奴隷魔法使い
第160話常陸大公家12
八溝山地は阿武隈高地と続く、比較的低いが中規模の魔境だ。騎兵は馬で、歩兵は駆け足で常陸大公軍は陸上を向かったが、俺と彩は盥空船で先乗りした。
「殿様、馬鹿な者どもでしたね。」
「うん、これでは大公も御苦労されていただろうね。」
「大公様は・・・・・」
「王都で御会いして御挨拶したけど、真っ当な方だったよ。」
「そうですか。」
彩も言葉に気を付けてるな、不敬な言葉遣いは出来んもんな。
「王都の家老も用人も真面(まとも)な人だったから、付家老の城代が思いあがっていたんだろうね。」
「さっきの処分を大公様も国王陛下も認めて下さるでしょうか?」
「大丈夫だと思うけど、反対なら王命で引っ繰り返されればいいだけさ。」
「殿様の面子(めんつ)は潰れてしまいませんか?」
「奴隷上がりの俺の面子なんかどうでもいいさ、むしろ潰れた方が名門の貴族士族は溜飲が下がって、俺への風当たりが少なくなるかもしれん。」
「どちらでも殿様の不利にはならないということですか。」
「うん、心配してくれてありがとう、大丈夫だよ」
「はい! 殿様!!」
「見えてきたな、冒険者組合が約束通り準備してくれてるね。」
「殿様、馬鹿な者どもでしたね。」
「うん、これでは大公も御苦労されていただろうね。」
「大公様は・・・・・」
「王都で御会いして御挨拶したけど、真っ当な方だったよ。」
「そうですか。」
彩も言葉に気を付けてるな、不敬な言葉遣いは出来んもんな。
「王都の家老も用人も真面(まとも)な人だったから、付家老の城代が思いあがっていたんだろうね。」
「さっきの処分を大公様も国王陛下も認めて下さるでしょうか?」
「大丈夫だと思うけど、反対なら王命で引っ繰り返されればいいだけさ。」
「殿様の面子(めんつ)は潰れてしまいませんか?」
「奴隷上がりの俺の面子なんかどうでもいいさ、むしろ潰れた方が名門の貴族士族は溜飲が下がって、俺への風当たりが少なくなるかもしれん。」
「どちらでも殿様の不利にはならないということですか。」
「うん、心配してくれてありがとう、大丈夫だよ」
「はい! 殿様!!」
「見えてきたな、冒険者組合が約束通り準備してくれてるね。」
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