奴隷魔法使い
第32話地竜狩り
「アヤ、おはよう」
「おはよう、タケル。」
「アヤ、魔境まで二人で撒餌をしにいこう」
「うん。でも2人で大丈夫?」
「先の襲撃から尾行もなくなったし、慎重に探査魔法使えば大丈夫さ」
「うん、そうだね」
『昨日行った狩場』
うわ~、結構魔獣がいるじゃん。
狩らないともったいないかな?
「アヤ分かる?」
「うん、結構いるね、狩る?」
「そうだね。これから沢山魔法具作っていきたいし、狩ろう!」
「タケル、あれ地竜かな?」
「恐らく亜種竜だね。三千キログラム前後有るね」
「八頭いるのかな? あと小さいのが沢山遠巻きにしてるね」
「ああ、先ずは三千キログラム級八頭と五百キログラム級六頭を狩る! 最初は何時もの圧縮風魔法で喉を掻き切る方法を試す。それが効果なければ、昨日遣って見せたように、鼻か耳から入れて脳を潰してくれ」
俺とアヤは、圧縮風魔法を亜種竜の喉に叩き付けた。
危惧したような事もなく、易々と竜の喉を掻き切る事が出来た。
「タケル、いつも通りの圧縮風魔法で大丈夫だね」
「アヤ、小物だけど飛行魔獣と飛行魔竜を狩ろう」
「どうして?」
「自前の魔法飛行船を作りたい」
「あ、それいい、乗りたい!」
「一キログラムから百来キログラム位の小物翼竜しかいないけど、出来るだけ大きい奴狩ろう」
「どれくらい狩るの?」
「後百キログラム三十頭が魔法袋の限界だと思う。狩り終わったら速攻帰るよ」
「は~い」
『奴隷冒険者買取所』
「小人目付殿、買取お願いいたします」
「タケルか、どうした? 今日は撒餌だけだろ?」
「はい、その心算だったのですが、あまりに美味しそうな獲物だったので、つい狩っちゃいました」
「そうか、出せ」
「地竜、三千キログラム級八頭、五百キログラム級八頭、翼竜百キログラム級三十頭です。魔晶石は全部除外です。翼竜の革を鞣して飛行船を自作したいんですが?」
「あ~! また面倒なことを!」
「買取長、どうかな? 組合長に相談するか?」
「地竜の肉、皮、骨、血は売ってもらえるんでしょ? 革の鞣しも組合経由で契約してもらえるんでしょ? じゃ大丈夫です。タケル殿とアヤ殿には出来るだけ便宜計らうように、組合長から言われています。平民に成ってからも、ここで働いてもらいたいのが組合の総意ですから!」
「だとよ! 感謝しろよタケル」
「ありがとうございます」
「しかし、地竜が十四頭かよ! それに長年ここで受付しているが、三千キログラム級なんて初めて見るぞ! を、それと飛行船を自作するって? 魔道具組合で長年研究してても出来ないんだぞ! お前本当に造れるのかよ?」
「試作してみないと確約できませんが、頭の中では実現可能です」
「ほんと、お前は規格外だよ!」
「小人目付様、計算できました」
「お、いくらだ」
「亜種竜買取価格になります、全部で四十四頭二千八百五十万銅貨です」
「おいおいおい! お前らいい加減平民に成れよ! こっちが対応しにくいよ! どうせ、将来は士族や貴族になるんだろうが! 後々のこと考えたら、言葉遣いが面倒なんだよ」
「すみません、頃合いを見て申請しま。」
「早く頼むぞ! 俺達奴隷上がりの卒族事務方は、立場が面倒なんだよ。支払いは金貨と銀貨でいいか?」
そうだった、朝野小人目付様は長年奴隷を務めて卒族になられたんだよな。
「はい、お願いします」
「大金貨二枚、小金貨八枚、大銀貨四枚、小銀貨十枚でいいか? 確かめたら捺印しろ」
「ありがとうございます」
「ありがとうございました」
「アヤ、魔法袋を創るよ。」
「はい! 大きさはどうするの?」
「今日は魔力余裕が有るね?」
「うん、大丈夫、余裕あるよ」
「じゃ、おれは八千キログラム、アヤは三千五百キログラム」
「今日は昨日より綺麗に創りたいな」
「そうだね、僕もそうするよ」
「おはよう、タケル。」
「アヤ、魔境まで二人で撒餌をしにいこう」
「うん。でも2人で大丈夫?」
「先の襲撃から尾行もなくなったし、慎重に探査魔法使えば大丈夫さ」
「うん、そうだね」
『昨日行った狩場』
うわ~、結構魔獣がいるじゃん。
狩らないともったいないかな?
