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奴隷魔法使い

克全

第220話褒美

『王城 謁見の間』

「大和尊、彩、よくぞ謀反人を捕縛いたした! 褒めてつかわす。」

『はは、有難き幸せ』
俺と彩はシンクロして返事した。

「常陸大公よ、その方もよくぞ働いた、それでこそ王国の藩屏たる大公家じゃ。」

「おほめの御言葉、有難き幸せでございます。これからも陛下の臣として忠誠を示していきます。」

「うむ! それでな、褒美の方じゃがな、大公家にはこの前の家中取り締まり不手際を、今回の功により不問といたす。」

「は、有難き幸せでございます。」

「さて、大和尊と彩への褒美じゃが、今回取り潰しに決まった4家の内、唐津6万石を与える! 大和尊には子爵の地位を与える。大和彩には準男爵の地位を与える。」

「国王陛下、真に有り難きこと成れど、今の私達には治める力がございません。僅か6騎の家臣を今日採用したばかりでございます。忝(かたじけな)くも、先日頂いた3万9998石の領地も治めかねております、今回の加増陞爵は辞退させていただきとうございます。」

「ならぬ! 余を暗殺しよとした不届き者を捕えたのじゃ、褒美を与えねば示しがつかん! 何より王国の寺奉行を務める貴族がかかわっておった、一味には伯爵家まで加わっておったのだ、町奉行や目付衆は、捜査をしていると申して手掛かり一つ見つけておらん。宗門大臣などは、どこに目を付けておることやら・・・・・信賞必罰! そなたに褒美を取らせ、宗門大臣と目付衆、町奉行は罰する!」

「誠に・・・・・誠に・・・・・有り難きこと成れど・・・・統治が出来ません。」

「その心配はいらん、王国の代官を派遣いたす。その方は、これまで通り家臣採用試験と大会を検分いたせ、ただ一つだけ、愚かな主君を持った4家の家臣にも応募を許すように!」

「は! 承りました。4家の家臣だった者も、試験と大会に参加させ、希望を持たせまする。能力が落ちる者も、魔境での冒険者として優先的に採用いたしまする。」

「うむ、それでこそ大和じゃ。家臣採用は慌てずとも好い、長く採用期間を設けてくれれば、士族卒族にも尚武の風潮が広まるであろう、さすれば王国の家臣団も引き締まる。それで、捕虜と被害者証人はいかがいたすのじゃ?」

「それにつきましては、我と大和殿で役割分担いたしまする。」
常陸大公が答えた。

「4家の貴族と家臣は、我が常陸家の下屋敷に収容いたします。」

「被害者と証人は、国王陛下から拝領いたしました大和家の屋敷に収容いたします。

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