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奴隷魔法使い

克全

第183話生活

「何事でもお聞きください。」
構えたか、緊張してるな。

「繰り返すが、どんな答えであろうと秀子の採用は確定だ、ただ知って置きたいだけだ。」

「はい。」

「病気の父と幼い弟妹をどうやって養っていたんだい?」

「は、弓の稽古も兼ねて鳥獣や魚を射っておりました。」

「王都近くに狩場が有るのかい?」

「は、普通の獣なら王都近郊でもおります。」

「主に何を狩っていたんだい?」

「冬場は鴨が高く売れます、兎や貉も人気があります。」

「それで家族が養えるほどの収入になったのかい?」

「獲物の内で値の低い獣を食用にしました、特に父の病の薬にもなる鯉は弟妹も好きです。」

「川の鯉も矢で射ったのかい?」

「はい、朝夕は鯉や鮒なども、水面を飛び跳ねますので、そこを射ます。」

「それは素晴らしい腕だな、明日見せて貰うことはできるかな?」

「はい! 喜んで。」

「うん、ではこの弓と矢を貸し与えよう、稽古しておいてくれ。」

「これは?」

「魔獣の健と骨で創った、魔導武具だ。」

「な! 有り難き幸せ!」

「魚はいつもの矢で射ってくれ、これは非常時の為貸し与える。」

「日々怠ることなく鍛錬に励み、忠誠を尽くさせていただきます。」

「では、下がって引っ越しの準備をしておいてくれ、明日1番で笠懸場に参れ。」

「は! 下がらせていただきます、明日一番に笠懸場に参上させていただきます。」

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