呪いで常識を失ったのでロリと旅に出る
第269話 絶対歳相当いってる
「というわけで大丈夫だ」
「逆に頭はダメなのではないですか?」
辛辣なめぐも良いね!
「そろそろいいかのう……?」
俺がトリップしめぐが俺を心配し、のじゃロリが困惑しているという謎の状況。そんな状況を一番動かしたかったのはのじゃロリの様だ。俺はいつもの事だしめぐももう慣れてきたけど他の人からしたらあいつら何してんだって感じだよね。
もしいきなり熟女について語りだす人が目の前に現れたら俺もフリーズするしどうしたらいいかわからない。それが敵であれ一般人であれあいつ頭おかしいんじゃねってなる。
で、だ。そんな状態になってたらやる事は一つだよね?
「先手必勝!」
俺はのじゃロリに向けて防御のスキルを放つ。逆向きにかけて魔力干渉やスキルを発動させないようにするあのチート行為。そして一時的に気絶させるために全力でダッシュして相手の頭に掌底を叩き込む。
めぐの警戒具合から考えると武器を取り出すよりもさっさと片付けたほうがいいだろうからこれが最善! 衝撃を直接通せば脳が揺れるため対人でこのコンボをいきなり食らえばほぼ確定でやれる。
そう、普通の対人であれば。
「面白いスキルじゃな?」
「うわっ!?」
のじゃロリは俺の手を余裕の表情で受け止め逆にパンチを打ち込んでくる。攻撃が外れた時点でやばいと思って透過していて正解だった。のじゃロリのパンチは俺の体をすり抜け空振りに終わる。
しかしそのパンチには明確な殺意とヤバ気な攻撃力を感じた。そして動きがほとんど見えなかった。幼女の手が体を突き抜けている謎の快感に酔いしれそうになるがとっとと離脱。
「ほう? これはこれは。お主、人間じゃないのか?」
「正真正銘人間だけどそっちは何者だよ」
掴まれていた腕も透過したためなんとか離れて距離を取り再びめぐの横に立つ。俺がかけた防御も壊されていて相手が圧倒的に俺より強いという事がわかり鳥肌が立つ。こののじゃロリまじでやべえわ。絶対歳相当いってる。
のじゃロリがどうとか言ってる場合じゃない。この世界の人間じゃ太刀打ち出来ない存在だろう。俺の防御を剥がすのは俺がスキル発動時の防御力を突破する攻撃力が必要だ。不屈も発動してるし物理で壊されるのそうそうないと思ってたんだけどな。
「わしは……四天王の一人ってとこかのう?」
嘘だろ。え、前の世界で俺とかぼこぼこにしてたあいつはじゃあどんな立ち位置なの? 雑魚じゃないけどこののじゃロリには遠く及ばないからそこまで高位の存在ではなかった?
うん、言われてみればそうか? 人間の所に斥候として送り込まれた軍隊だろうし、そこの指揮官が魔王軍の中でトップクラスの実力持ってたら人材すくねえってなる……か?
魔王の下に四天王、四天王のそれぞれの下に軍隊、とかそういう感じだろうか? うわめんどくさ。でもその位じゃないと人間の数に勝てないからとりあえず大人しくしてたって感じ? わからん。四天王でこんだけ強けりゃ余裕で世界滅ぼせる気がするんだが。
「お兄ちゃん、あいつは魔王軍の中でも武闘派のケイティ。二つ名を付けるとしたら破壊と暴虐ってところかな」
「ふむ? わしの事を知っとる人間がおるのか。人前に出たのなんぞ相当昔のはずじゃが……。しかしその神気、神の先兵とやれるとは刺激的じゃのう。つまらん仕事かと思っておったが楽しめそうじゃな」
その言葉と共にのじゃロリケイティは明らかな戦闘態勢に入る。そして俺の事ではなくめぐの事をその目に捉えている。俺では完全に太刀打ちできないが、かといってめぐに戦闘を任せてしまうというのもよろしくない。
つまりこれはめぐ、女神様との初めての共同作業というやつなのでは? めぐと連携して行動するの? 俄然テンション上がって来たわ。めぐと一緒にいるだけで幸せなのに二人だけで共通の目的をもって行動出来るとか何? 俺死ぬかもしれんわ。
「む……? なんじゃお主ら……?」
「流石お兄ちゃん。ありがと」
「よくわからんけどどういたしまして」
お礼を言われたのでとりあえず返事をする。相手も反応していた所を見るに何か俺がしたようだ。俺が今したことは信仰心を改めて高めた、これが影響したのならそれはつまりめぐの戦闘力は俺の信仰心次第なのでは?
透視を使って見てもよくわからないがきっとそう。状況的にそれしかないだろう。もしくは俺からの愛かな。信仰心ってほとんど愛みたいなもんだから同じか。
つまりめぐは俺の信仰心で出来ている、そう言う事でいいですか。
「お兄ちゃん、なんとか撃退して逃げようと思う」
「合点承知。プランは?」
「腹パンかまして気絶させて手足縛って頭に袋かぶせよう」
「何言ってんの!?」
めぐが急に狂気じみたこと言い出して思わず突っ込みを入れてしまった。イリスの影響かもしれん。いや、クロエ……いやいやあかねか? 純真なめぐになんてことを吹き込むんだ。でも絵面的に相当やばいことになるけどめぐが真剣だからいいか、やるか。
この場合は俺が肉盾、めぐが攻撃。おっけーおっけー。ロリに殺意込めて殴られるなんてご褒美滅多にもらえないし俺にうってつけの立ち位置だな。ばっちこいや。フラフィー達のはなんだかんだそこまで殺意感じないからノーカンでお願いします。
なんか待っててくれているのでこちらから仕掛けさせてもらおうかな。
「逆に頭はダメなのではないですか?」
辛辣なめぐも良いね!
