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奴隷魔法使い

克全

第51話ちゃんちゃん焼き

「買取長。金属の発注をしたいのですが、村の商店と組合ではどちらが便利ですか」
「そうですね。品質の均一性は、組合です。量も尊様と彩様なら、制限なしで予約できます。個人商店ですと、予約できる量に限りがありますが、安価な掘り出し物に出会えます。品質は目利き次第でしょう」
「判りました。鉄、銅、青銅をそれぞれ三十トン欲しいのですが」
「は。はい。手数料込みで、三千万銅貨に成りますが」
「前金が必要ですか」
「直ぐに手に入る量を確認の上で、御返事させていただきます。即日輸送可能なものは、折り返し輸送させます」
「では、お願いします」
「はい」
「彩。食材の買い出しに行こう」
「はい、旦那様」

俺は彩と連れ立って商店に向かった。

「旦那様。金属類は何に使われるのですか」
「純血種龍用の新兵器を創りだす」
「それに金属が必要なのですね」
「うん。でも金属だけじゃなく、属性に合わせて、木、火、土、金、水が必要になるんだ」
「そっか。他の属性は、自前で作成した方がいいものが出来るのですね」
「うん。金属製は、魔力使うより買った方が効率的だからね」
「はい。覚えておきます。旦那様」
「村人や冒険者に恨まれない範囲で、食材を買占めよう」
「はい」

『地下住宅:彩視点』
「今日はちゃんちゃん焼きにしよう」
「はい。私が作ります」
「一緒に作ろう」
「今日は作らせてください」
「‥‥‥任せたよ。俺は武器を試作しておく」
「はい。ありがとうございます。頑張って作ります」

鮭と野菜の下拵えをして。
二枚の岩盤バーベキュープレートにたっぷりのバターを溶かして、塩胡椒した鮭半身を皮目を下にしておく。
空いたプレートの部分に、一口大に切った玉葱・人参・ピーマン・キャベツ・もやし・榎木・マイタケを左右二つに分けて置いていく。
旦那様は少し辛目がお好きなので、右のプレートには白味噌・赤味噌・日本酒・唐辛子を合わせタイプを作り、左のプレートには私の好きな、白味噌・日本酒・黒砂糖を合わせたタイプを作る。
旦那様は自分の分と私の分、それぞれの好みの食事を作らないとお叱りになる。
食事は大切なものだから、自分が一番美味しいと思うものを食べなさい、愛するお前の美味しそうに食べる姿を見るのが、俺の幸せだと仰ってくださる。
私幸せです。

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