魔法武士・種子島時堯
第199話播磨国英賀御堂占領
1544年2月1日『播磨国・英賀御堂』種子島権大納言時堯・16歳
俺は本願寺勢力を壊滅させるべく、本願寺証如と後見人・顕証寺蓮淳の逃げ込んだ英賀御堂を攻め落とすことにした。だがここで1つ問題があった、それはやたらと戦線を広げる事で、不要な死傷者を出す可能性があると言う事だった。じっくりと時間を掛けて守護・国衆・地侍に脅しをかければ、無駄な合戦を起こすことが防げるのだ。
だから今は支配下に入った国の開墾開発に力を注ぎ、新たに召し抱えた家臣団に教育と訓練をほどこすことを優先したていた。決した民百姓に乱暴狼藉を働かない、本当の護国軍を創設するためには、ここで手を抜くわけにはいかない。まして10万人の狂信的一向衆を兵に加えたのだ、1度折った脚の骨をキスして治す奇跡を繰り返すことで、一向宗から種子島寺の信者に改宗させた。
予定では日前神宮・國懸神宮をはじめとする神道に改宗させるはずだったのだが、狂信者を改宗させるのは至難の業だった。だが空を翔ける奇跡を見せつけ、大岩を落とすと言う神罰仏罰に加え、直接一向衆の脚を神罰仏罰で骨折させ、その折れた骨を治すと言う奇跡を一向衆の身に刻み付けることで、ようやく心を入れ替えさせる事が出来た。
つまり狂信する対象が一向宗の教えや本願寺証如から、俺個人に移らせる事でようやく改宗させる事ができた。そんな元一向衆に農業に従事させる事に成功したのが年があけた1月だった。年末年始は朝廷や大宰府の行事で忙しかったし、畿内各国領と九州・琉球諸島・台湾・対馬・朝鮮倭館・蝦夷国と視察に飛び廻る必要もあり、とても播磨国まで手が回らなかったのだ。
そこで第1から第5までの南蛮船で編成された艦隊に、2万の陸軍兵を乗せて英賀御堂を揚陸奇襲する事にした。元々艦隊に乗り組んでいる海軍兵は5万兵いるが、航海術や操船術といった特殊能力を持った水兵海兵を損耗させる訳にはいかない、だから陸軍兵を乗せて攻撃する事にしたのだ。
総兵力7万の艦隊を英賀沖に集結させ、まずは俺が英賀御堂を急襲した。英賀御堂にいた一向衆の脚を全て叩き折り、全く抵抗を受ける事無く敵前上陸を成功させるつもりだった。そしてその計画はまんまと図に当たり、英賀御堂にいる全信者と同じく信者である英賀城主・三木通明とその全家臣団の脚を折ることに成功した。
「全ての敵の脚は折って来た、乱暴狼藉をする事無く、本願寺証如に騙されている民百姓を助け出せ!」
「「「「「おう~」」」」」
俺の命令一下、上陸用ボートに乗った種子島家陸軍兵が続々と揚陸を開始した。彼らは殆ど何の抵抗も受けずに英賀御堂と英賀城を占領したが、残念ながら本願寺証如と幹部たちは何所かに逃げ去った後だった。
後で捕虜にした一向衆から聞きだした話によると、俺が石山本願寺を攻め落とした直後に、英賀では何時俺が襲ってくるか分からないので、急ぎ種子島家領から離れた場所に本拠を移したそうだ。
俺は本願寺勢力を壊滅させるべく、本願寺証如と後見人・顕証寺蓮淳の逃げ込んだ英賀御堂を攻め落とすことにした。だがここで1つ問題があった、それはやたらと戦線を広げる事で、不要な死傷者を出す可能性があると言う事だった。じっくりと時間を掛けて守護・国衆・地侍に脅しをかければ、無駄な合戦を起こすことが防げるのだ。
だから今は支配下に入った国の開墾開発に力を注ぎ、新たに召し抱えた家臣団に教育と訓練をほどこすことを優先したていた。決した民百姓に乱暴狼藉を働かない、本当の護国軍を創設するためには、ここで手を抜くわけにはいかない。まして10万人の狂信的一向衆を兵に加えたのだ、1度折った脚の骨をキスして治す奇跡を繰り返すことで、一向宗から種子島寺の信者に改宗させた。
予定では日前神宮・國懸神宮をはじめとする神道に改宗させるはずだったのだが、狂信者を改宗させるのは至難の業だった。だが空を翔ける奇跡を見せつけ、大岩を落とすと言う神罰仏罰に加え、直接一向衆の脚を神罰仏罰で骨折させ、その折れた骨を治すと言う奇跡を一向衆の身に刻み付けることで、ようやく心を入れ替えさせる事が出来た。
つまり狂信する対象が一向宗の教えや本願寺証如から、俺個人に移らせる事でようやく改宗させる事ができた。そんな元一向衆に農業に従事させる事に成功したのが年があけた1月だった。年末年始は朝廷や大宰府の行事で忙しかったし、畿内各国領と九州・琉球諸島・台湾・対馬・朝鮮倭館・蝦夷国と視察に飛び廻る必要もあり、とても播磨国まで手が回らなかったのだ。
そこで第1から第5までの南蛮船で編成された艦隊に、2万の陸軍兵を乗せて英賀御堂を揚陸奇襲する事にした。元々艦隊に乗り組んでいる海軍兵は5万兵いるが、航海術や操船術といった特殊能力を持った水兵海兵を損耗させる訳にはいかない、だから陸軍兵を乗せて攻撃する事にしたのだ。
総兵力7万の艦隊を英賀沖に集結させ、まずは俺が英賀御堂を急襲した。英賀御堂にいた一向衆の脚を全て叩き折り、全く抵抗を受ける事無く敵前上陸を成功させるつもりだった。そしてその計画はまんまと図に当たり、英賀御堂にいる全信者と同じく信者である英賀城主・三木通明とその全家臣団の脚を折ることに成功した。
「全ての敵の脚は折って来た、乱暴狼藉をする事無く、本願寺証如に騙されている民百姓を助け出せ!」
「「「「「おう~」」」」」
俺の命令一下、上陸用ボートに乗った種子島家陸軍兵が続々と揚陸を開始した。彼らは殆ど何の抵抗も受けずに英賀御堂と英賀城を占領したが、残念ながら本願寺証如と幹部たちは何所かに逃げ去った後だった。
後で捕虜にした一向衆から聞きだした話によると、俺が石山本願寺を攻め落とした直後に、英賀では何時俺が襲ってくるか分からないので、急ぎ種子島家領から離れた場所に本拠を移したそうだ。
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