話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

奴隷魔法使い

克全

第90話上使

俺と彩は、王家の上使が来るまでの3日間、魔術師達を中心に冒険者団を実戦連携訓練を行った。トモコとヒロミは連携して安全に囮を務められそうだ。飛行組と防御組に分かれた初級魔術師達も、連携して囮が務められるグループが2組作れた。

『多摩奴隷冒険者砦』

「王家上使、正使の渡辺目付である。」
「同じく副使の小野田財務組頭である。」
「同じく副使の湯浅財務吟味組頭である。」

「はは~~~~。」

「本日は貴君の御提出した開拓願を検(あらた)めに参った。」

「はは~~~。」

俺は正座して土下座するだけ、事前に書類は審査されてるし、水面下の打ち合わせも済んでいる、形式・儀式を演じるだけだ。

「書類も完璧である、冒険者組合の支払い帳簿から貴君御財務状況も推察できる、が、実際に現金を見るのが役目、ここに開拓資金を出すように。」

俺は彼らの前に、金銀魔晶石の山をつくった
金貨銀貨で400億銅貨
大小魔晶石が1万個弱
彼らは真っ青になって固まってる!
ま、そうだろうな、帳簿の数字で見た金額と、積み上げられた金銀魔晶石じゃ迫力が天と地ほど違う。

「それと、こちらが王国と使者様に収めて頂く申請料・検視料でございます。」
俺は魔法袋から4つの三宝(さんぽう)に乗せた金銀貨を上使の前に出した。

「無粋になりますので、金銀魔晶石は袋に納(おさ)めるさせていただきます。」

上使達は羨(うらや)ましそうに袋に収められる金銀魔晶石を見ていたが、やっと自分たちの物に成る三宝の上に金貨に目が行ったようだ。貴金属が不足してるこの国では、金銀の価値は高く、王国の三宝には小金貨5枚で500万銅貨分、正使の三宝には大銀貨2枚と小銀貨5枚で25万銅貨分、副使の三宝には大銀貨1枚と小銀貨2枚と大白銅貨5枚で12万5000銅貨分となる。

正使の目付殿の年収が200万銅貨
副使の組頭殿の年収が70万銅貨
予定通り接待でもう少し鼻薬を利かせるか!

「奴隷魔法使い」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く