奴隷魔法使い
第155話常陸大公家7
俺に対する襲撃時に、何時でも俺に助太刀できる態勢を取っていた者がいた。可也の武芸者だろう、常陸家に知人がいない以上、この漢を信じるしか道は無い。
「貴君、信じる仲間を選んで重臣共を取り押さえろ。」
「何故だ、御家のためになるのか?」
ほう、肝が据わってるな。
「このままでは常陸家は降格を免れん。」
「天下の御三家、大公家が降格などありえん。」
「王家の全権特使を襲撃し殺そうとしたんだ、大公殿下を無罪にするには家を処分するしかあるまい。」
「城代以下、重臣団の切腹か斬首では無理か?」
「国王陛下は、常陸家の財政赤字を解消させるための狩場設置と、狩りでの常陸家陪臣安全の為に囮狩場を設置しようと俺を派遣した。」
「ああ。」
「大公殿下も王家重臣団も納得の上でだ。」
「それで?」
「王都の全貴族家も興味津々だ、不公平な裁定はくだせん。」
「それが?」
「先代国王陛下が処分された、越前公爵家を忘れたか!」
「貴君、信じる仲間を選んで重臣共を取り押さえろ。」
「何故だ、御家のためになるのか?」
ほう、肝が据わってるな。
「このままでは常陸家は降格を免れん。」
「天下の御三家、大公家が降格などありえん。」
「王家の全権特使を襲撃し殺そうとしたんだ、大公殿下を無罪にするには家を処分するしかあるまい。」
「城代以下、重臣団の切腹か斬首では無理か?」
「国王陛下は、常陸家の財政赤字を解消させるための狩場設置と、狩りでの常陸家陪臣安全の為に囮狩場を設置しようと俺を派遣した。」
「ああ。」
「大公殿下も王家重臣団も納得の上でだ。」
「それで?」
「王都の全貴族家も興味津々だ、不公平な裁定はくだせん。」
「それが?」
「先代国王陛下が処分された、越前公爵家を忘れたか!」
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