「アヤ分かる?」
「うん、結構いるね、狩る?」
「そうだね。これから沢山魔法具作っていきたいし、狩ろう!」
「タケル、あれ地竜かな?」
「恐らく亜種竜だね。三千キログラム前後有るね」
「八頭いるのかな? あと小さいのが沢山遠巻きにしてるね」
「ああ、先ずは三千キログラム級八頭と五百キログラム級六頭を狩る! 最初は何時もの圧縮風魔法で喉を掻き切る方法を試す。それが効果なければ、昨日遣って見せたように、鼻か耳から入れて脳を潰してくれ」
俺とアヤは、圧縮風魔法を亜種竜の喉に叩き付けた。
危惧したような事もなく、易々と竜の喉を掻き切る事が出来た。
「タケル、いつも通りの圧縮風魔法で大丈夫だね」
「アヤ、小物だけど飛行魔獣と飛行魔竜を狩ろう」
「どうして?」
「自前の魔法飛行船を作りたい」
「あ、それいい、乗りたい!」
「一キログラムから百来キログラム位の小物翼竜しかいないけど、出来るだけ大きい奴狩ろう」
「どれくらい狩るの?」
「後百キログラム三十頭が魔法袋の限界だと思う。狩り終わったら速攻帰るよ」
「は~い」
『奴隷冒険者買取所』
「小人目付殿、買取お願いいたします」
「タケルか、どうした? 今日は撒餌だけだろ?」
「はい、その心算だったのですが、あまりに美味しそうな獲物だったので、つい狩っちゃいました」
「そうか、出せ」
「地竜、三千キログラム級八頭、五百キログラム級八頭、翼竜百キログラム級三十頭です。魔晶石は全部除外です。翼竜の革を鞣して飛行船を自作したいんですが?」
「あ~! また面倒なことを!」
「買取長、どうかな? 組合長に相談するか?」
「地竜の肉、皮、骨、血は売ってもらえるんでしょ? 革の鞣しも組合経由で契約してもらえるんでしょ? じゃ大丈夫です。タケル殿とアヤ殿には出来るだけ便宜計らうように、組合長から言われています。平民に成ってからも、ここで働いてもらいたいのが組合の総意ですから!」
「だとよ! 感謝しろよタケル」
「ありがとうございます」
「しかし、地竜が十四頭かよ! それに長年ここで受付しているが、三千キログラム級なんて初めて見るぞ! を、それと飛行船を自作するって? 魔道具組合で長年研究してても出来ないんだぞ! お前本当に造れるのかよ?」
「試作してみないと確約できませんが、頭の中では実現可能です」
「ほんと、お前は規格外だよ!」
「小人目付様、計算できました」
「お、いくらだ」
「亜種竜買取価格になります、全部で四十四頭二千八百五十万銅貨です」
「おいおいおい! お前らいい加減平民に成れよ! こっちが対応しにくいよ! どうせ、将来は士族や貴族になるんだろうが! 後々のこと考えたら、言葉遣いが面倒なんだよ」
「すみません、頃合いを見て申請しま。」
「早く頼むぞ! 俺達奴隷上がりの卒族事務方は、立場が面倒なんだよ。支払いは金貨と銀貨でいいか?」
そうだった、朝野小人目付様は長年奴隷を務めて卒族になられたんだよな。
「はい、お願いします」
「大金貨二枚、小金貨八枚、大銀貨四枚、小銀貨十枚でいいか? 確かめたら捺印しろ」
「ありがとうございます」
「ありがとうございました」
「アヤ、魔法袋を創るよ。」
「はい! 大きさはどうするの?」
「今日は魔力余裕が有るね?」
「うん、大丈夫、余裕あるよ」
「じゃ、おれは八千キログラム、アヤは三千五百キログラム」
「今日は昨日より綺麗に創りたいな」
「そうだね、僕もそうするよ」
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