初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第94話帰りましょう
「セイ、どうやって戻ろうか?」
「リュウに来てもらえばよかろう」
「気軽に呼びつけてもいいのかな?」
「構わんよ、どうせ遠見の魔法でジャイアント・レッドベアーの調理法を涎垂(よだれた)らして見ていたはずだ、解体した肉の半分を渡すと言えばホイホイやって来るさ」
昨晩の内に大量の酒をドローン配送させて、今日は早朝からテトラ街に戻れるようにしていた。各セットや1本売りの酒を1万づつ買ったため、アイテムボックスに収納するのに想像以上に時間が掛かってしまった。
しかも俺が酒を取り寄せているのを見た白虎が、酒よこせと愚図愚図言うので、仕方なく古酒泡盛をくれてやることにした。まぁ白虎にはこれからもアグネスを任せることになるから、この程度の御褒美(ごほうび)をあげるのは当然だろう。
それとドワーフ用の酒とは別に、流用してしまった白虎用の泡盛も補充しておけなければいけないと思い、1万セット以外にもう1セット泡盛をドローン配送させた。そんなかんなで、料理を作り置きする時間が無くなってしまった。
「白虎に与えた泡盛」
泡盛・5年古酒・43度・1800ml×5本セット:26671
泡盛・8年古酒・30度・720ml×12本セット:21980
「1万セット購入した酒一覧」
泡盛・5升壺・44度・9000ml:33382
泡盛・5年古酒・43度・1800ml×5本セット:26671
泡盛・8年古酒・30度・720ml×12本セット:21980
泡盛・44度・1800ml×6本セット:16108
泡盛・44度・1800ml×6本セット:16108
U社・40度1800mlウォッカ6本セット:12880×5=64400
S社・40度1800mlウォッカ6本セット:12828×5=64140
テキーラ:40度750ml:1580
イエーガーマイスター:35度700ml:1270
ジン:47度750ml:1040
ブッカーズ:63度750ml:8999
アブサン:70度500ml:1679
ラム・ロンリコ151:75度700ml:1643
ウォッカ・スピリタス:96度500ml:1372
25億0383万4249使用
「誰がホイホイやって来るだ!」
「ほれやって来たではないか」
「悪いなリュウ、送り迎えさせて」
「ふん! 半分では許さんぞ、全部よこすのだ!」
「ああいいよ、元々リュウが狩ってくれた物だからな」
「主~、もっとジャイアント・レッドベアー喰いたいよ~」
「欲張るんじゃな、自分の食べる分は自分で狩るんだ。白虎ならジャイアント・レッドベアーも狩れるんだろう?」
「そうか、そうだな、今から狩ってくる!」
「それは駄目だ、一緒にテトラ街の戻るんだ」
「え~~、行かせてくれよ」
「待て待て、リュウよ、全部お前に渡してしまうと、ミノルは新しい料理を作れないがそれでもいいのか?」
「う!」
「どうなんだ?! 新しい料理を食べたくないのか!」
「仕方ないな、セイの言う通り半分でいい、だが使い残しじゃないものだぞ!」
「分かっているよ、少しでも使った物は渡さないよ、そんな汚い真似はせん。俺をどんな人間だと思ってるんだよ」
「ふむ、セイがディオの選んだだけのことはあるな、普通の人間族なら必ず誤魔化したリ騙そうとしたりするんだがな」
「この世界の人間族はそんな奴ばかりなのか?」
「そうだぞ、でなければ我が世界に攻め込んできたりするはずないではないか」
「情けない話だな」
「まぁそれも仕方がない事だ、弱肉強食は世界の掟だからな、おい、早くジャイアント・レッドベアー出すのだ!」
「おおそうだな」
俺は早くテトラ街に戻りたかったし、新しい料理を作って捨てられる部位を無くさないといけない。予想通り遠見の魔法で観察しているようだから、セイから分身体に伝えられるより早く料理法を知ることになるだろう。そうなると、開拓村の人達が料理の練習する前に、無理無体に作らせてしまうかもしれない。
上手に出来ればいいけど、初めての料理なら失敗して当然だ。それをリュウが分かってくれればいいけど、腹を立てて村人に八つ当たりでもしたら大惨事につながってしまう。出来るだけ前もって多くの料理法を伝えないといけない。
「さっさと乗るがよい」
「ちょっと待ってくれ、朝飯がまだなんだ」
「ふん、転移の魔法を使って移動するから大丈夫だ」
「おいおいおい、転移の魔法を頻繁に使ったら、原初の人間が怒り出すんじゃなかったか?」
「ふん、そんな話はとっくにつけてある、人間族の脅威となる竜を余の世界で引き受けることで、原初の人間も納得した」
「人間世界に子孫を移住させる事より、自分が美味しい物を食べることが優先か?」
「ふん、移住する世界などいくらでもあるが、地球の料理が喰えるのはここだけだからな、さっさと行くぞ!」
リュウに急かされて、俺達はリュウの背中に乗ることにした。転移の魔法を使うのだから、別に背中に乗らなくてもいいと思ったのだが、少しでも魔法の影響を減らすには、リュウと接触している方がいいらしい。前もって原初の人間と話し合っていた事と言い、リュウは口は悪いが意外と気を使うらしい。
さあ、見習い冒険者達の待つテトラ街に戻ろう!