「そろそろいいかのう……?」
俺がトリップしめぐが俺を心配し、のじゃロリが困惑しているという謎の状況。そんな状況を一番動かしたかったのはのじゃロリの様だ。俺はいつもの事だしめぐももう慣れてきたけど他の人からしたらあいつら何してんだって感じだよね。
もしいきなり熟女について語りだす人が目の前に現れたら俺もフリーズするしどうしたらいいかわからない。それが敵であれ一般人であれあいつ頭おかしいんじゃねってなる。
で、だ。そんな状態になってたらやる事は一つだよね?
「先手必勝!」
俺はのじゃロリに向けて防御のスキルを放つ。逆向きにかけて魔力干渉やスキルを発動させないようにするあのチート行為。そして一時的に気絶させるために全力でダッシュして相手の頭に掌底を叩き込む。
めぐの警戒具合から考えると武器を取り出すよりもさっさと片付けたほうがいいだろうからこれが最善! 衝撃を直接通せば脳が揺れるため対人でこのコンボをいきなり食らえばほぼ確定でやれる。
そう、普通の対人であれば。
「面白いスキルじゃな?」
「うわっ!?」
のじゃロリは俺の手を余裕の表情で受け止め逆にパンチを打ち込んでくる。攻撃が外れた時点でやばいと思って透過していて正解だった。のじゃロリのパンチは俺の体をすり抜け空振りに終わる。
しかしそのパンチには明確な殺意とヤバ気な攻撃力を感じた。そして動きがほとんど見えなかった。幼女の手が体を突き抜けている謎の快感に酔いしれそうになるがとっとと離脱。
「ほう? これはこれは。お主、人間じゃないのか?」
「正真正銘人間だけどそっちは何者だよ」
掴まれていた腕も透過したためなんとか離れて距離を取り再びめぐの横に立つ。俺がかけた防御も壊されていて相手が圧倒的に俺より強いという事がわかり鳥肌が立つ。こののじゃロリまじでやべえわ。絶対歳相当いってる。
のじゃロリがどうとか言ってる場合じゃない。この世界の人間じゃ太刀打ち出来ない存在だろう。俺の防御を剥がすのは俺がスキル発動時の防御力を突破する攻撃力が必要だ。不屈も発動してるし物理で壊されるのそうそうないと思ってたんだけどな。
「わしは……四天王の一人ってとこかのう?」
嘘だろ。え、前の世界で俺とかぼこぼこにしてたあいつはじゃあどんな立ち位置なの? 雑魚じゃないけどこののじゃロリには遠く及ばないからそこまで高位の存在ではなかった?
うん、言われてみればそうか? 人間の所に斥候として送り込まれた軍隊だろうし、そこの指揮官が魔王軍の中でトップクラスの実力持ってたら人材すくねえってなる……か?
魔王の下に四天王、四天王のそれぞれの下に軍隊、とかそういう感じだろうか? うわめんどくさ。でもその位じゃないと人間の数に勝てないからとりあえず大人しくしてたって感じ? わからん。四天王でこんだけ強けりゃ余裕で世界滅ぼせる気がするんだが。
「お兄ちゃん、あいつは魔王軍の中でも武闘派のケイティ。二つ名を付けるとしたら破壊と暴虐ってところかな」
「ふむ? わしの事を知っとる人間がおるのか。人前に出たのなんぞ相当昔のはずじゃが……。しかしその神気、神の先兵とやれるとは刺激的じゃのう。つまらん仕事かと思っておったが楽しめそうじゃな」
その言葉と共にのじゃロリケイティは明らかな戦闘態勢に入る。そして俺の事ではなくめぐの事をその目に捉えている。俺では完全に太刀打ちできないが、かといってめぐに戦闘を任せてしまうというのもよろしくない。
つまりこれはめぐ、女神様との初めての共同作業というやつなのでは? めぐと連携して行動するの? 俄然テンション上がって来たわ。めぐと一緒にいるだけで幸せなのに二人だけで共通の目的をもって行動出来るとか何? 俺死ぬかもしれんわ。
「む……? なんじゃお主ら……?」
「流石お兄ちゃん。ありがと」
「よくわからんけどどういたしまして」
お礼を言われたのでとりあえず返事をする。相手も反応していた所を見るに何か俺がしたようだ。俺が今したことは信仰心を改めて高めた、これが影響したのならそれはつまりめぐの戦闘力は俺の信仰心次第なのでは?
透視を使って見てもよくわからないがきっとそう。状況的にそれしかないだろう。もしくは俺からの愛かな。信仰心ってほとんど愛みたいなもんだから同じか。
つまりめぐは俺の信仰心で出来ている、そう言う事でいいですか。
「お兄ちゃん、なんとか撃退して逃げようと思う」
「合点承知。プランは?」
「腹パンかまして気絶させて手足縛って頭に袋かぶせよう」
「何言ってんの!?」
めぐが急に狂気じみたこと言い出して思わず突っ込みを入れてしまった。イリスの影響かもしれん。いや、クロエ……いやいやあかねか? 純真なめぐになんてことを吹き込むんだ。でも絵面的に相当やばいことになるけどめぐが真剣だからいいか、やるか。
この場合は俺が肉盾、めぐが攻撃。おっけーおっけー。ロリに殺意込めて殴られるなんてご褒美滅多にもらえないし俺にうってつけの立ち位置だな。ばっちこいや。フラフィー達のはなんだかんだそこまで殺意感じないからノーカンでお願いします。
なんか待っててくれているのでこちらから仕掛けさせてもらおうかな。
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