初老おっさんの異世界漫遊記・どうせ食べるなら美味しいものが喰いたいんだ!
第46話冒険者ランク
「さてミノル、今回の鑑定試験でランクFのノーラとランクEのプリネラを一撃で無力化しているから、本来なら最低でもレベルFを与えるべきなんだが、ギルドマスターが特例で与えられるランクはDまでなんだ」
「いえいえそれで十分です、村にいる時に狩った素材を売るために冒険者資格が欲しいだけで、あ、そうだ、街に入る時の税金対策もあるんですが、特に高ランクになりたい訳ではないです」
「そうか、そう言ってもらえるとありがたい。それとさっきの戦いぶりを見ると、村で狩ったと言う素材に期待が出来るのだが、どれくらいの獣や魔獣を狩っていたんだ?」
「物知らずで、獣や魔獣のランクを知らないので何とも言えないのですが、1番多いのはホーンラビットの毛皮と角です」
「ふむ、それは余り高値で買い取る事ができないな、需要は有るが供給量も多いから相場が安い、他にないか?」
「コボルトの毛皮と牙も沢山あります」
「それも相場が安いな、それだけか?」
「オークの皮と牙に陰茎・精巣・子宮・卵巣も沢山あります」
「皮と牙は安価だが、陰茎と精巣は精力剤としてそれなりに高値で買う事が出来るし、子宮と卵巣は不妊薬として同じくそれなりの高値で買い取り事が可能だ。まあ重量買いだから、それほどの金にはならないだろうが」
「いえ、数がありますから、それで大丈夫です」
「やはりな、あれだけ効果がある魔法を使うのだから、魔力総量はかなりのものだろうと思ったよ。だが残念だ、若い頃に冒険者になっていたら、その魔力量に応じた魔法を会得出来ていただろうに」
「なあに、今まで餓えることもなく暮らせてこれたんです、今のままでも十分満足していますよ。旱魃(かんばつ)にさえならなければ、今も村で気ままに暮らしていたはずです」
(ミノルは天性の詐欺師だな、よくそれほど嘘をポンポンと話せるものだ)
ウルサイ!
セイは黙っていろ!
「そうか、量が多いのなら買い取り受付に行くか? それとも解体倉庫に行った方がいいか?」
「受付に素材を沢山積み上げると目立ちますので、出来れば解体倉庫で御願します」
「そうか、では行こうか」
「親父さん、素材の品質を確かめてくれるか」
「マスター? なんです直接倉庫に持ち込むなんて?」
「量が多いそうなんだ、受付だと目立つのでな」
「量が多いと言っても大量発生のモンスター討伐じゃあるまいし、100も200もある訳じゃないでしょ」
「いや、食糧難の村を代表して素材を運んできたそうでな、実数は聞いてないが2・300はあるそうだ」
「ああ、一連の騒ぎの発端(ほったん)になった猟師の爺さんですな」
「爺さんは止めてくれ、せめておっさんにしてくれ!」
「悪い悪い、人間の冒険者で50代の現役など滅多にいないからな」
「50代と言ってもなったばかりだよ」
「分かった分かった、それで何を確認するんだ?」
「これだ」
俺はホーンラビットの毛皮・角を100づづ、コボルトの毛皮と牙を500づつ、オークの皮と牙も500づつ、陰茎・精巣・子宮・卵巣を250づつアイテムボックスから取り出した。だが想像以上に量が多かったのだろう、ギルドマスターと親父は驚愕していた。
「それとこれは秘蔵品なんですが、買取できますか?」
「いえいえそれで十分です、村にいる時に狩った素材を売るために冒険者資格が欲しいだけで、あ、そうだ、街に入る時の税金対策もあるんですが、特に高ランクになりたい訳ではないです」
「そうか、そう言ってもらえるとありがたい。それとさっきの戦いぶりを見ると、村で狩ったと言う素材に期待が出来るのだが、どれくらいの獣や魔獣を狩っていたんだ?」
「物知らずで、獣や魔獣のランクを知らないので何とも言えないのですが、1番多いのはホーンラビットの毛皮と角です」
「ふむ、それは余り高値で買い取る事ができないな、需要は有るが供給量も多いから相場が安い、他にないか?」
「コボルトの毛皮と牙も沢山あります」
「それも相場が安いな、それだけか?」
「オークの皮と牙に陰茎・精巣・子宮・卵巣も沢山あります」
「皮と牙は安価だが、陰茎と精巣は精力剤としてそれなりに高値で買う事が出来るし、子宮と卵巣は不妊薬として同じくそれなりの高値で買い取り事が可能だ。まあ重量買いだから、それほどの金にはならないだろうが」
「いえ、数がありますから、それで大丈夫です」
「やはりな、あれだけ効果がある魔法を使うのだから、魔力総量はかなりのものだろうと思ったよ。だが残念だ、若い頃に冒険者になっていたら、その魔力量に応じた魔法を会得出来ていただろうに」
「なあに、今まで餓えることもなく暮らせてこれたんです、今のままでも十分満足していますよ。旱魃(かんばつ)にさえならなければ、今も村で気ままに暮らしていたはずです」
(ミノルは天性の詐欺師だな、よくそれほど嘘をポンポンと話せるものだ)
ウルサイ!
セイは黙っていろ!
「そうか、量が多いのなら買い取り受付に行くか? それとも解体倉庫に行った方がいいか?」
「受付に素材を沢山積み上げると目立ちますので、出来れば解体倉庫で御願します」
「そうか、では行こうか」
「親父さん、素材の品質を確かめてくれるか」
「マスター? なんです直接倉庫に持ち込むなんて?」
「量が多いそうなんだ、受付だと目立つのでな」
「量が多いと言っても大量発生のモンスター討伐じゃあるまいし、100も200もある訳じゃないでしょ」
「いや、食糧難の村を代表して素材を運んできたそうでな、実数は聞いてないが2・300はあるそうだ」
「ああ、一連の騒ぎの発端(ほったん)になった猟師の爺さんですな」
「爺さんは止めてくれ、せめておっさんにしてくれ!」
「悪い悪い、人間の冒険者で50代の現役など滅多にいないからな」
「50代と言ってもなったばかりだよ」
「分かった分かった、それで何を確認するんだ?」
「これだ」
俺はホーンラビットの毛皮・角を100づづ、コボルトの毛皮と牙を500づつ、オークの皮と牙も500づつ、陰茎・精巣・子宮・卵巣を250づつアイテムボックスから取り出した。だが想像以上に量が多かったのだろう、ギルドマスターと親父は驚愕していた。
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