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奴隷魔法使い

克全

第25話謀議

「肝属ご用人様、お呼びでございますか?」

「うむ、奴隷魔法使いの件じゃ」

「は! 手の者に見張らせております」

「そちの意見を聞こう」

「なまなかの方法では、確保は無理かと」

「そちの手の者を総動員してもか?」

「御家の者を使うと、事件が露見した場合、御家が改易となります」

「それは、失敗した場合であろう?」

「九割九分九厘、失敗いたします!」

「なに!?」

「最近では、二人の魔法使いの実力は桁外れに成長しております。五つの火球や風球を同時に展開し、時間差で攻撃いたします。更に調べましたところ、タケルの方は剣、槍、体術共に一流で、目録を授かっております」

「まことか!?」

「はい。こちらが同時に十兵で襲っても、魔法で簡単に撃退されます。更に常に四十六兵の冒険者と四十六人の人夫が一緒です。ですから、全員を同時に皆殺しにしなければなりません。その上で、御家の死者負傷者を全員回収しなければ、必ず露見いたします」

「御家の者を使わなければよかろう。そちが強盗に使っている、盗賊団の者達を総動員してはどうじゃ?」

「あの者達では、抵抗せぬ民は殺せても、魔法使いには歯が立ちません。いや、一流の冒険者にも勝ち目はございません」

「諦めるのは惜しすぎる手練れ、何とか誘拐できぬか?」

「御家を潰す覚悟がおありになるならば!」

「う! ならば、犯罪者組合にアヤの誘拐を依頼してはどうじゃ? 無理ならば、最初にタケルの暗殺だけでも依頼してはどうじゃ?」

「試されるなら依頼いたしますが、成功の見込みは低うございます」

「構わぬ、やれ!」

「は! 承りました」

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