリ国ナーポリに行くことにした。ダルダーロ殿とラーラ殿には特に会わなくても、御神木から伝言を伝えてもらえばいい。彼らは経験豊富な大人だから、俺が忙しくしていたら色々察してくれるだろう。
移動はもちろんリュウを呼び出して乗せてもらった。
「新見習パーティー編成」
1班:8人「イルオン」
2班:7人「ケイン」
3班:7人「ジェミニ」
4班:7人「ベルク」
5班:7人「ローザ」
6班:7人「アベル」
7班:8人「ミール」
合計:48人
見習い未満の新人:78人
イータリ国ナーポリの朝市
「親父さん、今日の相場はどうなっています?」
「暴落とは言わないが、全体的に昨日の1/2にまで値を下げている」
「そうか、だったら酒漬けダイオウイカの値段も下げた方がいいですね」
「確かに昨日ほどの飛ぶような勢いで売れてはいないが、それなりには売れているぞ?」
「港の相場は、ダイオウイカ騒動前まで下がってくれるのが理想だから、そうなるように酒漬ダイオウイカの値段を下げていきます」
「分かった、だが原価を切る訳にはいかないのだろう?」
「そうですね、加工のために人件費がかかっていますし、酒類の代金もかなりの金額ですから」
「重量当たり、普通のイカの2倍が最低価格か?」
「そうですね、極安のセルヴォワーズ使った物で2倍、安価なエールとワインを使った物で3倍、それなりのホップやワインを使った物で4倍ですね」
「分かった、その心算で売り出そう」
親父さんと話をした後で、海岸線の干場に行って今日の分のダイオウイカを1000匹渡した。そろそろ干場と干台が限界に来ている。セイと白虎に任せている分は、それこそ無制限に干場も干台も増やすことが出来るが、人間世界でそれはできない。
今1番期待しているのは、安価に作れるダイオウイカスルメだ!
塩もみせずに、ただ干しただけのダイオウイカだが、それだけに安価に作ることが出来る。問題は干す日数と、安価に塩分を増やす方法だ。乾いたダイオウイカに何度も海水をかけて、ダイオウイカスルメの表面に塩の結晶を作り出せば、塩魚の代わりに売れるかも知れないのだ。
新たな方法を指導した後で、再度リュウを呼び出して、今日2度目のビラン冒険者ギルド訪問を行った。オードリーに交渉内容を確認すると、何と10頭のジャイアント・レッドベアーを買い取ってくれると言う話だったので、テューレ殿にもう5頭、合計10頭のジャイアント・レッドベアーを預けた。そして解体出来てる分だけ、食肉部分を受け取ってナーポリに戻ることにした。
後に聞いた話では、アイテムボックス不足のビラン冒険者ギルドは、苦肉の策をとったそうだ。貸しがあったり取引関係にある商人から、アイテムボックス持ちを臨時で派遣してもらったり、魔法袋を貸与してもらう事にしたようだ。そうやって、俺から10頭のノーマル級ジャイアント・レッドベアー買い取った。
「ノーマル級ジャイアント・レッドベアー売価(食肉は売主の物)
20トン:10頭×5600万=5億6000万
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