奴隷魔法使い
第28話襲撃
『冒険者組合』
「さすけ組合長殿、相談が有るのですが」
「なんでしょう?」
「魔晶石を埋め込んだ装備を作りたいのです」
「ほう、具体的にはどのような装備をお考えですか?」
「武具に魔晶石を埋め込み、常に余分な魔力を魔晶石に貯えたいのです。そうすれば、非常時に魔法が使用できると思って」
「ふむ、それだけ大量の魔晶石を確保できますかな?」
「今回魔境で狩った魔獣から手に入れた魔晶石は六十一個です。アヤと折半したので一人当たり三十個になります。これを魔法陣を刻んだ武具に埋め込んで、魔法防具を創りたいのです」
「確かにいちいち魔法袋やポケットから魔晶石を出していては、命懸の戦闘中には合わず、手遅れになるかもしれませんな。分かりました。信頼できる刀鍛冶、細工師、甲冑師をご紹介しましょう」
「お願いいたします」
『狩場』
「きりと殿、みつお殿。今日は尾行者の気配が多すぎます! 総勢百人はいます。強襲を仕掛けてくるかもしれません!」
「分かりました。皆に注意しておきましょう」
「皆、今日は尾行者が百人以上いるそうだ。強襲が有るかもしれん! 有るとすれば、狩りでタケル殿とアヤ殿が魔獣と戦闘に入った直後だ。その時は御二人を円陣で御護りするぞ!」
「「「「「へい!」」」」」
「撒餌に魔獣が集まってきたぞ!」
尾行していた奴らの気配が近づいてくる。
皆に防御陣形を取るように指示しないと。
「敵襲!!」
俺は叫んだ。
「防御陣形!」
きりと殿が、俺の意を汲取り素早く指示を出した。
皆が急いで俺とアヤの守るために陣形を整えた。
魔獣の狩りと敵襲の防御を同時にやらないと。
「魔猿だ。アヤは自分に防御壁魔法を展開。俺も展開しつつ狩る」
「私も狩るわ」
「無理せず防御最優先だ! アヤの安全が、俺にとっては何よりも大切なんだ」
「弓隊、確認次第放て!」
きりと殿が襲撃犯に弓を射る指示を出した。
「魔猿は三百頭を超えてるか? 一頭百キログラム前後か? 狩りとしては魔法効率悪いな」
冒険者は上手く襲撃犯を撃退しているか?
うん、大丈夫だな。
強襲側は大した腕じゃない。
凄ざましい勢いで矢が飛来。
タケルの外套に突き刺さった!
ち、油断した!
竜材を使った強化複合長弓か!
「きゃ~、タケル!」
「さすけ組合長殿、相談が有るのですが」
「なんでしょう?」
「魔晶石を埋め込んだ装備を作りたいのです」
「ほう、具体的にはどのような装備をお考えですか?」
「武具に魔晶石を埋め込み、常に余分な魔力を魔晶石に貯えたいのです。そうすれば、非常時に魔法が使用できると思って」
「ふむ、それだけ大量の魔晶石を確保できますかな?」
「今回魔境で狩った魔獣から手に入れた魔晶石は六十一個です。アヤと折半したので一人当たり三十個になります。これを魔法陣を刻んだ武具に埋め込んで、魔法防具を創りたいのです」
「確かにいちいち魔法袋やポケットから魔晶石を出していては、命懸の戦闘中には合わず、手遅れになるかもしれませんな。分かりました。信頼できる刀鍛冶、細工師、甲冑師をご紹介しましょう」
「お願いいたします」
『狩場』
「きりと殿、みつお殿。今日は尾行者の気配が多すぎます! 総勢百人はいます。強襲を仕掛けてくるかもしれません!」
「分かりました。皆に注意しておきましょう」
「皆、今日は尾行者が百人以上いるそうだ。強襲が有るかもしれん! 有るとすれば、狩りでタケル殿とアヤ殿が魔獣と戦闘に入った直後だ。その時は御二人を円陣で御護りするぞ!」
「「「「「へい!」」」」」
「撒餌に魔獣が集まってきたぞ!」
尾行していた奴らの気配が近づいてくる。
皆に防御陣形を取るように指示しないと。
「敵襲!!」
俺は叫んだ。
「防御陣形!」
きりと殿が、俺の意を汲取り素早く指示を出した。
皆が急いで俺とアヤの守るために陣形を整えた。
魔獣の狩りと敵襲の防御を同時にやらないと。
「魔猿だ。アヤは自分に防御壁魔法を展開。俺も展開しつつ狩る」
「私も狩るわ」
「無理せず防御最優先だ! アヤの安全が、俺にとっては何よりも大切なんだ」
「弓隊、確認次第放て!」
きりと殿が襲撃犯に弓を射る指示を出した。
「魔猿は三百頭を超えてるか? 一頭百キログラム前後か? 狩りとしては魔法効率悪いな」
冒険者は上手く襲撃犯を撃退しているか?
うん、大丈夫だな。
強襲側は大した腕じゃない。
凄ざましい勢いで矢が飛来。
タケルの外套に突き刺さった!
ち、油断した!
竜材を使った強化複合長弓か!
「きゃ~、タケル!」
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