「リュウに来てもらえばよかろう」
「気軽に呼びつけてもいいのかな?」
「構わんよ、どうせ遠見の魔法でジャイアント・レッドベアーの調理法を涎垂(よだれた)らして見ていたはずだ、解体した肉の半分を渡すと言えばホイホイやって来るさ」
昨晩の内に大量の酒をドローン配送させて、今日は早朝からテトラ街に戻れるようにしていた。各セットや1本売りの酒を1万づつ買ったため、アイテムボックスに収納するのに想像以上に時間が掛かってしまった。
しかも俺が酒を取り寄せているのを見た白虎が、酒よこせと愚図愚図言うので、仕方なく古酒泡盛をくれてやることにした。まぁ白虎にはこれからもアグネスを任せることになるから、この程度の御褒美(ごほうび)をあげるのは当然だろう。
それとドワーフ用の酒とは別に、流用してしまった白虎用の泡盛も補充しておけなければいけないと思い、1万セット以外にもう1セット泡盛をドローン配送させた。そんなかんなで、料理を作り置きする時間が無くなってしまった。
「白虎に与えた泡盛」
泡盛・5年古酒・43度・1800ml×5本セット:26671
泡盛・8年古酒・30度・720ml×12本セット:21980
「1万セット購入した酒一覧」
泡盛・5升壺・44度・9000ml:33382
泡盛・5年古酒・43度・1800ml×5本セット:26671
泡盛・8年古酒・30度・720ml×12本セット:21980
泡盛・44度・1800ml×6本セット:16108
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U社・40度1800mlウォッカ6本セット:12880×5=64400
S社・40度1800mlウォッカ6本セット:12828×5=64140
テキーラ:40度750ml:1580
イエーガーマイスター:35度700ml:1270
ジン:47度750ml:1040
ブッカーズ:63度750ml:8999
アブサン:70度500ml:1679
ラム・ロンリコ151:75度700ml:1643
ウォッカ・スピリタス:96度500ml:1372
25億0383万4249使用
「誰がホイホイやって来るだ!」
「ほれやって来たではないか」
「悪いなリュウ、送り迎えさせて」
「ふん! 半分では許さんぞ、全部よこすのだ!」
「ああいいよ、元々リュウが狩ってくれた物だからな」
「主~、もっとジャイアント・レッドベアー喰いたいよ~」
「欲張るんじゃな、自分の食べる分は自分で狩るんだ。白虎ならジャイアント・レッドベアーも狩れるんだろう?」
「そうか、そうだな、今から狩ってくる!」
「それは駄目だ、一緒にテトラ街の戻るんだ」
「え~~、行かせてくれよ」
「待て待て、リュウよ、全部お前に渡してしまうと、ミノルは新しい料理を作れないがそれでもいいのか?」
「う!」
「どうなんだ?! 新しい料理を食べたくないのか!」
「仕方ないな、セイの言う通り半分でいい、だが使い残しじゃないものだぞ!」
「分かっているよ、少しでも使った物は渡さないよ、そんな汚い真似はせん。俺をどんな人間だと思ってるんだよ」
「ふむ、セイがディオの選んだだけのことはあるな、普通の人間族なら必ず誤魔化したリ騙そうとしたりするんだがな」
「この世界の人間族はそんな奴ばかりなのか?」
「そうだぞ、でなければ我が世界に攻め込んできたりするはずないではないか」
「情けない話だな」
「まぁそれも仕方がない事だ、弱肉強食は世界の掟だからな、おい、早くジャイアント・レッドベアー出すのだ!」
「おおそうだな」
俺は早くテトラ街に戻りたかったし、新しい料理を作って捨てられる部位を無くさないといけない。予想通り遠見の魔法で観察しているようだから、セイから分身体に伝えられるより早く料理法を知ることになるだろう。そうなると、開拓村の人達が料理の練習する前に、無理無体に作らせてしまうかもしれない。
上手に出来ればいいけど、初めての料理なら失敗して当然だ。それをリュウが分かってくれればいいけど、腹を立てて村人に八つ当たりでもしたら大惨事につながってしまう。出来るだけ前もって多くの料理法を伝えないといけない。
「さっさと乗るがよい」
「ちょっと待ってくれ、朝飯がまだなんだ」
「ふん、転移の魔法を使って移動するから大丈夫だ」
「おいおいおい、転移の魔法を頻繁に使ったら、原初の人間が怒り出すんじゃなかったか?」
「ふん、そんな話はとっくにつけてある、人間族の脅威となる竜を余の世界で引き受けることで、原初の人間も納得した」
「人間世界に子孫を移住させる事より、自分が美味しい物を食べることが優先か?」
「ふん、移住する世界などいくらでもあるが、地球の料理が喰えるのはここだけだからな、さっさと行くぞ!」
リュウに急かされて、俺達はリュウの背中に乗ることにした。転移の魔法を使うのだから、別に背中に乗らなくてもいいと思ったのだが、少しでも魔法の影響を減らすには、リュウと接触している方がいいらしい。前もって原初の人間と話し合っていた事と言い、リュウは口は悪いが意外と気を使うらしい。
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