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奴隷魔法使い

克全

第45話多摩魔境のボス

「門番殿、魔境に純血種土属性魔龍がでた。御代官様に報告したい」
「なんと。御二人ともついてきてください」
「こちらの玄関からお上がり頂きます。先日御代官様から指示を頂いています。武装のままどうぞ」
「御代官様、尊様から御報告です、多摩魔境のボスが出たそうです」
「お入り下さい」
「「失礼します」」
「御二人とも報告いただき有り難い。いずれ出ると思っていたのだ」
「左様なのですか」
「うむ。あれだけ魔獣魔竜を狩れば、ボスが出てくるのは必然。組合も覚悟していただろうが、組合長以下の大量の冒険者が牢屋入りしている現状では、打てる手も少なかろう」
「私も出来る限りの攻撃をしましたが、全く歯が立ちませんでした。余程の事前準備をしないと。狩り損に成ります」
「狩り損。殺すだけなら出来ると言う言い方ですな」
「それは断言できませんが、木属性の武器を大量に準備しておけば、ボロボロにして倒せる可能性はあります。しかし・・・・・・」
「ほう。でも損ですか」
「ボスを倒してしまうと、魔境が崩壊して、魔獣魔竜がいなくなってしまいます。それは農民が田畑を失い、漁民が海を失うのと同じでございます」
「確かにな。魔境は上手に活用すべきか」
「はい、有力な輸出品が出来たのですから」
「奴隷大臣や奴隷千人頭達が言っていた、伊豆三宅大島や富士山のボス狩りは愚の骨頂だな」
「・・・・・・・」
「尊殿は口に出来んな。だが、ボスが出てきて狩りが出来るのか」
「はい、それは大丈夫です。今日も素早く狩って集めて逃げました。この後も、もう一度偵察兼ねて行って、狩り直す心算です」
「うむ、ではそうしてもらおう。組合には今直ぐ人をやって連絡する」
「では行ってきます」
「ご苦労」
「「御免」」

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