奴隷魔法使い

克全

第101話甲府城

甲府城の近くで盥空船(たらいそらふね)を降下させたが、たった20分ほどで甲府城に着いたことに上使一行は唖然としていた。

上使一行は威厳(いげん)を整え甲府城の大手門(おおてもん)に向かっていったが、俺と彩は城下の冒険者組合に向かった。新たな狩場を確保するにあたって地元の冒険者組合に話を通しておきた勝ったのだ。

「失礼、私は王国士族の大和尊で、共にいるのは上級魔術師で妻の彩だ、組合長に会いたい。」

「は! 大和様? なぜここの?」

「うむ、多摩魔境で狩り過ぎると魔竜魔獣が全滅してしまうので、新しい狩場を開拓しようと思って参った」

「は! 只今ご案内します、暫(しばら)くお待ちください。」

「うむ、よしなに」

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