奴隷魔法使い
第207話決断
決めた、正々堂々やってやる。
彩に恥じない生き方をしないと!
「奉行所の者ども! 我は王国士族、大和尊である。国王陛下暗殺犯の捜索中である。浅花寺勝倉院の坊主どもは、香具師と共謀し国王陛下暗殺を企てた! 今尋問いたしておるゆえ、その方どもは、そこに控えて居れ!!」
さて、これで奉行所の立ち位置がはっきりする。
国王陛下暗殺未遂事件に関わり合いの有る者がいれば、こじつけてでも攻め込んで来る。
闇奴隷売買に関わり合いの有る者がおれば、主犯達に報告に走るだろう。
清廉潔白なら、王城に注進に走るだろう。
「貴殿は大和様と申されるが、その証は有るのか? 我らも役儀柄、鵜呑みにして見逃すわけには参らん、証を立てていただけねば、包囲を解くわけにはいかん!」
よし、乗ってきた。
「包囲はこのまましておれ、その方どもが、先ず為すべきことはなんじゃ? 奉行所と王城に、大和尊が国王陛下暗殺犯を捕えたと報告することであろう! なにより、国王陛下暗殺未遂犯の黒幕が口封じに現れるかわからん! その方どもも、周囲を警戒せねば奇襲を受けるぞ! いや、その方どもの中に、国王陛下暗殺犯の共犯がいるのではないか? 誰がこの浅花寺勝倉院の異変を奉行所に知らせに行った? 知らせに行った者と懇意にしておる、いや、賄賂を受け取っている者は誰じゃ! その者が、国王陛下暗殺未遂犯の共犯者じゃ!」
「ば、ば、ば、馬鹿なことを申すな! 儂は、陛下の暗殺など知らん!!」
『ザワザワザワザワ。』
「おいおい、まさか宇陀様が・・・・・」
「でも、宇陀様は妙に羽振りが好かったよな?」
「確かに、奉行所の給料だけで、あの生活は無理だよな!」
「黙れ黙れ、だまれ~~~! 謂れ無き疑いをかけるなど、士族様でも許されませんぞ! 我が名誉にかけても、黙ってはおれません!」
馬鹿が、挑発にかかりやがった。
これで1人、奉行所内の共犯者が判った。
「ならば、決闘いたそう、身の潔白を証明いたしたいなら、武士らしく決闘で決めようではないか。係わりの無い者は、2回り遠巻きにいたせ、我が魔法のとばっちりを受けるぞ。」
「おいおいおい、どうするんだ?」
「おりゃ、国御陛下暗殺未遂犯の共犯疑いなんて受けたかねえよ。」
「だがよ、宇陀様に睨まれちゃ、後々やりにくいぜ。」
「大丈夫だよ、ここは坊主と香具師が仕切って好き勝手してた。」
「それが、赤子の手を捻る様に制圧されてるんだ。」
「噂通りの魔法使い様なら、宇陀様なんて一捻りだろう。」
「ザワザワザワザワ。」
結局、宇陀以外は、皆遠巻きに移動した。
彩に恥じない生き方をしないと!
「奉行所の者ども! 我は王国士族、大和尊である。国王陛下暗殺犯の捜索中である。浅花寺勝倉院の坊主どもは、香具師と共謀し国王陛下暗殺を企てた! 今尋問いたしておるゆえ、その方どもは、そこに控えて居れ!!」
さて、これで奉行所の立ち位置がはっきりする。
国王陛下暗殺未遂事件に関わり合いの有る者がいれば、こじつけてでも攻め込んで来る。
闇奴隷売買に関わり合いの有る者がおれば、主犯達に報告に走るだろう。
清廉潔白なら、王城に注進に走るだろう。
「貴殿は大和様と申されるが、その証は有るのか? 我らも役儀柄、鵜呑みにして見逃すわけには参らん、証を立てていただけねば、包囲を解くわけにはいかん!」
よし、乗ってきた。
「包囲はこのまましておれ、その方どもが、先ず為すべきことはなんじゃ? 奉行所と王城に、大和尊が国王陛下暗殺犯を捕えたと報告することであろう! なにより、国王陛下暗殺未遂犯の黒幕が口封じに現れるかわからん! その方どもも、周囲を警戒せねば奇襲を受けるぞ! いや、その方どもの中に、国王陛下暗殺犯の共犯がいるのではないか? 誰がこの浅花寺勝倉院の異変を奉行所に知らせに行った? 知らせに行った者と懇意にしておる、いや、賄賂を受け取っている者は誰じゃ! その者が、国王陛下暗殺未遂犯の共犯者じゃ!」
「ば、ば、ば、馬鹿なことを申すな! 儂は、陛下の暗殺など知らん!!」
『ザワザワザワザワ。』
「おいおい、まさか宇陀様が・・・・・」
「でも、宇陀様は妙に羽振りが好かったよな?」
「確かに、奉行所の給料だけで、あの生活は無理だよな!」
「黙れ黙れ、だまれ~~~! 謂れ無き疑いをかけるなど、士族様でも許されませんぞ! 我が名誉にかけても、黙ってはおれません!」
馬鹿が、挑発にかかりやがった。
これで1人、奉行所内の共犯者が判った。
「ならば、決闘いたそう、身の潔白を証明いたしたいなら、武士らしく決闘で決めようではないか。係わりの無い者は、2回り遠巻きにいたせ、我が魔法のとばっちりを受けるぞ。」
「おいおいおい、どうするんだ?」
「おりゃ、国御陛下暗殺未遂犯の共犯疑いなんて受けたかねえよ。」
「だがよ、宇陀様に睨まれちゃ、後々やりにくいぜ。」
「大丈夫だよ、ここは坊主と香具師が仕切って好き勝手してた。」
「それが、赤子の手を捻る様に制圧されてるんだ。」
「噂通りの魔法使い様なら、宇陀様なんて一捻りだろう。」
「ザワザワザワザワ。」
結局、宇陀以外は、皆遠巻きに移動した。
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