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奴隷魔法使い

克全

第214話捕縛

(殿様、国王陛下との謁見が終わりました。)
(好かった、無事だったんだね。)
(はい!)
(陛下から、捕縛軍の副将に任じられました、でも指揮すべき家臣団は1兵も居りませんが。)
彩から、苦笑している雰囲気が伝わる。
(そうだね、やはり家臣は必要だね、文武大会では厳選して採用するけど、気心の知れた、多摩の冒険者は早めに家臣化しよう。)
(はい殿様、それで我々はどういたせばいいのでしょう?)
(府内・唐津・岩村・大給の全屋敷を襲撃して欲しいが、手勢は確保できているのか?)
(敵味方の判断が出来ないので、常陸大公家と土御門家の手勢だけです。土御門様は全魔術師を陛下の護衛に動員されるようです。)
(陛下に危険はないと思うが、警護を厳重にするのは仕方ないだろう、ならば、ほぼ常陸家単独だなな・・・・・王都に常駐してる常陸家家臣団は1000兵程度だろう?)
(この前の騒動も有り、実働出来るのは500程度とのことでした、100兵の部隊を5つ編成している最中です。)
(判った、先ずは4家の上屋敷に1隊づつ派兵してもらってくれ、1隊は、浅花寺勝倉院に来て欲しい。被害者と捕虜を安全な場所に移動させるか、ここを安全地帯にしたい。)
(判りました、大公殿下と相談してみます。)
(王国の牢屋だと、一味の者に口封じされるかもしれない、大公家の屋敷に十分な収容力と警備力が無ければ、寺を活用する)


『浅花寺勝倉院』
「彩、好く来てくれたね。」

「殿様、寂しかったです、僅かな時間でも殿様と離れることになって、改めて思い知りました、私は一瞬でも殿様の御側を離れたくは有りません、どうかこれからは私を御側から離さないでください、御願いでございます。」

「判った、約束するよ。」

絶対はあり得ない、でも、出来る限りの手を尽くそう。
彩以外にも信用できる戦士を側に置いておこう。

「それで、大公殿下はどう考えておられるのだ?」

「それは、自分が話させていただきます。」
常陸大公家の部隊長が話しかけてきた。

「只今、2つの下屋敷を片付けさせております。1つは不幸な被害者達用に、1つは捕虜用に。同時に国元に早馬を送り、家臣に王都に集まるように指示いたしました。」

「それなんだが、俺から魔力念話で冒険者村に連絡してもいいかな?」

「魔力念話でございますか?」

「そうだ、新設した常陸冒険者組合には、俺と念話出来る者が常駐している。その者に連絡を取り、飛行魔法で水戸城まで連絡に飛べば早い。」

「それは・・・・・私の独断では。」

「では、大公殿下に伝令を送ってくれ。」

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